藤の季節

4月になって、知合いが次々と、藤の花を紹介しているのをみて、羨ましかった。近くに藤はないものと思っていた。それが昨日、お城の研究会に出かけた帰り、お城の左手に群生しているのを発見。

今日は、家族を連れて、見に行ってきた。すると、公園の反対側には藤棚があって、丈は短いのだが、満開の藤の花。他には人もいなくて、独占状態。こんな身近なところに藤の花が咲いているなんて、長いこと、気づかなかった。

人の行動範囲って、思う以上に狭いのだと感じる。空の写真を撮るようになって、季節の移り変わりを実感するようになる。太陽の昇る時間、沈む位置が違うのだ。IMG_8486

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この公園には、いまツツジが満開。四季の草花が楽しめる。そして、いつも空いている。

群生している藤の花は、桜の木の近く。一本の太い幹が別の木に寄り添っていた。
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このお城の左手側にあるのが藤の群生。雲が少しかかったお城は堂々としている。ここは、千葉市の郷土博物館。今日は休館日だった。腫れて、気持ちのよい一日、緑の中を歩くのは楽しい。

【東京創元社】2015年新刊ラインナップ説明会に行ってきました

昨年に引き続き、今年も 2015年新刊ラインナップ説明会」に招待されて出かけてきました。4/20、開催場所は都内某所。もともと、報道関係者向けの説明会が、一般ブロガーにも抽選で招待枠があるのというものです。

「東京創元社」さんには、アガサ・クリスティのミステリー小説から、ヴァン・ボークトのようなSFまで、昔からお世話になっています。平成になって、こんなすてきなイベントに参加できるなんて、感激です。

推理小説、ミステリー、探偵小説、いろいろないい方はできますが、ミステリーを読むということは、時間を予約するということです。細切れの時間ではなく、通して一気に読み終えたい、そのためには、一作品あたりに、某かの時間配分が必要なのです。

そういう意味で、海外から、国内まで各営業担当者が力説する話題作、新作には、興味が引かれます。また、今回は、スペシャルゲストに、90年代のエラリークイーン、有栖川有栖さん、そして、平成のエラリークイーンの青崎有吾さんの対談が面白かったです。

有栖川有栖さんの作品は、かなりあるので、全部は読んでいませんが、国名シリーズを集めてしまいました。若くて、才気あふれる作品から、短編集、そして、数々のトリック。お二人のやり取りを聞いていて、イメージがどんどんと膨らんでいきます。有栖川さん、いまは、初心に帰って、クリスティを読み返しているとおっしゃっていましたが、それが次作にどんな影響をするのか、楽しみです。

海外作品も、優秀なものが目白押しで、これでは、眠る時間を削らなくてはいけませんね。

【東京創元社】では、webサイトも充実しています。期間限定で、全文無料公開があったり、お得感満載。メイルマガジンもありますので、登録することをお薦めします。

 

『【ぐるなび食市場】母の日試食会』に行ってきました

5月は母の日、毎年、何を送ったらいいか迷いますね。[ぐるなびアフィリエイト]からタイムリな試食会の招待をいただき、出かけてきました。場所は東宝日比谷ビル、ぐるなび本社です。

今回紹介いただいたのは、6店舗、9商品でした。ずらりと会場に並んだ姿は壮観。まず、提供された方からのご説明を聞いて、撮影タイムのあと、実際に試食します。

これがなかなか難しい。写真を撮って、味わって、メモをとってと順番にやらないと忘れてしまいます。今回のコンセプトは「家族で楽しむ母の日」ということで、実際に食べてみて、美味しくて、本格的な洋食である、「レストラン亭くらの」がいちばんでした。他のものも甲乙を付けるのが難しく、どれも味わい深いものでした。

個人的な好みから、スッポンセットもよいかと思いますが、万人向けではないかもしれません。もっと女性向けの商品が並ぶのかと思っていたら、意外でした。母の日は、どこかに出かけるか、家で高級食材を取り寄せるのですね。参考になります。

今回紹介された商品

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皇朝の肉まんセット

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あぐら屋のスッポン料理、右がスッポンスープ

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モナムール清風堂本店のイタリアンセット+洋梨のタルト

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レストラン亭くらのの洋食セット

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La-Mccully 河原町タンバーアサイーのドーナッツ

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サムラートの野菜カレーと、チキンカレー,ナン付き

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首位を走るJEF千葉の試合に行ってきました

名門なのにJ2に降格してなかなか上がれないJEF千葉。サポーターとしては、今年こそは、自動昇格する一位、二位を目指してほしいと願っています。

そんな中、4/11は珍しく土曜日に試合があり、ホームグラウンドのフクダ電子アリーナに出かけてきました。いっしょに観戦するのは、高校の同期のサッカー部の仲間、年になんどか、揃って観戦しています。午後3時開始の試合で、午前中は、小雨が降っていました。2時過ぎに空が明るくなって、なんとお天気が回復したのです。気温も上がって、観戦には最高の日和でした。

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今回の席は前から4列目の真ん中。オペラグラスなしに、選手たちの動きが手に取るように見えます。今年の第一印象は、選手が揃って背が高い。昔は小柄な選手が多かったのですが、今は、成長した感じです。相手は、大宮アルディージャ。

こ ういう試合は、アウエイ側が前半早くに、得点をあげないと、後半が大変。疲れてくると、やはりホームチームが有利です。大宮も、千葉も頑張るのですが、前 半はどちらも得点をあげることができません。ヘディングを多発しているのも、背が高いからでしょうか。なんどもシュートするのですが、今ひとつで、惜しい のです。IMG_8019

見ている側からすれば、得点があって、それに反撃しての試合運びが最高。もちろん、勝つことは大切ですが、バランスよく得点して、 見ている側も共感したいのです。後半、JEF千葉の井出選手が初得点をあげ、1対0。そして、その10分後に、ふただび、井出選手が得点をあげ、2対0。 大宮も負けずとシュートするのですが、こちらのポストは、ゴールを嫌がっているようなのです。前半の千葉も、ゴールできませんでした。

井出選手、ごらんのようなイケメン。応援するのが楽しみになります。よい試合に出会えて、よかったです。今年は期待できそうなJEF千葉でした。

そして、二次会、こちらも、蘇我駅前の「芝浜」で、美味しい鮮魚をいただきました。同期の仲間との付き合いは、心地よく、時間の経つのを忘れてしまいます。このお店、日曜日はお休みなので、J1に昇格したら、毎回利用できますね。

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近世畸人伝の面白さ

2004年4月から、日本橋人形町で、江戸のくずし字講座を主宰している。「近世畸人伝」を題材に取り上げたのは、2008年の4月。今年で7年目になる。

「近世畸人伝」ということばは、馴染みがないのだが、江戸中期に実際にいた人々のエピソードをまとめたもの。畸人=奇人で、ユニークな生き方をした人ばかりを紹介している。

作者の伴蒿蹊(ばん・こうけい)は、有名な国学者で、武士・儒学者・文学者から遊女・乞食にいた る、実に様々な階層や職業の奇人の伝記を記している。それもこだわりがあって、儒学者は漢文調、遊女は柔らかな和文と、登場する人により、文体も使い分けている。

書籍としての「近世畸人伝」も電子版もあるが、これをさらりと読んでも、それほど感激はない。1つ1つの江戸のくずし字を読み解き、文学的バックグラウンドのある講師とともに鑑賞すると、そのよさが際立ってくる。こんな面白い内容は初めて、とおどろかれる受講者も多い。江戸時代には本当に面白い、ユニークなひとがいたのだ、と今さらながらに驚かされる。

春期講座は第一回は始まっているが、どの会からも参加できる。初回は無料の見学コースがあるので、ご興味のある方は、ぜひ、遊びに来てください。

この本、江戸の版本を所有している。何年か前、暮れに京都に出かけた時、寺町通の書店で、ガラスケースに並んでいるのを発見、そのまま求めて連れて帰ってきた。京で出版された本を、京都で手に入れる。なんの不思議もないことなのだが、時間の流れが経っているのがおかしい。手放されたのはお寺さんとのことだったが、当時の教養本として、所蔵していたのではないか。現在、こちらの版本をテキストに使って、みなさまにコピーしたものをお渡ししている。

歌舞伎の楽しみ方講座 – 役者模様と判じ物 – に行ってきました

六本木のawaiさんでは、二つ月に一回くらい、着物に関わる文化講座を開いています。今回は、「歌舞伎の楽しみ方講座 – 役者模様と判じ物 -」ということで、出かけてきました。

講師は、岡田美穂(おかだ・みほ)さん。五月の歌舞伎座は、團菊祭だが、それにちなんで、成田屋さんの定紋である、三升、そして、替紋の杏葉牡丹の由来など、楽しく解説いただいた。
成田屋の「三升」

今の歌舞伎界でも市川家というのが主流だが、その中でも七代目團十郎の美的センスのすごさには、驚かされる。市川家に伝わる役者模様、六弥太格子(三升繋ぎ)、荒磯模様などこの人が作り上げている。

一方、もう一つの歌舞伎の名門、音羽屋は、「重ね扇に抱き柏」が定紋。

ほかに、四つ輪がある。替紋は、杏葉菊で、成田屋の牡丹を菊に替えただけ。雑司ヶ谷にある梅幸の墓所の家紋は、この杏葉菊だそうだ。見に行ってみたい気がする。

調べていたら、歌舞伎美人でも、文様の特集をしていたので、こちらも紹介する。
役者紋を纏う

判じ絵というのは、謎解きのようなもの。縦三本、横三本の縞に「中」と「ら」をあしらった中村格子。【中】と、線が6つで【む】そして、【ら】で中村屋。

岡田先生いわく、縦横の線の数がキーポイントになるそう。

そして、最期に先生自身のお着物が、判じ物。江戸小紋の雨降り柄に裏地が筍。これは何を意味するのか。
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答え、雨後の筍。

江戸は、贅沢禁止令がたびたび出て、豪奢を禁止された。その分、裏地に凝ったり、文様のバリエーションを作ったのではないか。江戸の文化の成熟度を感じさせる話しだった。

歌舞伎の楽しみ方は、六本木稽古場でも今後開催される。ご興味のある方は、ぜひ、お出かけください。

 
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桜の季節の着物

桜がいっせいに咲き始めて、今日の風で少し散ったが、まだまだ見頃。この時期だけ、着る着物がある。桃色の寿光織の付け下げ。樹木模様だ。桜と競うことはないので、ひっそりと着ている。

今年はこちらにペルシャ柄の袋帯を締めて、上野公園まで出かけた。

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お花見も途中して、上野精養軒で同窓会幹事の食事会。こんな贅沢な食事会も久しぶり。歩いたので程よくお腹も空いて、フレンチのコースは美味。お天気もよく、行き帰りに、上野の花を楽しむことができた。

今年の上野は静かだった。発電機の持ち込み禁止。煮炊き禁止。カンテラのみ可ということで、カラオケをするひともいない。

名所といわれる九段下のお堀にもいってみたい。桜の季節は、地元でも楽しめる。散り染めもまた、いい。今年は桜を堪能しようと思う。