決算報告書作成を楽しく、付加価値を付ける

この数週間、決算報告書作成に集中していた。 ソフトはJDLを使っているが、ノートパソコンの機嫌が悪く、ブルースクリーンの連続には参った。ウイルスソフトと合わないのか、10分間くらいしか安定しない。待っていても仕方がないので、先週から、別のノートを立ち上げて、入力した項目と領収書などの書類のチェックをしていく。

起業して5年目になると、この決算報告書作成もかなり楽しい。

日頃は日々、あるいは週単位での仕事のチェックをしているが、一年間という範囲で見直してみると、セミナ・サービスというのは、季節労働者だと実感する。

当たり前のことなのだが、お客様は平日に参加されるので、お盆やお正月、年度末、学期末などは開催しない。いいかえると、この辺りがプライベートタイムになる。海外出張や、国内出張の日程は、セミナの開催時期とずらしているが、明確なルールはなかった。

以下、気づいたことを挙げてみる。

1. 固定費と変動費

固定費はセミナー会場費用、講師謝礼、交通費などであるが、弊社の古文書セミナーは毎回、美味しいお菓子を出しているので、この価格が変動する。予め、予算化はしているのだが、季節の和菓子をいただくとなると、その時期しか味わえないから予算はあってないようなものだ。

交際費も変動する。個展の案内や、伝統芸能の発表会などにはできるだけ参加しているが、これも月によってばらつきがありすぎる。
江戸の古文書セミナーを主宰しているので、能楽、狂言、歌舞伎などは趣味と仕事との境界線がなくなっている。新しい企画、お客様の募集などに関わるセミナや勉強会なども、できるかぎり参加しているが、申込後にキャンセルした例もかなりあった。反省。

2. 課外活動は週に三回まで

すべてのセミナはご縁や出会いなので、予算を決めて、それに制限させることのないようにしている。体力的に週に三回が限度なのは、それ以上は頭に入らないし、消化できないからだ。
申込をしたときに、目的、何が学べるかをしっかり記録しておかないと、キャンセルか、無理をして出向くかの判断ができない。

3. 二次会はスルーする

早朝から仕事が待っている時は、やはり、不義理をして、懇親会をさぼって帰ってくる。無理して参加しても楽しくないから。固定したメンバーの懇親会も今年は、スルーしようと思っている。その代わりに、新しい人との出会いや、ネットワーク形成に当てたい。

4. 書籍費が少なかった

県立図書館の目の前に住んでいるのに、昨年はほとんど本を借りていない。六本木ヒルズのライブラリー会員になっているので、新刊のビジネス書は、斜め読みしているが、お金を出して、自分の本にしたいと思うようなものが少なかった。
アマゾンのおかげで、絶版になった本も買える。中古なので価格もかわいく、たくさん買っても費用がかからなかった。今年はもう少し、じっくりと読む本を探そう。

5. エクストラバージン・オリーブオイルのリピーター

弊社ではエクストラバージン・オリーブオイルを 販売しているが、何度もリピートされるお客様がいるのに驚く。「夫がこの味に馴染んでいて、別のを買ってくると気に入りません、またお願いします」とか、 「長年この味になれたせいか、これでないと使えません」などといううれしいメイルをいただく。こんなに感謝されているのだから、今年はオリーブオイルの販 売にもっと力をいれてみよう、と思った。

6. 活動拠点は偏っている

浜町、水天宮、六本木、有楽町、上野、九段下、恵比寿、渋谷、信濃町、飯田橋、立石、この辺りを中心に活動している。山手線の上野から先、新宿から先には、ほとんど出かけない。江戸の町歩きを始めたおかげで、少し活動の範囲が広がったが、湯島、深川、両国などだ。

東京以外では、佐渡と、京都、大阪にしか出かけない。すべて仕事がらみの出張で、そういう意味では、趣味の旅を楽しむ時間がない。軽井沢や入間のアウトレットにも行きたいのだが、仕事がらみの案件がないので、難しい。だれかお声をかけてください。

7. イタリアに行っていない

仕 事を始めた主な理由が、イタリアに仕事の打合せで出かけることだった。昨年は、日程調整が合わなかった。欲張って、イベントに合わせて出かけようとした ら、難しかった。これもご縁なので、バリに住む親友を訪ねて、なんとか、ローマ、フィレンツェ、そして、南の地方を回りたい。イタリア語のファッションSNSにも参加しているし、イタリア語の勉強も再開した。

8. まとめ

一 年分をあらためて眺めていると、知り合った人、会合、セミナ、打合せなどが次々と、浮かんできて楽しい時間を過ごせる。自分では予想もできなかったよう な、新しい出会いや仕事の始まりがあって、人生もなかなか悪くないと思うひとときだ。いろいろと、新しい企画や、自分がやらなければいけないことなどが、 たくさん出てきて、一年の始めよりも、もっと具体的に活動が始まるような気がする。
一年も折り返しの時期に来て、何ができるのか、あるいは、何に手をつけなければいけないのか、じっくりと考えることができた。

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