歌舞伎座の一幕見席は、海外旅行者にやさしい

日本の伝統芸能のひとつである歌舞伎。実際のところは、敷居が高くて、まだ見たことのない人も多いのではないか。

今日は10月歌舞伎の千秋楽だった。たまたまチケットの引き取りに出かけて、並んでいる人があまりに多いので、 ようやく気づいた。

並んでいたのは、一幕見席。文字通り、一幕だけ鑑賞できるチケットだ。海外からの旅行者もたくさん並んでいて、驚く。英語版イヤホンガイドがあれば、初めての方でも十分に楽しめるだろう。一幕だけなら、900円。映画より安い。場所は4階の奥だが、椅子席もあるし、雰囲気は楽しめる。オペラグラスを持参して、最前列でみれば、なかなかに楽しい。イヤホンガイドは400円。

歌舞伎座は建替えが決まっていて、後半年でなくなる。その前にぜひ、雰囲気を味わってほしいなあと思う。

15分あればできること

一日を有効に使うには、短い時間をかすめ取って、自分の時間にすること。たとえば、打合せが早く終わって、次の会議まで15分あるとか、電車の接続がよくて、客先に早く着いたとか。

そういうとき、メイルをチェックしたり、携帯を眺めていることが多いのではないか。15分で何ができるか、を考えてみた。

1. オンラインでチケットを購入。
観劇、音楽会、旅行用など、目的がしっかりしているものなら、15分以内に決定できる。

2. ご飯を炊く
圧力鍋を使うと15分でご飯が炊ける。圧力弁が上がるまで7分、弱火にして3分。10分くらいおくと、蓋が落ちる。

3. 電話をかける
15分以内で終わらせる。時間が余ればもう一カ所に連絡する。

4. 今月の予定の確認
手帳を広げて、スケジュール表を広げて、時間配分が適当かをチェックする。

5. ブログを書く
長い文章を書く必要はない。自分用のメモでもいいから載せよう。

6. 食事をする
サンドイッチでも、バーガーでもいい、15分あればよく噛んで飲み込めるはず。

7. 本屋さんに行く
いつもは立ち寄らないコーナーで過ごそう。15分で、本を読むのもいい。

8. 眠る
自分の席でも、電車の中でも、15分集中して目を閉じて休む。

9. 画廊に行く
銀座周辺だと、15分で有名画廊を回ることができる。買うわけではないが、心に語りかけてくるものを感じ取ろう。

10. デパートの富裕向けの階をのぞく
美術宝飾品のコーナー、陶磁器のコーナー、価格の高い物を眺めて過ごす。これは自分の心の中に新しい発見がある。

11. 本を読む
知合いの中学で15分読書を毎日実施していると聞いた。これで生徒の学力が上がったという成果が出ている。大人でも通用すると思う。継続は力なり。

12. SNSを覗く
15分だけと限定すれば、仕事の邪魔にもならない。制限付きを生かして、斜め読みを覚えよう。

13. 声を出して、外国語を読む
15分間、声をだして読んでみると、意外と覚えているものだ。声を出すことがコツなので、できる場所を探してみよう。

14. 料理をする
炒め物、焼き物などは15分でできる。忙しいときほど、外食に頼りがちだが、実は栄養バランスを考えると、おうちご飯は大切。

15. 手紙を書く
簡単なお礼の手紙、ハガキの返事などをこの時間にまとめて処理しよう。

まだまだ思いつくことはたくさんあるように思う。

次回は5分でできることを載せます。

 

30分あれば、かなりのことができる

忙しい人とアポイントを取るときのコツは、30分間だけとお願いすることだ。どんなに仕事や予定が詰まっていても、30分くらいなら、なんとかひねり出せる。

30分というのは、15分が二回、この時間でかなりのことができる。

1. 領収書の整理
2. 報告書作成
3. 企画案作成のため、外を歩く
4. ブログを書く
5. サイトの手直し
6. メイルのチェック
7. 今後三ヶ月間の予定チェック
8. オンラインショップでのお買い物
9. 新聞を読む
10. 食事を取る
11. 銀行に行く
12. 写真の整理
13. スピーチ原稿作成
14. 忙しいメンバを集めての会議
15. 部下の話を聞く
16. 採用ための面接
17. 机の整理
18. 犬の散歩
19. 部屋の掃除
20. スイミング

こうやって書いていたら、15分でできることも載せておこうと思った。それは明日まとめます。

締切の最終日に手をつけても、終わればすべてよし

三連休が終わって、明日から仕事の方が大半だと思う。この三日間、締切のある仕事を抱えていて、ようやく最終日に手を付けた。

別に遊んでいたわけでもなく、頭の中で構想し、練り直し、並び替えていたのだ。それをぼんやりと形にして、仕上げるのは最終日でもよい。

人 間には農耕型と狩猟型があって、一夜漬けが効くのは狩猟タイプ。農耕型というのは、毎日コツコツと水をやり、雑草を取り除き、半年あるいは、一年後に刈り 取ること。これに対して、狩猟型は、昼夜を分たず、獲物を探し、ある一定の量だけ取って戻ってくる。これなら、みなさんもできるはず。
何もしないのではなく、始めるまでの間に、頭の中でイメージトレーニングをしているのだ。やるのは一度でいい。リハーサルを何度もやってしまうと、集中力や精度が落ちてしまう。
そして、仕事の場合は、結果が大切なのだから、くずぐすしていたとか、なまけていたとか、けして思わないこと。自分は頑張った、よくやったと褒めてやろう。
というわけで、今夜は一段落して、ゆっくりと休みます。

芭蕉 <奥の細道>からの贈りもの展に、行ってきました

出光美術館で10/18まで開催の【芭蕉 <奥の細道>からの贈りもの】展に行ってきました。

ご存知のように松尾芭蕉は、江戸を代表する俳人で、「ふる池や 蛙飛び込む 水の音」 など、みなさまもよく知っている句がたくさんあります。芭蕉は俳諧の師匠でしたから、門人たちも多く、各地に旅するのが日常でした。

そんな芭蕉の短冊、手紙などを展示した展覧会が開催されています。芭蕉の真筆はなかなかまとめてみることがなく、これも6年ぶりの開催とのこと。江戸の歴史に登場するような人物が、歌仙に出てきたりと、わくわくします。

文字の解説も全部の箇所にあるので、からすかな、というのも「鴉哉」「からす果難」とかき分けてあるのが楽しめます。また、この美術館、9階にあるので、景色もすばらしい。外堀から皇居方面を眺めていると、江戸城が身近に感じられます。

この三連休に足を運ばれるとよいと思います。

仕事は忙しい人に頼め

高校の同窓会、50周年の記念誌作成を手伝った。50年間というのは、同窓生が上は85歳くらいから、下は平成元年生まれまでいる。その人たちに、学年事に原稿を依頼して、締切を確認し、原稿のチェック、校正などを5人で担当した。

昨日、この記念誌が出来上ったのだが、気づいたことがある。忙しい、それも超多忙なひとに限って、原稿の精度がいい。文字の直し、意味の不明なことなどがない。

昔から、仕事は忙しい人に頼めという。暇な人は、優先順の付け方にもなれていず、時間配分もそのときの気分によることが多い。それに対して、多忙な人は、 時間のやりくりから、仕事の割り込ませかたまで、心得ている。さらに、人と多く接することで、何をしたら互いに時間の節約になるのかを心得ているのだ。

400字詰めの原稿用紙の中にもドラマがある。固有名詞が微妙に変わる人、表題のない人、また、難しい漢字を使いたがる人など。読み手は普通の、業界ではない人なのだから、平易な日本語が好ましい。後々、保存されるものだから、編集委員は用語チェックまでする。

そんな中でまったく直しの必要ない人がいる。音楽プロジューサーや、作家である。ものを書くのをプロとしている人は本当に無駄がない。そういう意味で、母校の校長先生もきちんとした文章を書いてくださる。

やはり、忙しい人に大切な仕事を頼むのは正解のようだ。頼む前からある程度の仕上がりが予想できるし、それを上回るものが出てくる。だから、その人には仕事が集中してしまうのだろう。