CHANEL@表参道ヒルズ のイベントに行ってきました

2011年6月、表参道ヒルズでシャネル特設ブースが期間限定でオープン。出かけた知合いのブログをみて、今年はぜひ行きたいと思いました。折よく、3/28に渋谷でセミナがあり、帰り道、宮下公園から表参道まで歩いてみました。

途中、昭和の香りのする隠田商店街を通り、表参道のシャネルブティク前に出ます。愉しい散歩道でした。表参道ヒルズには広告がたくさん。のぼりも立っています。

CHANEL BEAUTY POP UP EVENT
実際のイベント会場は狭いのですが、ガラス張りになっていて、開放的です。気軽に入れるところがいいですね。ファンデーション、口紅、香水と各種アイテムを実際に試すことができます。ここには新しいリップも並んでいて、見せていただくと、予想より控えめなお色にまた感激。

BAさんとお話しして、お試しすると、何も買わなくても、口紅のサンプルとストラップがいただけます。プレゼント有りとは、どこにも書いていないのがシャネルらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

3/30は 11時半から20時まで、3/31 18時までオープン、入場無料です。表参道にお出かけの方は、ぜひ、のぞいてみてください。お気に入りのリップが見つかるかもしれませんよ。

「江戸の芝居小屋」展と、「常磐津文字兵衛 江戸歌舞伎夜話」に行ってきました

サントリー美術館で、3/31まで開催中の「江戸の芝居小屋」。新歌舞伎座の開場に合わせて企画されました。評判もよく、行きたいと思っていたら、六本木アートナイト割引で、3/23は入場料500円になるとのこと。さらに「常磐津文字兵衛 江戸歌舞伎夜話(えどしばいよばなし)」も、定員80名で整理券を入手すれば参加できるということで、江戸コミュのメンバを誘って出かけました。

六本木アートナイトは、3/23、3/24にかけてさまざまなイベントが開催されます。特に美術館も協賛して、開催時間を22時や24時まで延長します。森美術館は朝6時までの文字通り夜の美術館を開催しました。

その中で、サントリー美術館の目玉は、「常磐津文字兵衛 江戸歌舞伎夜話(えどしばいよばなし)」。国立劇場に出演中の常磐津文字兵衛さんが、駆けつけてくれました。内容は、展示されている芝居絵を解説しながら、それにちなんだ歌舞伎の常磐津と三味線の演奏をしてくれるという贅沢なもの。

一時間前から並んで、一桁台の整理券をもらったので、最前列で、拝見できました。江戸の物語を読んでいると、必ず出てくるのが常磐津のお師匠さん。歌舞伎の役者の声色を使い分けながら、三味線を弾き、常磐津を語るシンガーソングライターのようなものです。

実際の役者の演技がなくても、耳で聞いているだけで、舞台が立体的に浮かんでくるとという芸のすごさ。前で聞いていると、ゾクゾクするくらいうれしくなります。展示された浮世絵や芝居小屋の絵を元に、それに関係ある音曲を弾き語りしてくれるというすてきな時間でした。いままで、歌舞伎のとき、何度も聞いているのに、こうやって間近で聞くと、物語がよくわかって楽しいのです。

江戸の芸能は、庶民の生活にも溶け込んで、花開いていたのですね。

常磐津文字兵衛さんは、3/29に紀尾井ホールで、演奏会を開催しますので、気になった方は、こちらにもどうぞお越しください。

3/29(金)18時30分
第九回 五世常磐津文字兵衛演奏会
■出演
常磐津文字兵衛(常磐津三味線)、常磐津兼太夫(浄瑠璃)、常磐津兼豊(浄瑠璃)、高畠一郎(地唄三味線)、杵屋三澄那(長唄三味線) 他
■曲目
坪内逍遥作・二世常磐津文字兵衛作曲「お夏狂乱」(上)・(下)、五世常磐津文字兵衛作曲「三絃四重奏曲第六番」
お問合せ 常磐津文字兵衛 ☎ 03(5542)2663

芳町のお姐さんと、お座敷の会に行ってきました

日本橋人形町で江戸のくずし字講座をやっています。この人形町には、芳町芸者のお姐さん方がいて、これまでも何回か,お座敷の会にお邪魔しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの見番で、お姐さんたちの踊りを楽しむお座敷の会が開かれ、第一回ということで、出かけてきました。本来のお座敷には敷居が高すぎていけませんが、ガラ・コンサートのようなもので、十四、五名のお客様が踊りを見せてもらいます。

芸者衆というのも、絶滅種族だそうで、江戸からつづく芸能保持者。日々の研鑽を積まないと、踊りも披露できません。そんなお姐さんたちの華やいだひとときをあじわってきました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三味線、長唄などのお姐さん方。

 

踊りの後は、お座敷遊びを披露。「虎、虎、虎」は、国性爺合戦【こくせんやかっせん】に出てくる、和藤内(わとうない)、虎、おばあさん(和藤内の母)の三者が踊りに合わせて、ジャンケンして、勝ち負けを決めます。虎とおばあさんは、虎の勝ち。虎と槍は槍の勝ち。槍とおばあさんはおばあさんの勝ち。対戦者が互いに見えないように中央には屏風を立てます。もちろん、観客には全部が見えますから、愉しいのです。

お座敷遊びは原則、全員参加ですから、ゆっくり座っている人も駆り出されて、音曲に合わせて、おばあさんや、虎に扮装します。

その後は、雅な遊びで、扇を投げて、的を落とします、投扇興(とうせんきょう)といいます。こちらも二人で対戦します。

そんなことをしているうちに、すぐに時間は経ってお開きとなりました。華やかなお姐さんたちと過ごす至福のとき、また、開催してくれるそうですので、それも楽しみ。大人の時間でした。

ワーグナー生誕200年記念 日比谷オペラ塾 『ワーグナーへの愛』に行ってきました

今年,2013年は、ワーグナーの生誕200年にあたります。その魅力をさまざまな面から学ぶために、日比谷オペラ塾 『ワーグナーへの愛』が開催されます。その第一回目が第1回 ワーグナー「指環」早わかり、講師は井辻朱美(白百合女子大学教授)さんでした。

2月にパリ、オペラ・バスチーユで、ワルキューレを見たばかりですので、今回の講演は本当に楽しみでした。「指環」は、全編が14時間以上の大作。普通は4夜に別れて演奏されます。日本の新国立劇場では、毎年、一夜づつ4年もかけて上演されました。そんな大作を2時間で語るというのは、大変なことです。

井辻さん自身が、「指環」を読むためにドイツ語を習ったというマニアックな専門家。見どころの解説の後には、実際のCDをかけながら、登場人物たちのライトモチーフ(テーマとなる音楽)を聞き込んでいきます。複数の登場人物がでるときは、当然ながら、こちらの音源が重なる訳ですから、それを見事に表現しているワーグナーの音楽的センスには驚かされます。

鑑賞も批評も、同じ公演から出発して、視点の広がりの違いで、見えてくるものも少し変わります。それが面白いのです。この講座、フェニーチェ劇場友の会が主催で、少し意外な気もしたいのですが、ワーグナー自身、べネチアをしばしば訪れ、繋がりがあったそうです。

AISソムリエ養成コースの体験コースに参加しました

2月にモンティカティーニに出かけたとき、AISソムリエ養成コースの体験コースがありました。残念ながら、その日はフィレンツェ市内観光に出かけて,参加できなかったのです。

3月にイタリア文化会館で、同じコースが開催されることを知り、申込しました。3/8 (金) 18:00~21:30   スプマンテ / パッシート、遅摘みタイプのワイン、貴腐ワイン、アイスワイン、リクオローゾ、アロマティザートワインの体験コースです。

イタリア文化会館には、語学講座でずっと通っていましたので、とても懐かしく九段下から、坂道を登って出かけました。講座は、ソムリエになるために必要な知識として、かなり専門的な詳しい内容でした。講師のRoberto先生が解説し、それを日本人ソムリエの亀山さんが日本語で説明してくれます。

スプマンテの製法には、大きく2つに分けられ、自然発酵にも三種類あります。
1. Naturali (自然な)
Metodo Classico 参考動画
Metodo Charmat 参考動画
Metodo Marone-Cinzano

2. Artificiali (人工的な)
Addizione di CO2

製造方法の説明のあとは、どんなぶどう品種が使われるかの解説になります。
Moscato, Brachetto, Chaardonnay, Pinot Noir, Pinot Meunier, Pinot Bianco など。

解説のあとは、実際のワインを3種、試飲して違いを習います。2コマなので、最初はスプマンテ、後半はデザートワインをテイスティングしました。

透明度、色、粘性、強さ、クオリティ、ワインの構造など、各項目に気づいたことを書き留めます。Roberto先生の洞察力、そして、感性はすばらしく、どのような香りがするのかを、次々と指摘します。たとえば、パイ生地にジャムやリンゴを載せて焼く匂い、ローストナッツの匂い、洋梨の匂いなど,次々と思い浮かぶイメージを連想させていきます。

ソムリエというのは、こうも創造力が必要なものだと思いませんでした。ワインのボトルに隠された秘密を解き明かすのが仕事なのですね。デザートワインでは、最後にグラスを空にして、どのような香りが残っているのか、チェックをしてみました。空のグラスにすることで、より深い香りを知ることができるのです。

『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台通し稽古に行ってきました

東宝演劇部様主催『屋根の上のヴァイオリン弾き』舞台通し稽古見学に参加しました。ブロガー招待ということで、日生劇場の最前列で拝見できました。

この『屋根の上のヴァイオリン弾き』は、1988年頃、帝劇で観劇しています。そのときは、上条恒彦のテヴィエ、淀かおるのゴールデでした。

今回は、市村正親のテヴィエ、鳳蘭のゴールデという黄金コンビ。二人の繰り広げる夫婦、親子の愛がすばらしかったです。 物語は1905年、ロシアのアナテフカという寒村で、酪農家を営むテヴィエには、25年連れ添った妻ゴールデと、5人の可愛い娘たちがいます。貧しいけれど、幸せな家族。ここに住むユダヤ人たちは、しきたりを守り、静かに暮らしているのでした。

そんな中、娘たちに縁談が持ち上がります。驚くパパのテヴィエ、でもどんなことがあっても、娘たちを愛し、彼女たちが幸せになることを願って、テヴィエは許すのです。市村さんの演ずるテヴィエは、100年ほど前、本当にこんなパパがいたのだろうなと、思うくらい自然です。彼はまた、信心深く、神との対話もたくさんあります。

現代の生活では、神と語ることなどほぼないけれど、神を信じる生き方というのは、すてきですね。

妻ゴールデは、口煩いけれど、娘たちの幸せを誰よりも願って、細々と家のことを気遣っています。実生活でも二人のお嬢さんをもつ、鳳蘭さんならではの、演技が光っていました。三人の娘役もそれぞれに違った個性を演じていて、わかりやすいです。踊りもよかったですね。以前見たときは、台詞が多かったように記憶していますが、今回のものは、テンポが軽妙で飽きません。

ネタばれにならないように、多くは書けませんが、最後にはたくさんの別れがあるので、ハンカチを用意しましょう。
ぜひ、劇場にお越しください。ミュージカルって楽しいですよ。

パリの錠前橋

ルーブル美術館から、サンジェルマン・デプレに向かう途中に、ポン・デ・ザール (Pont des Arts :芸術橋
)があるが、ここのフェンスに、南京錠がびっしりぶら下がっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

いっしょにいたミラネーゼに聞くと、元々はイタリア映画で紹介され、それがあっという間に流行したとのこと。愛し合う恋人たちは、南京錠に二人の名前を書き込み、ここにぶら下げる。そして、鍵はセーヌに投げ込む。二人の愛は永遠に結ばれるというわけだ。

一時、全部撤去されたらしいが、また、懲りずにぶら下げているそう。受験生が絵馬を奉納するのにも似ている。鍵を捨てた二人が、本当に幸せになれるのかは、神ぞのみ知るべし、である。

元になったイタリア映画は、Ho voglia di te (I want you)

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