ブラジル映画祭2013 、ブロガー招待で、本日も出かけました。
本日はブラジル名門のサッカーチーム、「サントス・フットボールクラブ」の100年の軌跡を追うドキュメンタリー記録映画。「サントス〜美しきブラジリン・サッカー〜」
サントスの創設は1912年、あのタイタニック号が作られたのと同じ年です。サンパウロの市内から離れた港町に作られたこのチーム、やがて、ブラジルだけでなく、世界に飛び立っていくのでした。
映像は、これまで知られていなかった名場面を紹介していきます。あのペレの引退試合も感動的でした。前半23分、ボールを手にした彼はそれを地面に置き、自らが跪いて、観客に感謝し、それからユニフォームを脱ぎ捨てると、そのまま静かに去っていきます。観客たちは、みな涙を流していたといいます。
他にも、元選手たちからのインタビューが面白く、みんなが最高の試合をしていたのだとわかります。ペレの抜けた後、チームは迷走しますが、それは、サントスサポータに対しても、愛を試されるときでした。レオン監督が招かれ、チームは一気に復活します。華麗なシュート。サッカーは勝つだけではだめ、美しいものが勝つのだと、サポーターたちは口を揃えます。
来年のワールドカップが開かれるブラジルでの話なので、期待も高まります。サッカーファンは当然ですが、スポーツのことは詳しくないという人にも、十分に楽しめる人間ドラマでした。
ブラジル映画祭2013は、東京 10/12-18でスタートします。
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