知識か、教養なのか

江戸の古文書講座を主宰しているが、王朝文学も大好きで、市民大学の源氏物語の講座に通っている。全6回シリーズのうち、仕事で二回休んだのがくやしい。

さて、講座の内容は大学の講義くらいのレベル。

歌語と散文語について、
駒 と 馬
いさよう と 漂う
宿 と 家

と区別して表記している。平安時代の三大教養は
書道、音楽、歌 だから、この1つの歌(歌詠み)にもそれなりの時間と稽古をしていたに違いない。

こんな話を平成のネット時代に覚えてどうするのか、と考えることもあるが、少なくとも、この教室に集うだれよりも、IT系の自分は、それを活かす場をもっていると、自負している。せっかく習ったことも、自分の教養の一部でしかなれけばさみしい。

社会に出て、他の人と知識の共有ができることこそ、幸せというものだ。

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