twitterを始めた頃、マイケルジャクソンの追悼番組のお知らせがあって、見ていたら、次の日が辛かった。
そして今夜は、エンデバーの帰還。着陸まであと3分。見始めると必ずチェックしてしまう。インターネットを始めたとき、テレビか、読書かと考えて、テレビを見ることを諦めたが、こうやって画面でニュースを見ているのは、同じことのような気がする。そういう時代になったということか。
エンデバー、無事着陸。おめでとうございます。
YouTubeの画像をリンクしておきますね。
今年はベルリンの壁が崩壊して20年という記念すべき年なのだそうです。学生時代、ベルリンの壁を見学したものにとって、夢のような時間です。
今回はドイツ観光局とミーレのコラボレーションによるドイツのお菓子教室に参加しました。講師は門倉多仁亜さん。ミーレのショールームをお借りして、ドイツの家庭で作るお菓子を教わりながら、ドイツ流の生活の楽しみ方もお聞きしました。17名という人数も先生のお話が直接聞けて、こじまりとまとまっていました。
自分たちで材料を混ぜ、オーブンで焼いたサクランボのケーキを切り、生クリームを泡立てたものを載せていただきます。このアットホームな感じが渋谷という町で何気なく行なわれているのがまたすてき。
観光局からの最新イメージビデオも見せていただき、最後にはお土産付きという贅沢さで、楽しい数時間を過ごしてきました。
もうすぐ八月。夏休みにどこに行こうか、まだ決めていない人も多いと思う。そんなとき、中央区観光協会を覗いてみた。
今年が中央区観光協会50周年ということで記念事業が目白押しだ。歴史・文化・商店を知るということで、まち歩き文化コース、産業コースなど、今からでも受付している。
日頃、職場に近い場所だが、案外知らないことがたくさん。二時間程度なので、気軽に参加して、その後は自分たちで散策もできる。
また、「中央区観光検定」の上位合格者より認定された”中央区観光協会特派員”によって運営・配信されている、中央区観光協会特派員ブログ。地域に密着した情報なのがうれしい。
日曜日の午後、8時間にわたるセッションということで申し込んでみた。別のイベントもあり、会場に着いたのは15時過ぎ。それでも、終了の20時までたっぷり5時間楽しめた。
最近の森美術館、じっくりと展覧会をやって、その間にいくつかの公開講座を実施している。先に見るか、理解を深めて見るか。美術館の新たな楽しみが生まれたような気がする。
私が見たのは、トーク3からトーク6までだが、なかなか面白かった。 アイ・ウェイウェイと いうアーティスト、北京オリンピックスタジアムのデザインをした人なのだ。ユーモアセンスもあるし、機転もきくし、なかなかの人物である。8時間のセッ ションにつきあったというだけでも、感動的ではないか。会場には、美術関係者が2割くらい。海外から招いた人も多く、国際会議のような雰囲気だった。日英 の同時通訳がつくのだが、日本の講演者もアイ・ウェイウェイと英語で話しているので、海外できいているような錯覚に陥る。
(以下、森美術館のサイトからの転載)
美 術、建築、編集、デザインなど多岐にわたるクリエイティブな分野で活躍するアイ・ウェイウェイ。日曜日の午後8時間にわたるこの連続対談では、アーティス トの多面性をアートと建築を入口にして、素材、技術、空間、歴史、文化、領域などの観点から読み解きます。対談相手には、アートと建築の世界からアイ・ ウェイウェイと興味深い繋がりやクリエイティブな共通点を持つ豪華ゲストを招きます。会場のみなさまからの「アイ・ウェイウェイへの質問」も時間の許す限 り受ける予定です。
12:00 プログラム開始 モデレーター:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
12:05 対談1 出演:ウリ・シグ(コレクター)
13:00 対談2 出演:隈 研吾(建築家)
14:45 対談3 出演:フィリップ・ティナリ(ライター、キュレーター)
15:45 対談4 出演:チャールズ・メレウェザー(美術史家、ライター、キュレーター)
17:30 対談5 出演:坂 茂(建築家)
18:30 対談6 出演:杉本博司(現代美術家)
20:00 終了
東京って不思議なところだと、しみじみ思う。音楽が好きで、よく聴きに出かけるのに、丸ビルでコンサートをしているのは気がつかなかった。たまたまネットの知合いが「明日、丸ビルでコンサート」と書き込んだをみて、ここを発見する。
丸ビルの35階ロビーで、毎週日曜日の14時から14時45分まで、平日(水、金、土)は20時半からと、21時半に各30分の演奏をしている。入場無料だから、毎回かけつけることもできそう。題して「丸びる35コンサート」
協力は社団法人全日本ピアノ指導者協会(The Piano Teachers’ National Association of Japan, Incorporated by the Japanese Government)
音楽は生活の一部でもっと気軽に楽しめたらいいと思っているので、こういう企画はとても嬉しい。場所も東京駅だし、仕事帰りに立ち寄ることも可能だ。ぜひ、ご高覧くださいませ。
2009年の夏は、皆既日食とともに忘れない年になりそうだ。というのも、かつて、インターネットが流行ったときのように、あたらしいサービスが いっせいに始まっている。それは、あのweb2.0などというイベントとは違って、草の根的、あるいは、一部の人々の中で急速に伝わり、一晩で共有する何 かが生まれている。
特にtwitterの増幅は恐ろしいくらいだ。140文字という制限を逆手にとって、twitter小説が生まれた。また、これをマーケティングのツールとして活用するためのセミナも開催される。 これは一週間以内の出来事。二三日あれば、必要な情報が、必要なひとに伝わる。この仕組み、使い方次第で大きなインフラになると思うのだ。http://twitter.com/milano2009
そして、興味のないひと、あるいは、関係ないと思っているひとにはそれなりの時間が流れ、気がつかずに暮らしていける。ここが重要なポイント。りんごの皮だけ見ていて、中身がすっかり別なものになってしまっても、齧るまでは気がつかない。
そしてこの夏は総選挙の時期でもある。国の仕組みががらりと変わってしまうかもしれないとき。バカンスも長期では取れそうもない。別にネット依存症ではないが、三日間、情報から離れていると不安になる。
柔軟な心をもって、新しいサービスを試してみよう。従来のやり方にしがみつくのではなく、お金儲けに走るのではなく、しなやかに、そして変化に流されずに暮らしてみよう。
この頃の天気。どこかおかしい。同じ東京で一部の地区だけ豪雨があったり、快晴だったりしている。もはや日本は温帯ではなくなったのではないか。スコールのような雨の後、虹が出ているのはマウイみたいだ。
打ち合せの帰り道、たまたま乗った快速電車で海側の窓に立っていた。いっしょにいた知人が、虹が見えているというので、外を覗き込むと、かなり大きな虹だ。さらにそこから少し離れたところにもう一つ虹が見えている。こんなダブルの虹は初めてだ。
反対側の席にいたら気づかなかったし、座席に座っていても見られなかった。時間にすると10分間くらい。新小岩から市川くらいの間。ちょうど、東京と千葉の県境。そこのビルの谷間に太い虹がかかっている。
確かに夕日を見たはずなのに、千葉に着いたら小雨が降り出していた。どこかで雨雲を通過したのに気づかなかった。
一日夏休みを取り、水上バス・テクニカルツアーに参加してきました。
第一部が、講習会で、「隅田川橋梁群の特徴と見どころ」を学習します。昼休みをはさんで、午後は、水上バスを貸切、講師の先生のガイド付きで隅田川を走ります。
墨 田川に架かる橋梁は、42橋、そのうちの12橋が、関東大震災のあとに建てられたことを知りました。震災復興橋梁のデザイン思想は、調和、統一、変化の3 つが基本で、近くに公園があるときは、それにあった橋になっています。また、隅田川はひとつの連続したものだから、そこに架かる橋は川全体のことを考えて 作られています。さらに対照的配置、ペアの橋などにより、変化をつけながら、美的調和を考えています。
このような講義の後、実際に船から眺めてみると、たくさんの発見がありました。
南北の橋
永代橋(帝都の南門)と白髪橋(帝都の北門)。いずれもアーチ型の橋ですが、微妙に違います。江戸の頃、この橋を通ると江戸市内になったのです。
ペアの橋
永代橋と清洲橋。上向きのアーチである永代橋に対して、次の清洲橋は、下向きのカテナリーで対照的になっています。これらが建てられた当時は、まだ、首都高もなく、見通しのできる位置関係にありました。
隅 田川を千住大橋まで下り、船から東京の町を眺めていると、東京というのは、水辺の町だったのだという新しい発見です。日頃は電車や地下鉄で移動しているの で、川の存在を忘れていますが、パリのセーヌ川や、ロンドンのテムズ川同様に、隅田川およびその支流の川の存在は重要です。昔から、歌舞伎や謡曲になぜ、 隅田川がたくさん登場するのか、やっとその意味がわかったような気がします。
隅田川から水上バスで通勤できたらすてきでしょうね。築地の聖路加タワーの当りには、テラスもあって、お昼を食べながら川風を感じることもできます。なかなか充実した一日でした。
新幹線に乗って二時間くらいの距離ですが、やはり京都は遠い。東京の常識と京都の商習慣の違いに、初めての人は戸惑うはず。
慣れると、観光客的な町歩きができなくなり、それに比例してお金もかからなくなります。観光地価格と地元価格が微妙な境で、分けられているみたい。だから、京都人に案内してもらうお薦めどころには、東京人はおりませんでした。
祇園祭の楽しみ方で、今回発見したのは、空いている午前中に有名どころを回って町内会長さんや役員さんのお話を聞く。向こうは、自慢したくて待っている訳 ですから、誠実な態度でいれば、親切にしてくれます。すべて無料。ただし、別れるときは、ありがとうございました、と一礼しましょう。
リア ルな山鉾を見学して、ホテルに戻ってネットで復習して、なんとか知識として定着させる。これを四五年繰り返すと、かなり覚えます。32基の山鉾全部は無理 としても、歴史やいわれなどを教わると、巡行の日の一瞬がとても貴重なものに見えます。山鉾を彩る前掛けも何種類かあって、毎年掛け換えているそうです。
今回、千代紙で作った江戸時代の巡行の様子が展示されていましたが、今のはほぼそれに近いような気がします。丁髷は結わないが、上下袴の盛装で、足軽たちは綱を引きます。江戸時代にはもっと多くの山鉾があったようですが、その地区から消えてしまったものもあるようです。
伝統芸能と、観光と、保存と何か強力な魅力がないと、継続するのは難しいのです。そういう意味で、大勢押し寄せる観光客も大切ですね。誰も来なかったら、モノは売れないし、経済効果も出ません。
東京の祭りは個、あるいは点なんですね。江戸の町が一つになって何か行なうというのは、オリンピックの誘致くらいしかないのかしら。三社祭も、ちょっと離れた地区には関係ないし、むずかしいですね。
祇園祭は明日が山鉾巡行、イベントのクライマックスです。芦刈山で、文箱の受け渡しの練習してはった小学生、本番でうまくできますように。来年もまた出かけますね。
学生時代から京都は大好きで、三日休みが続くと京都に出かけていた。五年前は、家探しもしていて、南禅寺の近くにすてきな住まいを見つけて、契約しようと思ったことがある。
そんなわたしが、京都に住む、京都っ子と出会い、生活や様式、そして世界観などを知るたびに驚くことが多い。たとえば、近くの電気屋さんで電気 釜を買ったが、壊れていてご飯が炊けない。そんなとき、東京だったら、「こんな不良品、すぐに取り替えてください」と怒鳴りに行くだろう。
京都なら「これなあ、昨日もろうたんやけど、うちの使い方が悪いのやろか、ご飯が炊けへんねん」と、柔らかく、まず自分の能力が足りないせいだ ろうかと、相談めいて尋ねる。すると、電気屋のおじさんは、「ほんまや、これはうちが悪かったさかいに、すぐに取り替えてあげるわ」と交換してくれるとい う。
このあたりの機微が分からないと京都人とは付き合えないらしい。そんなややこしいことは抜きに、京都に行くなら、訪ねたい所がある。
京都の町屋 ひなみ である。オーナの川端さんは、伝統工芸のショールームと、そして、予約制だが、食事のコースも扱っている。自分の祖父の染物工場を直して、ギャラリー兼住まいにしたのだそうだ。
ここにお邪魔していると、時間の経つのを忘れるくらい居心地のよい空間だ。アクセスは西大路御池 地下鉄東西線下車六分。