日曜日の午後、8時間にわたるセッションということで申し込んでみた。別のイベントもあり、会場に着いたのは15時過ぎ。それでも、終了の20時までたっぷり5時間楽しめた。
最近の森美術館、じっくりと展覧会をやって、その間にいくつかの公開講座を実施している。先に見るか、理解を深めて見るか。美術館の新たな楽しみが生まれたような気がする。
私が見たのは、トーク3からトーク6までだが、なかなか面白かった。 アイ・ウェイウェイと いうアーティスト、北京オリンピックスタジアムのデザインをした人なのだ。ユーモアセンスもあるし、機転もきくし、なかなかの人物である。8時間のセッ ションにつきあったというだけでも、感動的ではないか。会場には、美術関係者が2割くらい。海外から招いた人も多く、国際会議のような雰囲気だった。日英 の同時通訳がつくのだが、日本の講演者もアイ・ウェイウェイと英語で話しているので、海外できいているような錯覚に陥る。
(以下、森美術館のサイトからの転載)
美 術、建築、編集、デザインなど多岐にわたるクリエイティブな分野で活躍するアイ・ウェイウェイ。日曜日の午後8時間にわたるこの連続対談では、アーティス トの多面性をアートと建築を入口にして、素材、技術、空間、歴史、文化、領域などの観点から読み解きます。対談相手には、アートと建築の世界からアイ・ ウェイウェイと興味深い繋がりやクリエイティブな共通点を持つ豪華ゲストを招きます。会場のみなさまからの「アイ・ウェイウェイへの質問」も時間の許す限 り受ける予定です。
12:00 プログラム開始 モデレーター:片岡真実(森美術館チーフ・キュレーター)
12:05 対談1 出演:ウリ・シグ(コレクター)
13:00 対談2 出演:隈 研吾(建築家)
14:45 対談3 出演:フィリップ・ティナリ(ライター、キュレーター)
15:45 対談4 出演:チャールズ・メレウェザー(美術史家、ライター、キュレーター)
17:30 対談5 出演:坂 茂(建築家)
18:30 対談6 出演:杉本博司(現代美術家)
20:00 終了