普通の生活をしていても、何かとイベントの幹事や手伝いが回ってくる。江戸から学ぶ会の定例会、三月に退職された要人を励ます会、イタリアソムリエ協会のSagrantino Dayのお手伝い、高校の同窓会で50周年の記念誌制作委員、ジェフ千葉観戦ツアーのお手伝い、千葉市史協力員としての古文書セミナの開催、狂言師とオペラ歌手による「オセロ」公演のお手伝い、その他、趣味の会合も入れると、週に三回はイベントがある。
それでも何とかこなしているのは、やはり4月が特別な月だからだ。一年の始まりの一月よりは、仕事や学校の初年度になる4月のほうが、何か始めるのにぴったりくる。
わざわざ出かけて行き、人と会い、意見を述べ、相手の腹を確認しあい、と結構気疲れもする。だが、これがコミュニケーションの基本だと信じているので、力まず、頑張らず、自然体でかつ誠実に対応しよう。
中には、話すのが苦手、人と交わるのが嫌いというひともいるだろう。私自身も営業本部にいたが、マーケティング担当だったので、何かを売り込みにいく、という経験は少ない。
その代わり、嘘はつかない、本音で話す。約束は守るを通してきた。おかげで、1つのプロジェクトが終ると、必ず仲良しができて、そのネットワークは、今でもわたしの財産である。
自 分が話すのが得意でないというひとは、人の話をよく聴こう。相手が何を意図しているのか、言葉ではない表情や仕草にも気を配ろう。自分ができること、でき ないことを正直に言って、付き合いが始まると、気持ちよく仕事ができる。万能な人間などいないのだから、それぞれの強みをいかし、それをまとめるリーダー の下で働きたいと思う。
そういう意味でも4月は、挑戦の月だ。新しいことを始める,苦手なことにも挑戦する。諦めなければ、なんどかやり直しもできるのだから、まずやってみよう。セミナや会合などへの参加も自分の気づきになる。
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