2月にモンティカティーニに出かけたとき、AISソムリエ養成コースの体験コースがありました。残念ながら、その日はフィレンツェ市内観光に出かけて,参加できなかったのです。
3月にイタリア文化会館で、同じコースが開催されることを知り、申込しました。3/8 (金) 18:00~21:30 スプマンテ / パッシート、遅摘みタイプのワイン、貴腐ワイン、アイスワイン、リクオローゾ、アロマティザートワインの体験コースです。
イタリア文化会館には、語学講座でずっと通っていましたので、とても懐かしく九段下から、坂道を登って出かけました。講座は、ソムリエになるために必要な知識として、かなり専門的な詳しい内容でした。講師のRoberto先生が解説し、それを日本人ソムリエの亀山さんが日本語で説明してくれます。
スプマンテの製法には、大きく2つに分けられ、自然発酵にも三種類あります。
1. Naturali (自然な)
Metodo Classico 参考動画
Metodo Charmat 参考動画
Metodo Marone-Cinzano
2. Artificiali (人工的な)
Addizione di CO2
製造方法の説明のあとは、どんなぶどう品種が使われるかの解説になります。
Moscato, Brachetto, Chaardonnay, Pinot Noir, Pinot Meunier, Pinot Bianco など。
解説のあとは、実際のワインを3種、試飲して違いを習います。2コマなので、最初はスプマンテ、後半はデザートワインをテイスティングしました。
透明度、色、粘性、強さ、クオリティ、ワインの構造など、各項目に気づいたことを書き留めます。Roberto先生の洞察力、そして、感性はすばらしく、どのような香りがするのかを、次々と指摘します。たとえば、パイ生地にジャムやリンゴを載せて焼く匂い、ローストナッツの匂い、洋梨の匂いなど,次々と思い浮かぶイメージを連想させていきます。
ソムリエというのは、こうも創造力が必要なものだと思いませんでした。ワインのボトルに隠された秘密を解き明かすのが仕事なのですね。デザートワインでは、最後にグラスを空にして、どのような香りが残っているのか、チェックをしてみました。空のグラスにすることで、より深い香りを知ることができるのです。