年度末は、忘れていた書類の整理をする

今日で三月もおしまい。昨日からの雨で、また寒さが戻って来たが明日からは四月。本日は事務所で書類のチェックをしていたら、出欠の葉書や、音楽会の案内、チケットの購入希望など、忘れていた書類が出てきた。

こういう簡単なことは後回しにすると、確実に忘れる。だから、貰ったら、即判断して、右から左へと処理しよう。読まない雑誌の購読を断ったり、ポイントエントリーを申し込んだり、ホテルの予約を取ったり、雑事は軽やかにすませたい。

書類の片付けの途中で、打ち合わせの電話がいくつか入ってきた。こういうタイミングも不思議。モノごとが動き始めた感あり。

京都の知合いともメイルのやり取りをして、特別なサービスの実施についての是非を問う。やるときは、まとめて一気に片付けると効率的かもしれない。

仕事とオフの間に桜をみる時間があるとよい。

マーケティングを学ぶための第一歩 その2

【マーケッターになるための基本条件】

自分に素質があるのか、以下の10項目をチェックして、チェックが7以上の人はかなり優秀です。逆に3つ以下の人は、基礎訓練のしがいがありますね。

1. ポジティブ思考
2. 消費者であること
3. 好奇心がある
4. 学問に関心がある
5. 仮説を立てることができる
6. データに頼らない
7. 素直な心
8. 仲間と繋がっている
9. プレゼンの力がある
10. 信頼できる人

■□ 解説編

1. ポジティブ思考は基本中の基本、マーケティングの本質を掴んで、それを活用するとき、外に開かれた考えの人であること

2. 消費者:  自分が決してモノを買わない人、使わない人はマーケッターにはなれません。自分も、お客様の部分があるから、本質に近づけるのです

3. 好奇心: 新しいことを見つけ出す、探し出す、そして挑戦してみる。わくわくする思いはお客様にも伝わります

4. 学問: 基礎訓練の後は、分析や市場調査のように学問的な知識も必要になります。これを学ぶことでさらに飛躍できるのです

5. 仮説: 何かを知りたいとき、お金、時間、そして人的パワーは限られていますから、必ず仮説を立てて、それを証明する形が必要になります。仮説がないと、検証もできないので、これができることが次のステップになります

6. データ: 昨年のデータはこうだと、数字に頼る人がいますが、毎日、世の中はすごい速さで変わっていくので、全面的にデータに頼るのは避けた方がいい。データでは計り知れないトレンドもあるのです

7. 素直さ: 行き詰まった時、初点に帰る素直さが大切です。謙虚な気持ちでいると大きなアイディアが降って来ますよ

8. 仲間: マーケッターは情報が命、だからネットワークをあちこちに張り巡らして、発信し合うことです。仲間は年齢差が20から30くらいあるとさらによいです

9. プレゼン力は大きな予算やビックプロジェクトを受注するのに必要です。報告書が立派でも、その中の抜粋を伝えることができなければ、一流のマーケッターとはいえない。コミュニケーション能力は必須でしょう。

10. 信頼: 仕事ができても、誠実で信頼のできる人でないと、マーケッターとして成長が難しい。信頼は一晩で勝ち取れるものではないから、日々の精進が大切になります

 

思いつくまま、重要だと思われることを書いてみましたが、要するに誠実で、信頼できる人になることだと思います。知識や経験は後から付いて来ますから、大丈夫。

マーケティングを学ぶための第一歩 その1

4月から紙面でマーケティングを学ぶためのヒントのようなものを紹介していきたいと思っている。これまで外資系で23年間も学んできたことを、やはり誰からに伝えないともったいない。

では、マーケティングとは何か。

それは【モノ・サーピスを売るための仕組み】である。マーケティングを学んで、老後の愉しみにしたいという方もいるかもしれないが、基本からいうと少し違う。

お客様がいて、モノ・サービスがあって、そのニーズによって価格が変わっていく。某アイドルグループの公演チケットは、価格が8000円と書かれていても、それを欲しがる熱烈なファンがあるかぎり、二万でも三万でも取引される。

お客様なしのマーケティングは意味がない。学んだことが日々の生活で活かせることのできる人が、より深く真実に迫ることができる。

とはいえ、あなたが新人だったら、そんなに愉しい仕事はやってこないだろう。それでもできることを、基礎訓練として続けたらいいと思う。

1. 定点観測

行 きつけのコンビニでもレストランでも、レコードショップでもいい、毎週決まった時間に出かけて、どんな商品が動いているのか、メモしておこう。こんなとき は、携帯メイルに書き込むのもいい。これは基礎訓練だから、どきどきするようなものではないが、そのうち、気がついてはっとすることがある。

本の行間がふと浮き上がって見えるのだ。なぜ、毎週陳列が変わるのか、定番の料理は、保存が利く材料でなっているのではないか、セールの行なわれる間隔、価格帯はどうしてなのか、などなど。

気づいたことをどんどん記録しておこう。無理はしなくていい、続けることが目的なのだから。

■定点観測のメリット
長 年続けていると、直感で結論に近い仮説を立てることができるようになる。たとえば、25日の給料日に、あなたが主婦だとしてどこに買い物にいくか。あるい は、デパートで何を買うか。 その裏をかくと思いがけずに空いている売り場で、お得な買い物ができるはずだ。  この項続く。

 

あすなろブログの読者が気に入れば、基本から書いていこうと思っている。

桜の時期は、急がなくちゃ

気象庁の開花予報によれば、今週末から来週にかけて、都内では桜が満開になるはずだ。古来より、花といえば、桜を指し、日本人が桜に対する思いというのは特別なもののような気がする。

 

【今年の気分で選んだ都内ベスト5の桜スポット】

1. 九段下から北の丸公園へのお堀端の桜は、昼間も夜もすばらしい。実は、ここの前に建つ国立近代美術館の中に桜をみる部屋がある。3/28まで改修中だが、3/29からまた、オープンするので、ここに寄って桜を愛でることもありだ。

2. 日本橋浜町緑道、人形町の甘酒横丁から明治座に向かう途中にあり、八重桜が見事。夜は近くの事務所が席とりで大変。水天宮から人形町にかけての大通りにも桜並木がある。昼がお薦め。

3. 隅田川にかかる「桜橋」からみる墨堤桜並木。隅田公園の隅田川沿いに132本の桜が花のトンネルを作っている。夕方から乗り込んで、屋形船から見る桜は、妖しいほどの美しさがある。昼も夜もお薦め。

4. 新宿御苑。休日でも広いので意外と空いている。種類も多いし、楽しめるはず。

5. 目黒川 中目黒で降りて、ゆっくりと川沿いに歩く。オシャレなレストランも多いので、花より団子の方も満足されるはず。

 

■番外編
時間のない方は、中央線に乗り、四谷、信濃町の土手を見るだけで、桜見物できる。

■参考サイト 東京の花見スポット

いいにくいことを話さなければならないとき

採用するときよりも、解雇するときのほうが何倍も気を使う。相手を喜ばせるのは簡単だが、反対の場合はどうしたらいいのか。

今の時代、いいにくいことを話さなければならないシチュエーションはたくさんあるような気がする。忘備録としてまとめてみよう。

1. 直接相手と話す(メイルや電話やFAXよりも会って話す)
2. 相手と二人だけになれる場所を指定する(つい立ての向こうに人がいるのは不可)
3. 相手の人間性を否定することはいわない。
4. あくまでも業績、会社の経営状態などを飾らず真実のみを語る
5. その上で、このような判断に至ったことを話す
6. それに対する相手のリアクション、意見を聞く
7. 話し合いで代案がでたら、確約はしない
8. 今の代案をさらに上層部と話し合うことを約束する
9. 困ったことがあれば、自分を頼るようにという
10. 同僚には口外しないことをお互いが約束する

外資系に20年以上いると、こういう状況にはお互いに慣れてしまう。呑み込みの良い人だと、いまの時点での最良の条件を聞いて来ることもある。たとえば、こうだ。

1. 退職金の16ヶ月上乗せか、ボーナスはでないが、6月までの好きな時に退社できる
2. 教育プログラムで好きな研修を半年間、会社費用で受けられる。その後は自己都合で退社
3. 次の会社が決まるまで、何度でもカウンセリングを受けることができる。ただし、ボーナスはない。

こういう条件を組み合わせて、退職プログラムを共に考えることで、恨みとか、悪意の感情は消えている。ビジネスライクな米国流もいいかな、と思う時である。

そして、どんな人とも喧嘩せずに別れることができると、その人の評価が上がる仕組みになっているのだ。

 

短くてもブログ、俳句のような文章を書くひと

友人に一行メイルの得意な人がいる。他者の長いメイルの後から、ちょこっと顔を出して、話題をさらっていく。そのお見事なこと、いつも呆れて、そして感動する。

短いブログを書く友だちは、まるで俳句づくりの師匠のようだ。こちらも言葉が光っている。どうしたら、そんな文章が書けるのかと尋ねると、技巧は使わない、自然体で思ったことを書くだけだ、といわれた。

その裏では別の形の努力があるのかもしれないが、旬の面白さというのは確かにある。そして、そんな友人たちに囲まれて、幸せものだと思うことにしている。

人はそれぞれに魅力があって、取るに足らないように見える人でも、優れた点をもっている。それを認めてあげるのが大人の付き合いではないか。相手からもそういってもらえることをちょっぴり期待しながら、みんなすごいよね、と言い合うのである。

病気からの立ち上がり方

何年かぶりに風邪を引いたらしく、くしゃみと喉の渇きがひどい。取りあえず、外出を止めて家に籠っていた。そんなときの対処法を以下に記す。

 

1. フレッシュなリンゴジュースを定期的に飲む
2. 食事の度に緑茶を二杯以上飲む
3. キャベツスープを飲む
4. ミネラルウォーターを2リットル/一日飲む
5. 疲れたら横になる
6. 昆布でだしをとった稲庭うどんにネギをたっぷり入れて、七味トウガラシ入り
7. 10穀米を混ぜたごはんに南高梅の梅干しを載せる
8. 風邪薬は病院で処方されたものを飲む、抗生物質が効く
9. お風呂はよく温まり、髪は必ず乾かして出たらすぐ寝る
10. 部屋の暖房はいつもより高め、25度から28度くらい

水分を補給しつつ、暖かな部屋ですごそう。身体がだるかったら、横になる。難しいことは考えずに、好きな本を抱えて読もう。

勢いがあるときは、手を緩めずに一気に駆け上れ

まさに、現代は戦場(いくさば)だ。ほんのわずかなところにビジネスチャンスが隠されていたり、ひらめきが、確かな収益に結びついたり。早さと直感、判断力、潔さが試されるとき。

それだけに流れがこちら側に変わったと思ったら、勢いのあるうちに駆け上ろう。もろちん、上りつめる先は分かっていますよね。こういう勢いのあるときは、遠慮せずにとことん頑張ろう。一日くらい眠らなくても、大丈夫。

アイディアが次から次へと浮かんで来るときは、書き留めるとももどかしいが、記録を残しておこう。マーケティングの基本は、お客様と、サービスと、収益だ。収益があがらないサービスは、ビジネス外。お客様のいないサービスもだめ。

ど こにお客様はいるのか、と叫んでいる人がいた。だからインターネットがこんなに発達したのではないか。ネットを介したビジネス以外、今は考えられない。昨 日まで、見知らぬ人だったのに、メイル一通で、親しくなることもある。昨日までなかったコネクションが、いきなり繋がる。

人的ネットワークの作り方に王道なし、真面目に誠実にやるしかない。

ちょっと嬉しいお知らせ。弊社のセミナが、歌舞伎の成田屋さんのwebサイトで紹介されている。五代目團十郎が作ったバロディ句集の小倉百句なので、関連があると評価されたらしい。

新国立劇場でフィガロの結婚を見る

モーツアルトのオペラ、『フィガロの結婚』は初心者でも楽しめる内容だ。二十何年前かに初めて見たオペラがこれだった。

イタリア語を習ってからは、台詞の一部が聞き取れるようになって、愉しさが広がった。オペラというと高尚な芸術のように思われるが、オペラは快楽のひとつ。

縁あって、新国立劇場オペラ研修所の卒業公演4プログラムを見ることになった。今日から4日間、連続で初台まで通うのである。もちろん、仕事もあるので、この間はスケジュール調整をして、空いている時間に打ち合わせをする。

今日は初日なので、着物で出かけた。オペラのような華やかな舞台には着物もふさわしいかも。今回は、衣装も舞台もかなり凝ったもので、若手のオペラ歌手の熱演が楽しめた。明日はまた、違う出演者なので、こちらも楽しみである。

明日の朝、いちばんですることを書き出す

仕事が順調に進んでいくと、その日のうちにすべてが終了しないから、明日の宿題も出てくる。 明日の朝、いちばんですることを書き出してみよう。PCで打ち込んでもいい、プリントアウトして、机の引き出しにいれておく。

朝、出勤したら、その紙を取り出し、手配の済んだものにチェックマークを付ける。

終らなかったことは、リスケジュールをするか、不要と判断するか、理由と実施する日を付けて、書き込む。 この用紙を一週間分、まとめてチェックするのが金曜日の仕事。

一週間たっても終わらない仕事は、必要性の有無、そして、誰か別に人に依頼したほうがいいかの判断をしよう。そのまま未決にしておかない。

 

■流れを作る

仕事には流れがあって、それに乗って仕事を片付けていると、効率があがる。元気のないときは、自分から流れを作り出すことはできないから、仕事のできる人の側であやかろう。

朝、いちばんですることを書き出すのは、いわば、基礎訓練のようなものだ。これもやりたくない、とか、時間が取れないと思うときは、休暇申請が必要なのかもしれない。

流れに乗ったら、ポジティブなことしか考えない。悪くなることを予想して、悩むのは止めよう。きっとうまくいくと、自分を信じる。

睡眠不足、体調不良、心の栄養不良は、早めに手当てしないと、重症になってしまう。