夏の終わりにすること その1

夏の間に着ていた着物を少しづつ洗う。毎日着物生活を始めたら、夏の間も着物で過ごすことになった。調べてみると、夏着物というものがあるのだ。夏大島、夏塩沢などなど。これらは薄い糸で織られていて、軽くて涼しい。

浴衣は綿の生地なので、羽織るだけで暑いのだが、夏着物は、絽の長襦袢の上に重ねてきても、風が通って、心地よい。そんな三ヶ月余りを過ごして、夏の終わりに、片付けがある。夏の着物は、汗をかいているから、丸洗いしたい。いま、気に入って使っている洗剤がある。

夏着物なら、キャップにいっぱい、ぬるま湯に畳んだ着物を漬けて、15分置く。ゆっくりと押し洗いして、水を変え、もう一度押し洗いする。こすったり、揉んだりせずに手のひらで押し洗いする。最後に水を変え、流したら、タオルドライ。バスタオルを押すように上からのせて、水分を吸収させる。

あとは物干し竿に、通してサザエさん干し。生渇きのうちにアイロンするときれいに仕上がる。手間はちょっとかかるが、水洗いした着物は気持ちが良い。紬屋さんとの共同開発というが、まさにプロの洗剤。毎日、二枚づつ洗うのがちょうどよいみたい。もちろん、天気予報を確認してあらうこと。雨の日は、家の中に干して乾かす。