ブラジル映画祭2013 第二日目

ブラジル映画祭2013 、ブロガー招待で、本日も出かけました。
本日はブラジル名門のサッカーチーム、「サントス・フットボールクラブ」の100年の軌跡を追うドキュメンタリー記録映画。「サントス〜美しきブラジリン・サッカー〜」

サントスの創設は1912年、あのタイタニック号が作られたのと同じ年です。サンパウロの市内から離れた港町に作られたこのチーム、やがて、ブラジルだけでなく、世界に飛び立っていくのでした。
映像は、これまで知られていなかった名場面を紹介していきます。あのペレの引退試合も感動的でした。前半23分、ボールを手にした彼はそれを地面に置き、自らが跪いて、観客に感謝し、それからユニフォームを脱ぎ捨てると、そのまま静かに去っていきます。観客たちは、みな涙を流していたといいます。

他にも、元選手たちからのインタビューが面白く、みんなが最高の試合をしていたのだとわかります。ペレの抜けた後、チームは迷走しますが、それは、サントスサポータに対しても、愛を試されるときでした。レオン監督が招かれ、チームは一気に復活します。華麗なシュート。サッカーは勝つだけではだめ、美しいものが勝つのだと、サポーターたちは口を揃えます。

来年のワールドカップが開かれるブラジルでの話なので、期待も高まります。サッカーファンは当然ですが、スポーツのことは詳しくないという人にも、十分に楽しめる人間ドラマでした。

ブラジル映画祭2013は、東京 10/12-18でスタートします。
詳しいスケジュールはこちら

ブラジル映画祭2013 第一日目

昨年も参加した、ブラジル映画祭2013。ブロガー招待ということで、特別試写会にでかけてきました。本日が第一日目。

「はぐれても、はぐれても」を観ました。

100分 / 2012年 / ドラマ
監督: ブレノ・シルヴェイラ
脚本: パトリシア・アンドラーヂ
出演: ジョアン・ミゲル、アンジェロ・アントニオ、ヴィニシウス・ナシメント、ヂラ・パエス、ルドゥミラ・ホーザ

映画は、長距離トラックを運転する孤独な男、ジョアォンが、トラックに無断で乗り込んできた少年ドゥダと出会うところから始まります。

心を閉ざして、ただトラックを走らせるだけの男ジョアォン。食事のとき、同席するのさえ、避けてひとりで生きています。それが、ドゥダの無邪気な質問や、興味に戸惑い、怒りながら、次第に人間の心を取り戻していくのです。涙がどのシーンにも登場します。涙ですべてを忘れることができるのでしょうか。心の扉を開けるときがきて、今まで,封印していた過去を一気に取り戻そうとします。

そのとき、いつもそばにいて、ジョアォンを見つめ、励ますのは少年ドゥダ。二人は父と子のようにも見えます。失った過去を探し、最後は、新しい出発を暗示させます。失ったものをいつまでも、怖れていてはだめですね。必ず、新しく得られるものがあるのです。

行ったことのないブラジルの自然の豊かさ、海や川で過ごす時間にうっとりさせられました。お金は潤沢になくても、幸せを感じることができるのだと思います。

ブラジル人の恋愛や結婚についても、日頃見聞きすることがないので、その情熱的な行動に、感動しました。ポルトガル語は、スペイン語やイタリア語とも似ていて、ときおり、知っている単語が耳に入ってきます。ラテン系のひとは、本当に子どもを大事にして、可愛がります。

ホベルト・カルロス(Roberto Carlos)の美しい音楽にインスパイアされ誕生した物語とわざわざ謝辞があるのですが、音楽がすばらしい。歌詞は少し古風なものもありますが、人生の本質をついているので、色あせることがないのでしょう。男と女の真実は,変わることがないのです。

子どもに教えられるという映画はこれまでにもありました。しかし、このドゥダのような時折大人びて、ジョアォンの保護者のようになるのは初めての経験。エンディングロールが、いつまでも続けばいいなあと思いました。

ブラジル映画祭2013は、東京 10/12-18でスタートします。
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今年も祇園祭に来ています

京都の祇園祭は、7/12くらいから始まる鉾建てが楽しいのです。家でいえば、建前のとき。山鉾の前を通ると、杉の香りがします。

昨日は四条傘鉾のお囃子の練習風景を見てきました。小学生が、一生懸命に所作や踊りのお稽古をしているのを見るのは、わくわくします。可愛いです。暑い時期に、京都に行くのは、この時期でなければ見られない限定つきの風物があるのです。

祭りは上京区、下京区に山鉾の大部分が並んでいます。今年は土日がかかっているので、かなりの人手が予想されます。それでも14日までは、まだのんびりしています。宵山には道に人が溢れ、通りも一方通行になります。

普段は自転車屋さんの店先に白い布がかぶせられ、和装小物や、はぎれを売っていたりします。毎年決まったところに同じものがあるわけではなく、ある意味偶然。それが面白いのです。

ヱビス プレミアム ブラックを豪華に体験してきました

サッポロビールのブロガーイベントに参加しました。ヱビス プレミアム ブラックをヱビスビール記念館で体験するというすてきなイベントです。この記念館、恵比寿ガーデンプレイスの奥にあって、実は、サッポロビール本社に隣接しています。

入口で出迎えてくれるプレミアムヱビス
ビールは黒にかぎると思っていたら、あの香ばしさは、麦芽を備長炭で焦がしていたのです。

今回のブロガーイベントは通常のものとは、ひと味違いました。

 

 

 

まず、ツアーラウンジに集って、サッポロビールの歴史や、ブランド変遷などを解説されます。飲む前に、きちんと学習。これは大切ですね。この記念館、日本国内では珍しい、単独商品のブランドを冠した施設で、ヱビスビール生誕120年の節目である、2010年2月25日に、オープンしました。

最初に発売されたときは、14銭、今の価格に直すと、3000円。本当に高価なものでした。

これを販売するために、苦労が続きます。銀座に日本で初のビアホールを開いたのも、サッポロビールでした。

 

ビアホールの模型も展示されていて、当時の風俗が忍ばれます。
以前、こちらの記念館で音楽会やオペラのさわりの鑑賞などを聴いたことがあります。久しぶりに来て、楽しい場所にかわっていてびっくりしました。

さて、ツアーが終わり、ようやくヱビス プレミアム ブラックの登場です。

一口で、コクがあって、香りがいいと思いました。

奥に見えるのが麦芽です。これをつまみにしても美味しかったです。

 

 

このあと、懇親会になって、このブラックをどんな料理に合わせたらいいのか、みんなで真剣に考えました。お料理も並んでいて、それをいただきながら、ブラックを飲んでみます。

この日のために、インターネットで注文したという特製ケーキも登場。これを30等分して、みんなでいただきました。

ヱビス プレミアム ブラックには、チョコレートケーキも合います。

 

 

この場所が、サッポロビールの本社に隣接しているため、この種のイベントにしては、中の人の参加が多かったように思います。各テーブルごとにひとりいらして、中の人との会話が楽しいです。

日頃の思いを語ったり、教わったりして、こういう情報交換が大切ですね。サッポロビールは、本物にこだわった会社だと思いました。なかなか、お会いできない人たちと、美味しい料理をいただきながら、ビールを楽しみ、最後にはお土産までいただいて帰ってきました。すてきな時間でした。