自然と親しむ、シソの収穫

毎日、企画を考え、PCの前に座って暮らしていると、突然、旅に出たくなる。スケジュールをやりくりして、一日のオフを作った。

君津市に山荘があって、その庭に、夏に植えておいたシソが大量に実を付けているのだ。先週も出かけたが、一度には採りきれなかった。

途中、木更津、君津の野菜直売所に立ち寄る。季節の新鮮や野菜、果物、生花などが手に入る。

シソはシソの葉を素麺に入れたりして、香りを楽しむが、シソの実というのも、歯触りがよく楽しめる。田舎にいくと、伯母がくれるシソの実漬けを作ってみようということになった。

持参した段ボールに枝ごと切って入れていく。これを水洗いして、穂先から、シソの実をしごいて取る。たくさんあるので、選別しながら、色の緑なものを選んだ。

これを塩水、海の水くらいの辛さに一晩漬けておく。あくだしに必要らしい。次の朝、ザルにあげて水気を切って、本格的に漬ける。

漬物の基本は、一度塩漬けして、次に本格的に漬けるというやり方だ。二三日、重しを乗せて涼しいところに置くと完成。

伯母がくれるものには、青とうがらしの輪切りや、生姜のみじん切りなどが入っていて、塩分は控えめ。これをサラダのトッピングに入れたり、 炊きたてご飯にまぶしてお握りにすると美味しい。

プチブチした食感が食欲を増すし、香りも爽やか。

一日、仕事を離れて、畑仕事をしていたが、そのときは、いろいろなアイディアが浮かぶ。単純作業なので、ブレーンストーミングのような状態だった。昔の人は、農業をしながら学問もしたが、自然とふれあうことは、五感を澄ますことができる。

帰ってきたら、三陸から秋刀魚が届いていた。秋の味覚を楽しみながら、秋刀魚の開きをつくり、残りは山椒煮にする。圧力鍋を使うと簡単にできる。

週中にオフを取ると、気分はリフレッシュされて、仕事もはかどると思う。週末に残りの宿題を片付けよう。

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情報も、断捨離が必要なときがある

両腕に抱えきれないほど、何かをもっていたら、新しいものを受け取ることはできない。同じように、情報もあちこちから集めて大量に持っていても、案外使うことはできない。

大切なのは、自分の見られる範囲で情報を集めること。インターネットのすべてのページをチェックすることなど、不可能だから、情報の断捨離も必要だ。

1. 毎日惰性で、そのサイトをみていないか
2. 暇つぶしと、情報収集を混同にしていないか
3. 情報はとっておくだけではだめ、徐々に劣化する
4. 24時間、ネットに繋がっていなくても生きていける
5. 巡回するサイトを1/3にしてみる
6. たとえ帰宅後や休日でも、サイトにアクセスする時間を決める
7. メイルマガジンを解約してみる

新聞サイトは、ニュース性が高いからとアクセスしていたが、ページビューを上げるために、記事が分断され、やたらとクリックしないと見られないことがある。そういうサイトをたくさんみていると、クリックして時間がすぎていく。

メイルマガジンは、商品・サービスの提供に誘導するように作られているから、真面目に読んでいると、モノやサービスが欲しくなる。一度解約してみて、問題なければいらない情報だったのかもしれない。

ネットに接するのは時間制限が必要なことがある。時間が決まっていれば、工夫もするし、制限の中でできることだけやるようになる。

休肝日のように、ネットに接しない、新聞も読まない、テレビ・ラジオを付けない時間も必要。自分と向き合うことで、何が大切なのか、見えてくる。

情報の断捨離は、姿は見えないが、始めてみると格段に効率が上がる。ムダな時間を使うことで、交通渋滞を引き起こしていたのに気づく。すべてのことを知る必要はないのだ。わからないことを、わからないといい、専門家の判断を仰げばよい。

映画「僕たちは世界を変えることができない。」の試写会に行ってきました

あの向井理さん主演の映画ということで、試写会に行ってきました。

医学生のコータが友だちも巻き込んで、カンボジアに小学校を建てるというお話です。青春ドラマと思っていたら、ちょっと違います。

カンボジアロケがあって、エイズ患者の病院や、ポルポト時代の収容所や、虐殺の模様を伝える記念館などがあり、かなり骨太な話でした。

大学生が主人公なので、あちこちの大学で試写会+トークショーなどのイベントを行なったそうですが、いまどきの若者たちに、同じアジアでそんなことがあったのだと知ってもらうことは、大切だと思います。特に、震災以降の今の日本人が、立ち止まって考えなければならないことが、たくさんあると思いました。

中身は、恋あり、仲間の友情あり、サイトの炎上あり、サークルの分裂ありと、実話ならではの面白さがありました。ぜひ、映画館で、ご覧になってほしい作品です。9/23(金・祝)全国ロードショー
向井理、単独インタビュー 映画「僕たちは世界を変えることができない。」 映像がでます。こちらもごらんください。

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銀座で、ココ・シャネルの写真展

銀座シャネルビル4階で、ココシャネルの写真展が開催されている。

日時 2011年9月4日(日)から9月29日(木) 12:00から20:00 無休・入場無料
『ココシャネル 1962』ダグラス カークランド写真展

chanel

これは、ただの写真展ではない。プライベートな時間を公開することのなかったココ・シャネルが、初めてみせた笑顔、 厳しい仕事ぶり、くつろいだ様子、友人との語らいなどが、ドキュメンタリー映画のように描かれている。

この写真を撮った巨匠ダグラス・カークランドは、当時27歳。金髪で誠実な美青年だった。当初、撮影を嫌がったシャネルは、専属モデルを撮影させて、その技術を高く評価し、三週間にわたる撮影を許したという。

この写真展の最初に、これはココの最後の恋、おんなは惚れさせようと願い、二人の間にはプラトニックな愛が流れていたと書かれている。本当に、そう思えるような、油断した、笑顔があふれている。あれは、恋人にだけ見せる笑顔なのだ。

そして、この写真のネガが最近になって、偶然発見され、写真展が開催されることになった、という事実にも、因縁を感じる。1962年のパリの日常生活が、さりげなく登場し、ココシャネルという人間の生き方まで透けて見えてくる。

シャネルビルは、ふだん、縁遠い人も多いと思うが、入口では親切に会場まで案内してくれるし、銀座でパリを体験というのも、粋なものである。ぜひ、足をお運びください。