マーケティングを学ぶための第一歩 その1

4月から紙面でマーケティングを学ぶためのヒントのようなものを紹介していきたいと思っている。これまで外資系で23年間も学んできたことを、やはり誰からに伝えないともったいない。

では、マーケティングとは何か。

それは【モノ・サーピスを売るための仕組み】である。マーケティングを学んで、老後の愉しみにしたいという方もいるかもしれないが、基本からいうと少し違う。

お客様がいて、モノ・サービスがあって、そのニーズによって価格が変わっていく。某アイドルグループの公演チケットは、価格が8000円と書かれていても、それを欲しがる熱烈なファンがあるかぎり、二万でも三万でも取引される。

お客様なしのマーケティングは意味がない。学んだことが日々の生活で活かせることのできる人が、より深く真実に迫ることができる。

とはいえ、あなたが新人だったら、そんなに愉しい仕事はやってこないだろう。それでもできることを、基礎訓練として続けたらいいと思う。

1. 定点観測

行 きつけのコンビニでもレストランでも、レコードショップでもいい、毎週決まった時間に出かけて、どんな商品が動いているのか、メモしておこう。こんなとき は、携帯メイルに書き込むのもいい。これは基礎訓練だから、どきどきするようなものではないが、そのうち、気がついてはっとすることがある。

本の行間がふと浮き上がって見えるのだ。なぜ、毎週陳列が変わるのか、定番の料理は、保存が利く材料でなっているのではないか、セールの行なわれる間隔、価格帯はどうしてなのか、などなど。

気づいたことをどんどん記録しておこう。無理はしなくていい、続けることが目的なのだから。

■定点観測のメリット
長 年続けていると、直感で結論に近い仮説を立てることができるようになる。たとえば、25日の給料日に、あなたが主婦だとしてどこに買い物にいくか。あるい は、デパートで何を買うか。 その裏をかくと思いがけずに空いている売り場で、お得な買い物ができるはずだ。  この項続く。

 

あすなろブログの読者が気に入れば、基本から書いていこうと思っている。

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