決算報告書作成を楽しく、付加価値を付ける

この数週間、決算報告書作成に集中していた。 ソフトはJDLを使っているが、ノートパソコンの機嫌が悪く、ブルースクリーンの連続には参った。ウイルスソフトと合わないのか、10分間くらいしか安定しない。待っていても仕方がないので、先週から、別のノートを立ち上げて、入力した項目と領収書などの書類のチェックをしていく。

起業して5年目になると、この決算報告書作成もかなり楽しい。

日頃は日々、あるいは週単位での仕事のチェックをしているが、一年間という範囲で見直してみると、セミナ・サービスというのは、季節労働者だと実感する。

当たり前のことなのだが、お客様は平日に参加されるので、お盆やお正月、年度末、学期末などは開催しない。いいかえると、この辺りがプライベートタイムになる。海外出張や、国内出張の日程は、セミナの開催時期とずらしているが、明確なルールはなかった。

以下、気づいたことを挙げてみる。

1. 固定費と変動費

固定費はセミナー会場費用、講師謝礼、交通費などであるが、弊社の古文書セミナーは毎回、美味しいお菓子を出しているので、この価格が変動する。予め、予算化はしているのだが、季節の和菓子をいただくとなると、その時期しか味わえないから予算はあってないようなものだ。

交際費も変動する。個展の案内や、伝統芸能の発表会などにはできるだけ参加しているが、これも月によってばらつきがありすぎる。
江戸の古文書セミナーを主宰しているので、能楽、狂言、歌舞伎などは趣味と仕事との境界線がなくなっている。新しい企画、お客様の募集などに関わるセミナや勉強会なども、できるかぎり参加しているが、申込後にキャンセルした例もかなりあった。反省。

2. 課外活動は週に三回まで

すべてのセミナはご縁や出会いなので、予算を決めて、それに制限させることのないようにしている。体力的に週に三回が限度なのは、それ以上は頭に入らないし、消化できないからだ。
申込をしたときに、目的、何が学べるかをしっかり記録しておかないと、キャンセルか、無理をして出向くかの判断ができない。

3. 二次会はスルーする

早朝から仕事が待っている時は、やはり、不義理をして、懇親会をさぼって帰ってくる。無理して参加しても楽しくないから。固定したメンバーの懇親会も今年は、スルーしようと思っている。その代わりに、新しい人との出会いや、ネットワーク形成に当てたい。

4. 書籍費が少なかった

県立図書館の目の前に住んでいるのに、昨年はほとんど本を借りていない。六本木ヒルズのライブラリー会員になっているので、新刊のビジネス書は、斜め読みしているが、お金を出して、自分の本にしたいと思うようなものが少なかった。
アマゾンのおかげで、絶版になった本も買える。中古なので価格もかわいく、たくさん買っても費用がかからなかった。今年はもう少し、じっくりと読む本を探そう。

5. エクストラバージン・オリーブオイルのリピーター

弊社ではエクストラバージン・オリーブオイルを 販売しているが、何度もリピートされるお客様がいるのに驚く。「夫がこの味に馴染んでいて、別のを買ってくると気に入りません、またお願いします」とか、 「長年この味になれたせいか、これでないと使えません」などといううれしいメイルをいただく。こんなに感謝されているのだから、今年はオリーブオイルの販 売にもっと力をいれてみよう、と思った。

6. 活動拠点は偏っている

浜町、水天宮、六本木、有楽町、上野、九段下、恵比寿、渋谷、信濃町、飯田橋、立石、この辺りを中心に活動している。山手線の上野から先、新宿から先には、ほとんど出かけない。江戸の町歩きを始めたおかげで、少し活動の範囲が広がったが、湯島、深川、両国などだ。

東京以外では、佐渡と、京都、大阪にしか出かけない。すべて仕事がらみの出張で、そういう意味では、趣味の旅を楽しむ時間がない。軽井沢や入間のアウトレットにも行きたいのだが、仕事がらみの案件がないので、難しい。だれかお声をかけてください。

7. イタリアに行っていない

仕 事を始めた主な理由が、イタリアに仕事の打合せで出かけることだった。昨年は、日程調整が合わなかった。欲張って、イベントに合わせて出かけようとした ら、難しかった。これもご縁なので、バリに住む親友を訪ねて、なんとか、ローマ、フィレンツェ、そして、南の地方を回りたい。イタリア語のファッションSNSにも参加しているし、イタリア語の勉強も再開した。

8. まとめ

一 年分をあらためて眺めていると、知り合った人、会合、セミナ、打合せなどが次々と、浮かんできて楽しい時間を過ごせる。自分では予想もできなかったよう な、新しい出会いや仕事の始まりがあって、人生もなかなか悪くないと思うひとときだ。いろいろと、新しい企画や、自分がやらなければいけないことなどが、 たくさん出てきて、一年の始めよりも、もっと具体的に活動が始まるような気がする。
一年も折り返しの時期に来て、何ができるのか、あるいは、何に手をつけなければいけないのか、じっくりと考えることができた。

【お買い物中毒な私!】 試写会に行ってきました

最近、映画をみていないなあ、と思っていたら、ちょうどぴったりな映画の試写会に当りました。

お買い物中毒な私!
NYCに暮らすレベッカ・ブルームウッドは、25歳。一流ファッション雑誌の記者を夢見ているが、ひとつだけ大きな秘密があった。

それは、お買い物。
1. 嫌なことがあったから
2. いいことがあったから
3. きれいになりたいから
4. 流行はおさえたいから
5. 頑張った自分へのご褒美だから
6. なんたって安くなっていたから
7. お買い物は一期一会!、運命の出会いだから!!

この1から7までにチェックが5つ以上つく人は、お買い物中毒かも。

ひと味違った、ビジネスキャリア・サクセスストーリーとして楽しむのが最高。長年、米国系企業に勤めていたので、オフィスのレイアウトやNYCの町並みが懐かしい。経済不況など、どこの国のことと思わせる明るさがある。

そして、ファッション。主人公のレベッカは、流行のファッションに飛びつき、SALEの4文字が見えると、仕事も忘れて並んでしまう。日頃、そこまでは入れないような高級ショップの中まで見えて本当にわくわくする。

ところで、このレベッカのファッション、実はメイドインジャパンもあるのだ。『プラダを着た悪魔』や『セックス・アンド・ザ・シティ』を担当したファッションのカリスマ、パトリシア・フィールドが、わざわざ来日して、渋谷の109で選んだお洋服がたくさん登場する。このあたりも見ていると本当にキュートで、ビビットで、かわいいのだ。

カードの支払が貯まり積もって1万ドル近いレベッカは、どうやってそこを切り抜けるのか、サクセスするのか、それは見てのお楽しみである。

しかし、笑った。久しぶりに心から笑えたストーリーである。この試写会のために流行のオシャレをして出かけてしまったくらい。そういうわくわく感まで味わってほしいと思う。
たわいもない夢物語かもしれないが、今を生きる忙しすぎる女性にぴったりだ。ところどころに真実や、そしてサクセスのための術が隠されていて、あなたのヒントになるかもしれない。

5月30日(土)全国ロードーショー

昔コピーした数ページから、元の本を探し出す

うちのお客様のお話である。以前、図書館で借りた本の数ページをコピーして大切に保管、していたが、その題名やいつ借りたのかをすっかり忘れてしまった。この数ページを元にオリジナルの書籍を見つけ出すことはできないだろうか、と相談を受けた。

内容は、平安中期の歌人、藤原実方(ふじわら さねかた)朝臣の「かくとだにえやはいぶきのさしも草さしもしらじな燃ゆる思ひを」から作者の解説、歌の解説が続くというもの。

内 容が限定されているので、知人の文学部教授に確認してもらった。すると、わずか数分間で、「百人一首一夕話」ではないかと、回答をもらう。さすが、専門家 は違う。百人一首の作者の詳しい解説と、歌の解釈が分かりやすく載っているというもので、岩波から出ているはすだという。

さっそく丸善本店に出向いて、調べてもらった。ここでは、題名さえ分かれば、 オンライン書店 e-hon というシステムがあって、ISBN番号も出てくる。しかし,調べた結果はすべて注文できません。つまり、絶版扱いになっていた。

次に考えたのは、アマゾンである。ここでは中古本も扱っているからと、探してみたら、見つかった。それも4、5点載っている。

ここでまた、難しいことが出てきた。この本は上下二冊で完結しているのだが、古本は上巻のみとか、下巻のみ、あるいは、二冊セットの価格です、などと書いてあって、どれを選んだらよいか迷う。

幸い価格は安いので、送料をいれても700、800円くらい、とりあえず、良 と書かれているものを何冊か、頼んでみた。お客様にお渡しして、自分もよい機会だから読んでみようと思ったのだ。

アマゾンのシステムも優秀だ。同一の本を重複して頼むと、警告が出て、注文しますか、キャンセルしますか、どちらか選んでくださいと聞かれた。これは、ついうっかりと同じ本やCDを注文しないように、チェック機能が備わっているのだ。

後は、届くのがまたお楽しみである。もしかしたら、違う本かもしれないが、これはこれ単独で、なかなか面白い本なのだ。

インターネットのおかげで、昔は時間とお金をかけなければ実現しなかったサービスが、手軽に享受できる。ありがたいと思った。

ラ・フォル・ジョルネ「熱狂の日」音楽祭

連休は、恒例のラ・フォル・ジョルネ「熱狂の日」音楽祭に出かけました。

2005 年に始まったこの音楽祭、1500円程度で生の演奏が聴けるということで、クラシック界に新しい風を興しました。ずっと五日間公演していたのですが、さす がに今年は少なくなって三日間のみです。気づいたときは、ほとんどのチケットは完売で、ようやく5/3に手に入れたヘンデルを聴きにいきました。

ヘンデル/ストコフスキ−: 「メサイア」よりパストラル・シンフォニー
ヘンデル       : 合奏協奏曲 作品6-12
ヘンデル/ハーティ  : 管弦楽組曲 「水上の音楽」

東京都交響楽団
小泉和裕(指揮)

5,000人以上入る大ホールでの演奏なので、どうかと思っていたら、場所がよかったのか(二階の中程中央)、すばらしい音響で、生演奏の醍醐味を味わうことができました。

気軽に音楽に親しめるという意味でも価値ある公演で、来年も引き続き、開催してくれることを願っています。

短い時間で、適切なコメントを返す術

最近つきあっているSNSでは、コメントがかなりの速さで付き、みんなそれに丁寧に応えるのを主旨としている。

だから時間のない人や、コメントの返しが辛くなると、コメント欄を閉じてしまう。

これはとても勿体ないことなのだ。リアルでないネットのつきあいでは、おたがいがチャットのようにコメントをやり合うことで、より深い交流が生まれる。

書いてくれたコメントを読み、それに適切な返事を書くことは、もしかしら、江戸から続く、連句の作法に似ているのかもしれない。

現代に暮らすわたしたちにとって、短い時間で適切なメイルを書いたり、返事を書くのは不可欠な技能だ。それが苦手だと、メイルの返信ができなかったり、人と打合せをする連絡が遅れたりする。

手紙には定例文、時候の挨拶などがあるが、ネットのコメントを書くにもいくつかのキーワードがある

1. 相手のことを誉め、感謝する
すてきなコメントありがとうございます

2. 相手の意見に敬意を示す
○○について、詳しいご意見、ありがとうございます。

3. 相手から教わることが楽しいと示す
○○について、みなさまから教わるが多く、勉強になります。

コメントを書く時は、自分という言葉は忘れよう。あなたの意見、感想、提案に対して、感謝しますといういい方で統一する。

相手に何か、モノ・サービスを売り込むとき、自分の話ばかりしているセールスパーソンはいないはず。相手の考え、気持ちを聞くことからビジネスは始まるのだ。

そして、こちらの意図が分かってくれるような上質な友人ネットワークを築きたい。友だちは数ではなく、どれだけ濃密な時間を過ごせるかだと思う。

メイルの返事にも、ありがとうの言葉はわすれないように。相手はきっとかなりの時間をかけて、この手紙を書いているのだ。

1. 相手に何かを依頼する場合
締切は必ず二三日前倒しにすること。三日前になったら、リマンドの手紙を書く

2. 相手に返事を書くとき
いつもありがとうございます、という言葉を入れること。
締切に遅れないように、貰ったら48時間以内に返事を書こう。

江戸、深川を歩く。そして、コミュニティの運営について

「江戸から学ぶ会(江戸コミュ)」というコミュニティを主宰しているが、昨日のあすなろBLOGカンファレンスはとても参考になった。

コミュニティとは、どんな会であれ、求心力が必要だ。面白いから、他では得られないから、あるいは、お金儲けに繋がるから、などという理由で人は集う。

江戸コミュも開催当初は賑わっていたのが、会を重ねるごとに窮屈になり、集まりが悪くなっていった。メンバからのご要望に応えて、専門家によるセミナを開催したのだが、メンバ以外の参加が多くて弱った。

仕 事の片手間にやっているものだし、趣味の会なので、煩い会則などもない。丁寧なフォローもできない。まず日程を調整するのがいちばんの難題で、それに合わ せてセミナの内容などを詰めていく。これを半年やって、解散しようかと思ったら、続けてほしいというメンバの意見が出て思いとどまる。

他のコミュニティの幹事の方からのアドバイスも受け、再構築してみた。

1. 日程については、主宰者が独断で決める。
2. 定例会を作る  初期は第三土曜日、今は第三日曜日
3. 事前に出欠はとらない
4. 当日、集合場所に時間の合う人が集まる
5. 2月から江戸の町歩きを始めた
6. 定例会に雨が降れば、40階カフェでのおしゃべり会となる
7. 緩やかな縛りで、宿題も発表会もない
8. 江戸検定のためには平日夜に特訓クラスを開設
9. 集まった人たちが楽しい時間を過ごせるようにする
10. 初心者も楽しめるように、江戸の名所名跡を訪ねる

こ れで始めたら、初回から毎回、新しい方が参加されるようになった。最近は、江戸好きの外国人もやってくる。新しい方々に聞いてみると、以前のセミナ中心の 会は、難しい勉強会だと思われていたらしい。それが町歩きをすることで、なんだ初心者でも楽しいのだ、と発見されたという。

中身はそれほど変わっていないのに、形式をちょっと変えるだけでずいぶんと印象が変わる。楽しいことには、ひとは集まるのだ。四五人から、七八人くらいの集団はどこに行くのも快適。昼食を取るのも予約なしに入れる。

一応下見には行くが,それも楽しみのひとつだ。今回は深川江戸資料館で、江戸小唄の会を聞くことができた。また、小名木川の土手には桜が満開だった。日頃、都心を丁寧に歩くことなどないから、気持ちよい一日が過ごせる。

江戸の町は、歩くことで成り立っていたから、思いがけないところに隣の名所があったりする。
たとえば、本日訪れた深川不動堂と、富岡八幡宮は歩いて二分くらい。昔は、同じ敷地内にあったのではないかと、思うくらいだ。

こ の富岡八幡宮には、伊能忠敬の像があって、ここから日本地図の測量を開始したという。そんな歴史的モニュメントなのに、解説が日本語だけなので、簡単なサ マリーでいいから英語で載せたらいいと、話していたら、近くにいた地元の方から、教育委員会に言ったらいいわ、とアドバイスされた。

深川 江戸資料館で、江戸の長屋の町並みを見て,お昼は、深川めしを食べようということになった。入った店は、江戸風の作りで、なかなか面白い。あさりの炊き込 みご飯が深川めし、味噌汁をかけていただくのが、ぶっかけ飯の深川丼になる。この店では、この二つが半分づつ食べられて楽しい。

江東区は江戸の歴史的建物や文化について、熱心に保存しようとしている。

深川江戸資料館
http://www.kcf.or.jp/fukagawa/index.html

芭蕉記念館
http://www.kcf.or.jp/basyo/index.html

深川不動堂 大本山成田山新勝寺 東京別院
http://fukagawafudou.gr.jp/

富岡八幡宮
http://www.tomiokahachimangu.or.jp/

昼食 深川浜
http://r.gnavi.co.jp/a868901/  オンラインの予約はできません

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第3回あすなろBLOGカンファレンスに行ってきました

わたしにとって、渡辺千賀さんは、特別な方です。シリコンバレーいるに彼女のブログを拝見して日本に来られることを知り、第1回あすなろBLOGカンファレンスに参加しました。

そのことがきっかけとなり、米国半導体メーカーに勤務していた経験などから、こちらでブログを書かせていただいています。千賀さんのセミナを聞かなかったら、ここで書くこともなかったと思うと、人との縁の不思議さを感じます。

さて、本題ですが、今回の渡辺千賀さんのお話は、とても明るい話題でした。

インターネットが成長から収穫期に向かっているという。アメリカにはまだ未公開企業だが、超高収益ベンチャーがあり、若くて複数のベンチャーを立ち上げた経験のある社長がざくざくいる。
そんな人たちが提供するサービスのいくつかを紹介してくれましたが、聞いているだけで,元気が出てくる。

OpenTable
レストランの予約と着席システムと直結  グルナビで予約までできるもの。
レストランに予約システムを導入する。インターネットに直結。リアルタイムで予約できる。10,000件を越えるレストランと繋がっている。 ASPになっていて、40億円の利益がある

Zappos
オンライン靴屋さん。売り上げ 1000億円 2008年
郵送料ただ、返品できる。コールセンターの人の質が高い。レベルが高い、なんでも売れると強調。CEO Tony Hsiehは中国系の30歳、24歳のときの会社LinkExchangeをマイクロソフトに売却して、また立ち上げた。若くて経験のある社長が増えてきた。そういう人たちがざくざくいる。当たり前になっている。

Eye-Fi
カメラのメモリチップ とそれを使い、どうやって使うかのサービスを売る。

Chumby
flickrからの写真を流したり、いろいろと楽しめるリナックスベースの端末

Pure Digital
画質がよくないが、すぐにアップできる。画質が悪くてもネットワークに簡単に繋げて送りやすいサイズなので売れた。
三月にシスコが買収した。150億円の売り上げ、ハードウエアー 類計100万台

Netflix
DVDが郵送で送られてくる。戻しも無料。Xboxに搭載。オンディマンドでダウンロードして、コンテンツが見られる。

まだまだ続くのだ。アメリカのベンチャー企業が収益をあげているのを聞いていると,日本ではどうやったらいいのかと考えてしまう。

次の話も興味深い。

■個人の時代でのブログの役割

情報発信 自分の専門を作る
情報収集 旬の専門家の今の情報を入手

自分の専門のことをどんどん書き続ける
頑張って英語で書くと、世界に発信できる

ブログでオンラインのネットワーク作り

三年以上先のことを心配しない、一年くらいのことを考え
力をつければよい。

自分が成長できる場所を探すのは自分の責任。どこからも降ってこないので、探す努力が責任である。

未来をビジュアライズする

広く見る
調べる
ちょっと試してみる
俯瞰して逆算する

具体的には

1. やりたいことを膨らませて、怖いことの比率を少なくする。
日常的な細かな具体感を見せて、膨らませていく、新しいことに挑戦するのにいい。

2. 俯瞰する
逆算してゴール設定をする。優しくする。まず自分のやってみたいことの具体例を示し、全体像を掴む。むやみに動き回らない。

3. 知ってみる努力をする。
怖い、知る努力をする。自分のやってみたいことをやっている人の話を聞く。恐怖のほとんどの原因は知らないだけ。

渡辺千賀さんのお話を聞いていると、こちらも何かしなくちゃという気分にさせられる。待っていては何も始まらないのだから、自分の立ち位置を見つける努力を続けよう。そして、楽しく、明るくがいい思う。

時間制限のある方が上手くいく

新しい企画を考えたり、複雑な行程がある仕事を始めるときは、その後に打合せや会議を入れないようにしていた。時間的に制限があると、自由な発想や考えがまとまらない気がしていたのだ。

だが、仕事が忙しくなって、何本かの打合せを抱えていると、そんな暢気なことはいっていられない。午後の会議の資料を午前中に作ることも出てきた。そんな時間との格闘をしながら、どうも違うなあと思うようになった。

1. 時間制限がある方が、仕事のメリハリがつく
2. 時間制限があると、休憩も短時間で切り上げ、集中できる
3. 時間制限があるときの方が、アイディアが浮かぶ
4. 時間を大切に使うには、その仕事に割り当てる時間も決めてしまう
5. 締切が近づくと頑張る人は、時間制限が有効である

こう書いていくと、いいことづくめのようだが、実際に取りかかるまでの助走が必要だ。何かがきっかけになって、一気に仕事が進む。

たとえば、こんなアイスブレークが考えられる。

1. コーヒーをドリップで入れている時、次の仕事の段取りを考える
2. 新聞を読み終えたら、仕事に取りかかろう
3. いちばん簡単ですぐにできることを見つける
4. 乾燥マンゴー、カシュウナッツなどをつまみながら、気持ちをほぐす
5. 気に入った音楽をかけて、五分間、瞑想してみる

要するにみなさんがいうように、やる気にさせるには何が有効かということなのだ。もちろん、個人差があるし、好き嫌いがあるから、自分にあった方法を見つけるしかない。

ただ何回か、試してみると分かるものだ。継続は力なりというか、やる気にさせる努力も継続することで効果がでる。

森美術館、ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションは面白い

六本木ヒルズの53階にある森美術館で、2009年4月4日(土)〜7月5日(日) まで開催されている『万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより』の公開講座に出かけたきた。

今回のセッションは、心が震えるほどすばらしかった。以下に主催者からの案内文を紹介する。

「現代アートを社会に開く−コレクターの視点から」
多様化する現代美術の表現方法、その動向を紹介するとともに、ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団の活動を糸口にコレクターが美術を支援すること、社会に向けてできることについて考えます。

出演:フランチェスカ・フォン・ハプスブルク(ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団理事長)、ダニエラ・ジーマン(ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団チーフ・キュレーター)、南條史生(森美術館館長)
モデレーター:荒木夏実(森美術館キュレーター)

 

こ ういうセミナやイベントにはもう何十回と参加しているが、今回は特別だった。フランチェスカさんのお話を聴いているうちに、魂のこもった言葉に本物のアー トを知っている、全生活をアートと対峙している人だと思った。たとえていうなら、まるで中世から続くお城に招かれ、その城の女主人の物語を聞くような気分 だった。たしかに日本にいるはずなのに、オーストリアやドイツにある城の中にいた。

現代アートのもつ社会との繋がり、日本ではまだまだ希薄な気がするが、それは日本の社会がそうだから。アーティストが自分の支持する政党の話をしたり、海外で起きている侵略や戦争について語らないのは、今のわたしたちの生活の反映なのだ。

現代アートの楽しみ方は、まず作品の前で立ち止まり、耳を傾ける。分からないときは解説書を見たり、心の中で何か感じるのを待つ。その数分間が大切なのだ。ぜひ、お時間をたっぷりとってお出かけください。

 

4月は、新しいことを始めるとき

普通の生活をしていても、何かとイベントの幹事や手伝いが回ってくる。江戸から学ぶ会の定例会、三月に退職された要人を励ます会、イタリアソムリエ協会のSagrantino Dayのお手伝い、高校の同窓会で50周年の記念誌制作委員、ジェフ千葉観戦ツアーのお手伝い、千葉市史協力員としての古文書セミナの開催、狂言師とオペラ歌手による「オセロ」公演のお手伝い、その他、趣味の会合も入れると、週に三回はイベントがある。

それでも何とかこなしているのは、やはり4月が特別な月だからだ。一年の始まりの一月よりは、仕事や学校の初年度になる4月のほうが、何か始めるのにぴったりくる。

わざわざ出かけて行き、人と会い、意見を述べ、相手の腹を確認しあい、と結構気疲れもする。だが、これがコミュニケーションの基本だと信じているので、力まず、頑張らず、自然体でかつ誠実に対応しよう。

中には、話すのが苦手、人と交わるのが嫌いというひともいるだろう。私自身も営業本部にいたが、マーケティング担当だったので、何かを売り込みにいく、という経験は少ない。

その代わり、嘘はつかない、本音で話す。約束は守るを通してきた。おかげで、1つのプロジェクトが終ると、必ず仲良しができて、そのネットワークは、今でもわたしの財産である。

自 分が話すのが得意でないというひとは、人の話をよく聴こう。相手が何を意図しているのか、言葉ではない表情や仕草にも気を配ろう。自分ができること、でき ないことを正直に言って、付き合いが始まると、気持ちよく仕事ができる。万能な人間などいないのだから、それぞれの強みをいかし、それをまとめるリーダー の下で働きたいと思う。

そういう意味でも4月は、挑戦の月だ。新しいことを始める,苦手なことにも挑戦する。諦めなければ、なんどかやり直しもできるのだから、まずやってみよう。セミナや会合などへの参加も自分の気づきになる。

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