お客様と会うときの服

ふだんは、きれい目カジュアルで通勤されている人も、大勢のお客様の前で話をしたり、商品の説明、売り込みに行くときは、それなりの服装が要求される。

特にセミナの講師は、たとえお客様が全員Tシャツでも、スーツ着用が望ましい。お客様はリラックスして聞くことができるが、教える側は違うから。

米国系企業では、女性のための服装のチェックポイントがあった。黒のスーツを着用するのだが,黒ほど、品質の違いが明らかになる服はない。ノンブランドから、デザーイナーズブランドのシグネチャーまで、キャリアアップの道は遠い。

きちんとした服装でいると、安心して話ができる。一種の保険のようなものである。もちろん、バックや靴にも同様、心配りが必要だ。

電車を書斎代わりに使う!?

早朝起業という本を書かれた松山真之介さんは、早起きして、始発電車に乗り、仕事を片付けるのだという。始発電車でなくても、ラッシュ過ぎの上り電車は座れるから、ノートパソコンを広げて、文章を打ち込むことは容易い。

だが、わたしのもっているLet’s note は、画面の文字が隣から丸見えなのだ。今日も隣の紳士が不思議そうに見ていた。もちろん、そんな些細なことを気にしていては、仕事はできない。電車を書斎代わりに使うのなら、回りの人々も存在しないのだと思い込もう。

こ れって学生時代、一時間の通学時間を利用して、辞書を引き、問題を解いていた、あの頃と変わっていない。紙のノートがノートパソコンに変わっただけ。そし て,効率はどうかというと、何かを書き留めているうちに、別のアイディアが沸いてくる。机で座っているときとは、別の回路が働くらしく、珍しいことを思い 出す。

座っていて、目をつぶれば、寝てしまうだけなのだから、少しでも書くことは大切だ。回りの人だって、そんなに他人に興味があるわけでもなく、気にしなければいいのかもしれない。内容はあくまでもメモ書きでOK。習慣にしてしまえば、面倒くさくない。

記念日は自分で作る

学校を卒業してしまうと、特別な行事はなくなってしまう。毎日が同じことの繰り返しだと嘆く前に、自分で記念日を作ってしまおう。

○○さんに初めてお会いして、一周年とか、
美味しいフレンチの店を発見して、半年とか、
○○の会員になって、一年とか、

なんでもいい。自分が愉しくなることをイメージして、記念日を祝おう。特別な日のために用意したとっておきのワインを開けたり、最上級の牛肉を買ったり、お祭りにするのだ。

わ たしにとっても本日は特別な日だ。昨年のこの日、コンサート会場で、思いがけない再会をした彼女と、ミラノでオペラに同行してもらった。そして、また、秋 にかけて新しいイベントを企画している。 だから今日はオペラ記念日。そして、10月のフィガロの結婚のチケットも購入してしまった。

人脈を活かすには、まず信頼関係を築くこと

人脈あるいは、人的ネットワークを活かして仕事をするというのは、基本だが、最初から、そんなことができるはずはない。

初めて会った人から、ビジネスのオファーが来ることもあるが、それを当てにしてはいけない。要は、まめになること。

ほうれんそう(報告、連絡、相談)ということばがあるが、ネット時代のビジネスは、【速さ、軽さ、多様性】だと思う。つまり、クイックレスポンスが相手に信頼を与えるし、フットワークの軽さも大切。そして、おじさんから、若い女性まで、話を合わせることのできる多様性だ。

たとえビジネスにならなくても、まめに顔を出しているだけで、相手からよい印象をもらえる。そうしているうちに、自分しかできない仕事がやってくるのだ。

人脈を使うときの注意点。
1. 自分を全面にださない
2. 相手の意見を重視する
3. 相手とwin-winになれるような、おたがいを高めあうようなプロジェクトを考える

一度信頼関係ができると、次からはずっと簡単に物事が進むようになる。それは心地よい経験だ。仕事をして、感謝されるというのが最高だと思っている。

ビジネスパーソンに必要な備品 その1

仕事ができる人は、ムダな時間を使わない。何かを始めようとするとき、散らかった机の回りを片付けたりしていては、スタートから遅れを取る。

案外忘れがちなのが、レターセット。いくら、メイルがあるからといっても、時には重要書類を送ったりすることもある。そんなとき、会社の封筒に、会社の郵便スタンプでは、ちょっと寂しい。

そういうときのために鳩居堂の一筆戔や、美術館のミュージアムショップにある一筆戔でメモ書きを添えるとよい。黄色い付箋よりもずっと印象がよくなる。

それに定型封筒なら、記念切手を使おう。郵便局に行くたびに、切手コーナーをチェックしておく。額面は同じでも、鮮やかな記念切手が貼られてあれば、自分は大切なお客様なのだと、思ってもらえる。

こういうセットをオフィスの引き出しに常備し、出張のときも持参しよう。書きにくい手紙も、一筆戔なら、数行なので、なんとか形になる。これはお花をプレゼントするときも、メモ代わりになるし、便利なグッズだと思う。

よいお客様になろう

仕事上の付き合いだが、それが終った後も個人的に付き合いたい人がいる。お客様もしかり。最初は遠慮がちだが、趣味や価値観や常識のセンスが似通っている人とは心も通じ合うような気がする。

その一方で自分がお客様の場合、相手の会社や、事務局に余計な手間や心配をかけないように、気を遣う。急ぎの荷物の手配をお願いしたときは、無事着いたことを知らせるメイルを出したり、入金したら、連絡したりと、ほんの少しの親切が大きく響く。

よいお客様からの仕事依頼は、受けた方も愉しく、させていただく。その結果、納期が早くなったり、仕上がりが一段とよくなったりするものだ。

ほんのちょっと想像力を働かせれば、何をすればいいのかすぐにわかるはず。前行程と、後行程の全体がわかれば、相手が喜ぶことをしてあげられる。

これはスーパーのレジでも同じだ。同一の品物を重ねて、スーパーの袋不用なら、最初に断っておく。待っているうちに小銭を用意したり、籠は重ねておく。当たり前のようだが、これがなかなかできずに渋滞しているレジが多い。笑。

よいお客様になることは、生産性を上げることに通じる。

出張のお供に、デパートの地下街は、頼もしい

京都に出張で4泊5日滞在した。この時期、祇園祭りと重なったため、連続して宿がとれずに三カ所を点々とする。
美味しいイタリア、和食などを愉しみに出かけたのに、すでに予約で満席。外食が続くと、野菜不足になやまされるが、今回はそれを解決できた。

と いっても、コンビニで野菜サラダを買うというわけではない。デパ地下に出かけるのだ。美濃吉、平野のおばんさいが並んでいる。それだけではない。ミニトマ トや、レスタなどもお値打ち品がいっぱい。コンビニより安いので驚く。レタスはちぎって、また、ミニトマトは洗えば手軽に野菜が取れる。しかも新鮮で美味 しい。サラダにこだわるなら、三つ葉が和製ハーブとして使える。これも手でちぎれる。ホテルに電子レンジが付いていれば、とうもろこしを五分くらい加熱す れば食べられる。

出張であちこち飛び回っている人なら、デパ地下が強い味方だ。ぜひ、覗いてみてください。土日は特別セールもしています。

知識か、教養なのか

江戸の古文書講座を主宰しているが、王朝文学も大好きで、市民大学の源氏物語の講座に通っている。全6回シリーズのうち、仕事で二回休んだのがくやしい。

さて、講座の内容は大学の講義くらいのレベル。

歌語と散文語について、
駒 と 馬
いさよう と 漂う
宿 と 家

と区別して表記している。平安時代の三大教養は
書道、音楽、歌 だから、この1つの歌(歌詠み)にもそれなりの時間と稽古をしていたに違いない。

こんな話を平成のネット時代に覚えてどうするのか、と考えることもあるが、少なくとも、この教室に集うだれよりも、IT系の自分は、それを活かす場をもっていると、自負している。せっかく習ったことも、自分の教養の一部でしかなれけばさみしい。

社会に出て、他の人と知識の共有ができることこそ、幸せというものだ。