時間制限なしで、仕事に集中してみる

あと少し時間があったら、締切があと1日延びたら、と考えたことのある人は結構いるはずだ。だが、現実の仕事には締切や納期があって、不完全なままでも、期日に提出しなければいけない。

そこで、あえて、制限時間を設けずに仕事をしてみたらどうなるのか、実験してみた。

体 力の続く限り、三日間くらいをめどにしたらいいだろう。とはいうものの、何も制約がないと、何もしないで一日過ごすことになりそうなので、予定は一応入れ てみる。たとえば、銀行に行くとか、スポーツクラブでヨガのレッスンとか、美容院とか、予約を変更することが可能なイベントがよい。

そし て、当日は早起きして、六時台に食事を取り、さあスタート。今回は、開かずの箱となっている段ボールからファイルを取り出し、整理を始めてみた。ほとんど がゴミだが、個人情報もあり、シュレッダーの必要なものもある。また、今でも必要な、つまり探していたものも見つかった。

午後の歯科検診の予約を変更し、銀行も明日に伸ばす。15時すぎ、ちょっと休憩して、クッキーと紅茶をいただくが、すぐに仕事に戻る。午前中に段ボール2箱相当を廃棄した、あと3箱分残っている。やっているうちに、効率的なチェック方法が見つかっていくから不思議。

基本は捨てる、欲しいときは、ネットで探すか、オリジナルを持っている人にメイルを出そう。集合写真もかなり捨てた。自分が写っているもののみ残すことにした。ファィルフォルダーは、表紙を付け替えて、再利用することにした。

毎日少しづつできる仕事と、集中して片付けた方がいい仕事との、判断も大切。店を広げての作業は、一気に片付けた方が楽だ。

それにしても、要らないものを持ち過ぎだと、反省する。自分の生活や、仕事を向上させるもの以外はゴミなのだという意識が足りない。ついでに引き出しも整理整頓しよう。泊まり込んでまでやる意義はないが、できる限り今日中にやってしまおうと思った。

 

 

 

今年のイチオシ、佐藤可士和 三部作

今年もたくさんの本を読んだが、年末のこの時期に役立つと思うのは、佐藤可士和さんの『超整理術』。

ただ、初めての方がこの本だけ読んでも、なかなか理解しずらいと思うので、それを補完するものとして、SAMURAI佐藤可士和のつくり方 を併読することをお薦めする。1冊まるごと佐藤可士和。まで揃えれば、完璧。

ひとりの才能あるアートディレクターのブランディング方法、仕事術、そして、生き方などが学べて、特典として、不要なものを捨て、整理整頓ができるようになる。

今年の年末の片付けにも、この超整理術の基本ルールに沿って実施していくと、迷いがなくて効率が上がる。

アーティストが書いたビジネス本だから、そういう視点からみれば、余計楽しいだろう。全部合わせても5000円ちょっとだから、飲み会の一回分である。こういうお金の使い方は、後になってから役立つことが多い。

今年一番はまったもの、早起きの習慣

今年の三月から仲間に入れてもらっている経営会議があるが、その参加者(全員社長)の全員が早起きをしていることを発見。その効能も含めて、面白そうだとすぐにまねをしてみた。

早起きは三文の得と、昔から言われているように、確かに仕事や生き方を変えてくれる。

1. 陽が昇るのと同時に考えることはボジティブなことが多い
2. 朝九時までの自由に使える時間で、プランニングの仕事ができる
3. 宿題を当日の朝、片付けることができる
4. 電話や会議に邪魔されることなく、集中して仕事ができる
5. 出しそびれていた手紙、返事、案内などが処理できる
6. 朝ご飯が美味しい
7. 年間スケジュール等、大局的な物の見方ができる

いい事づくしのようだが、夜の会合、勉強会などに出席すると、翌朝早起きして、一日が疲れたままのことがある。そこで、仮眠をとることを薦める。電車の中で眠ること、机に顔を埋めて15分眠るなど。お風呂の湯船に浸かって眠る人もいるようだが、溺れないように注意が必要。

早起きの定義だが、夏は4時半くらいから、冬は5時くらいからをいうようだ。この時間に電車に乗って会社に向かえば、通勤の苦労はほとんどないはず。この空き時間をつかってメイルマガジンを発行し、ビジネスにしている方もいるくらいだ。

人と同じことをしていては、成長がない。自分だけの光るモノを持った人は強いと思う。

モニターの大きさは、幸福に比例するのか

まだ液晶モニターが高嶺の花だった時、17インチの画面が届いて本当にうれしかった。その後、19インチ、21インチでしばし迷い、決められなかった。そして今、24インチを買おうかとまじめに考えている。

仕事でも大画面はうれしいのだが、 DVD鑑賞に堪えるだけの大きさが必要になってきたというのが実情。オペラや洋画をみる機会が増え、さすがに17インチでは寂しい。

お金さえ出せば、なんでも買えるはずの世の中だが、スペックや性能、そして今後のラインナップなど多方向から考察すると、かなり難しい。これだけ待ったのだから、最適なモニターがほしいと思う。

モニターの大きさは、幸福に比例するのか。狭いうちで暮らしても大画面で遊べれば幸せなのか。考え始めると、眠れそうもない。お薦めがあればぜひ、お聞きしたいと思う。

何か停滞していると感じたとき、とりあえずやってみること

締切に間に合うように送ったものの、返事が来ない。
定期的なやりとりをしていた人から、最後に連絡が来たのは一週間前だった。
いつもなら、必ずコメントを入れてくれる人が沈黙している。
誘っても、だれも乗ってこない、などなど

あなたの回りで何かが停滞していると感じたとき、どうしたらいいか。とりあえずやっておくべきことを書き出してみる。その理由も付けよう。

1. 部屋の片付け、整理整頓、いらないものを積極的に捨てる。
【理由】何かが停滞しているのだから、いらないものを捨てて、新しい気を取り込む

2. やりかけのまま放ってあることはないか。出していない手紙、案内、提出物、友だちとの約束。未完のものを完了させよう。
【理由】未完のものが、意識の中で、前進することを邪魔している。

3. 家族、恋人、友だちに不義理はしていないか。どこかに連れて行くと約束していたら、実行しよう。
【理由】家の中に別のものが停滞している可能性あり。身近な人の幸福な顔をみると、何か新しいことが始まる。

4. 停滞を逆手にとって、仕事を休む。海外旅行、国内周遊、あるいは単に引きこもりでもいい。時間が解決してくれるのを静かに待つ。
【理由】どんなに長くても停滞期は二週間が限度。そのくらい休暇消化しても大丈夫。あとからいい仕事をして成果をだせばよい。

5. スピリチュアル系に逃げる。幸運を招くものを身に付ける。西の窓に黄色のものを置く。運命というものを受け止めて、ムダな動きをしない。
【理由】退屈や空虚さは、人を弱らせるから。別なことに意識を集中させる

これ以外にも、自己啓発系セミナ参加、系統的な書籍の購入、睡眠時間を二倍取るなど、方法はたくさんある。そして、上記の項目をなにかしらやっていくうちに、停滞期にいることを忘れてしまうだろう。すると問題の解決も早い。

男は独学、女はセミナに参加して学ぶ

本日、日経読者のイベントに出かけてきた。土曜日の午後だというのに、熱心な女性たちが集まって、熱気を感じる。

今やビジネスの場で女性が企画したり、運営したり、プロジェクトを立ち上げたりするのが、特別なことではなくなっている。みんな気負いなく楽しんでいる。その分、男性はどんな仕事をしているのだろうか。成績だけでいうと、女性の方が優秀だったりするのだ。

仕事柄、エンジニアとせっする機会が多いが、みな、コミュニケーションの取り方に苦心している。人が人を動かすには、組織という中での上からの指示がいちばん簡単だった。それがいま、組織そのものがフラットになっていて、昔のような体育会形式では、人は動かない。

心理的に、あるいは戦略的に人の心を掴んで、共通の言葉を交わし、仲間にしていく。そこまでの段取りや努力が大変だからと、逃げている人すらいるのだ。その点、女性はたくましいと思った。仲良くすることや、共感することを、何気なくできる人が増えている。

こういうセミナに参加する意識の高さも関係しているのだろう。男性は独学がお好きなようであるが、女性はネットワークづくりの意味からもセミナに参加している。

今日できたこと、できなかったこと

一日の終る前に、4、5分でいいから自分に感謝しよう。

今日も忙しかったね、でもよく頑張って最後まで元気に過ごせたね、と。一日の終わりというのも大切な区切りだ。経験があると思うが、人と会って興奮してなかなか寝付けないことがある。同様に怒りやくやしさで眠れない夜を過ごすこともある。

だから、無事やすらかに眠れるように、感謝のメッセージを送ろう。

今 日できたこと、できなかったことを考えて、できたことをねぎらうのだ。誰も誉めてくれなくても、自分で偉かったねといってあげよう。私自身は、マイナスか らの評価は嫌いだ。こんな良さがある、こんなことができるのだと、相手のよい点を見つけてあげると、仕事が楽しくなる。

だから、できなかった仕事は、明日朝いちばんで片付けることにして、一日の終わりは満足感で締めくくりたい。

こんな短いブログでも書いたことに感謝しよう。

一つの仕事が終らなくても、次の仕事を始めていいのだ

一つ一つを完了させてから、次の仕事に取りかかる。これは理想。

現実にはいくつかの仕事が平行して走っていて、そのスケジュール調整が大変だったりする。プライオリティを付けて仕事をするのもいいが、それだけだと疲れてしまう。

そんなときお薦めなのは、何か途中で、関連あるような仕事に取りかかってしまう。たとえば会議の報告書を書いているときに、来年からの新規企業の計画書を 作り始める。すると、会議のとき、何を聞いていたらいいのか、参加者はなにを発言したかが、すっきりと入ってくるのだ。これって、来年の下準備?

あるいは、ファイリングをしながら、お客様宛の手紙を作ってしまう。意識は同じ方向でも、乗るホームの違う列車の旅に似ている。

要は、あまりかけ離れてはだめで、近くにある別の仕事に取りかかると前の仕事も自然と終ってしまうということなのだ。これも各自のやり方があると思うので、タイミングや疲労度を目安にするといい。うまくいけば、驚くほど効率的に物事が処理できる。

【本日の成果】
講師宛に手紙を書きながら、領収書を整理して、来年度の年間計画を埋めていった。これはたぶん同系の仕事なので、意識がとぎれなく進められる。

午後からは来週のセミナ用資料を揃えながら、お正月の芝居のチケットを予約し、セミナルームの予約を取る。

江戸の職人のように一つの仕事に取りかかりにはなれないのだから、創意工夫で生きていくしかない。

 

行けなくとも、想像して楽しむことはできる

季節限定、あるいは、期日指定のイベントに参加できなかったとき、あなたはどうしますか。

1. 忙しいのだから仕方がない
2. もっと自由が利く職種に移りたい
3. 参加した人がうらやましい
4. その他の感想

たとえば京都の紅葉をみることができないとしても、かわりに滋賀の寺参りをしたり、もっと身近な北小金の本土寺に出かけたりと、場所を変えて再現する。

あるいは、そのセミナに自分が参加したつもりになって、参加された方のブログを読み直す。直接ではなくても、間接的に学ぶことはできるはず。

最近、気づいたことは、残念だと思わないで、自分がそこにあたかもいたかのように、想像してみるのです。どの辺りに座ったのか、プロジェクターはどこにあったのかと、細かく再現して、あたかも体験したかのように、空間を共有します。

京都の紅葉なら、滋賀で再現することもできるし、雑誌のページを眺めながら、どんなホテルに泊まったのか、何を食べたのかと細部まで連想して、体験したつもりになります。

こんな遊びが自在にできるようになると、たとえば南極に出かけたり、リオのカーニバルに参加したつもりになれます。どんなに忙しくても、想像することを忘れないと、幸せに浸れますよ。

 

手放すと、出会いがある

困難を抱えているとき、もしかしたら幸運がそばに来ていても、気づかないのかもしれない。トラブルの元を切り捨てるのではなく、手放してみよう。

両手が空いていれば、何を掴むことができる。

今日、出かけたセミナで、すてきな方と知合いになった。その前日、抱えていたものを手放したばかりだったので、よけいにうれしい。こういう出会いは、きっと試練のあとの至福のときなのかもしれない。

余分なものをもたないと、新しい出会いが待っているような気がする。