ポテンシャルとパフォーマンスについて、前々から書きたいと思っていた。
ポテンシャルとは、潜在能力。その人の持つ、隠れた力だ。一方、パフォーマンスとは、顕在能力、誰にでも見える形の実力だ。
外資系の人事評価では、ポテンシャルが高くないと、いくらパフォーマンスを上げても、上の役職には付けない。磨くと光るのがポテンシャル。パフォーマンスも大切だが、その土台の大きさで、発揮できる実力も決まって来る。
こ れを知らないと、ただ、パフォーマンスを上げることだけ考えて、やがて燃え尽きてしまう。潜在能力は、その人の資質でもあるから、マーケティングの資質の ない人が、いくら本やアフタースクールで学習しても、身に付かない。それよりも自分のポテンシャルにあった、別の何かを考えた方がいい。
ポテンシャルが高いのに、高いパフォーマンスを出せない人もいる。控えめな性格なのか、あるいは、出し惜しみするのか。上司は、できたら誉めるなどして、やる気を出させ、その人が活躍できる場を見つけるか、作り出して与えることが大切だ。
ポテンシャルも低く、パフォーマンスも低い人は、今後のリストラ対象となる可能性大。特に外資系では、生き延びることは難しいだろう。
単純な仕事は、パソコンが代わりにやってくれるから、真面目にコツコツが評価されることは、少ない。自分がどう生きるのか、どんな仕事をして、成果をあげたいのか、常に考えながら、暮らしていかなければならない。