千葉三越で、布絵作家のトークショーに出かけた

わたしの尊敬する着物の先生、中谷比佐子さんと、布絵作家 伊藤朱さんのトークショーが、千葉三越で開催された。地元なので、白大島を着て出かけた。会場は特選画廊。

伊藤朱さんは、音楽家であるご主人が、演奏旅行の合間に買い集めた古い着物生地を使って、大きな布絵を作っていらっしゃる。一枚ごとに物語があって、不思議なことには、どれも平和や安らぎへの祈りが込められていることだ。

中谷先生は、着物や着物生地についての造詣が深く、なんでもすぐに答えてくださる。伊藤さんも頼りにしているそうだ。着なくなった着物を捨てる人がいて、それをもらったこともあるといっていた。着物の本来持っている絹の力を絵に構成して、生かす。

メルヘンのようでもあり、曼荼羅のようでもある。力強さを感じた。着物に対する優しい眼差しがあって、うれしい。お二人のお話を聞いていて、ますます着物が好きになった。

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中谷比佐子先生と 伊藤朱さんのトークショー 『絹の命』
今蘇る織姫たちの魂(こころ)
布絵作家 伊藤 朱(あかね)の新世界展
千葉三越 特選画廊 10月25日(日)14時開催

METオペラビューイング ドン・ジョヴァンニを見る

フィガロの結婚を楽しんだ後は、ドン・ジョヴァンニを見ました。平日の夜ということで、若い人が多い。こちらは時代のままの設定なので、衣装がすばらしいのです。

オペラの楽しみは非日常性。ここでは、どんな贅沢も、偽りの恋も許されます。豪華な配役。見ているほうは、どこにいるのかも忘れて、ドン・ジョヴァンニの王国の捕らわれ人となります。それにしても、彼をただ一人愛していたのが、バルバラ・フリットリ演ずるドンナ・エルヴィーラのような気がします。彼女は大人の女として、彼を救いたいと思ったのでしょう。

ドン・ジョヴァンニに騎士長である父を殺されたドンナ・アンナは、婚約者のドン・オッターヴィオに、復讐してと訴えます。そして、それなしにはあなたの愛を受け入れることができないと、歌います。そして、最後の場面で、ドン・ジョヴァンニが滅びると、今度は一年の喪が明けたら、気持ちの整理もつくから、待って欲しいというのです。

そして、これはわずか一日の出来事だったということを知ると、彼女の願いも無理はないのでは、と思ってしまうのです。

レポレッロ役のルカ・ピザローニ、本当にご主人思いで、忠実な召使。殺されそうになっても、最後には主人を止め、改心させようとするのです。傑出した演技に、彼がいなかったら、ドン・ジョヴァンニの行為も際立って見えなかったと思わせます。

最後に、ドン・ジョヴァンニを演ずるマリウシュ・クヴィエチェン、貴族であり、女に手を出すのが天職ですが、頭が切れて、自信もあって、魅力的な男です。ワルのなかに見せる、少年のような純粋さ、そして、騎士であることの誇り。

今回の演出は、人々の心の動きをくっきりと見せて、作品のもつすばらしさを伝えていたと思います。

指揮:ファビオ・ルイージ 演出:マイケル・グランデージ
出演:マリウシュ・クヴィエチェン、マリーナ・レベッカ、ラモン・ヴァルガス、バルバラ・フリットリ、ジョシュア・ブルーム、ルカ・ピサローニ

上映期間 2011年11月19日(土)~11月25日(金)
予定時間 3時間55分(休憩1回)[ MET上演日 2011年10月29日 ]

METオペラビューイング フィガロの結婚を見る

今年も東劇「METライブビューイング アンコール2015」に出かけてきました。
初回は、8/23の『フィガロの結婚』、新演出で、舞台を1930年代に設定し、使用人を大勢使っている大地主というがアルマヴィーヴァ伯爵です。

この時代なので、衣装がエレガント、特に伯爵夫人の優雅さといったら、みているだけでうっとりします。ケルビーノの愛らしいこと。物語はよく知っているのに、登場人物が変わると、違う話のように思えるのがすばらしいです。

スザンナはここでは、何でも心得たお女中。フランス映画でよく出てくる、有能なお女中です。伯爵は、スザンナにも手玉に取られ、わがままだが、いい男です。伯爵夫人をほおっておきながら、誰かが手紙を送るのは許さないのです。

そんな恋の混戦模様が、最後には幸福な結婚で終わるという、オペラの楽しさ満載の作品です。

指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:リチャード・エア

出演:イルダール・アブドラザコフ(フィガロ)、ペーター・マッテイ(伯爵)、マルリース・ペーターセン(スザンナ)、アマンダ・マジェスキー(伯爵夫人)、イザベル・レナード(ケルビーノ)

上映時間
3時間36分(休憩1回) [ MET上演日 2014年10月18日 ]
イタリア語

 

 

国立演芸場で寄席を見る

知り合いのお招きで、半蔵門の国立演芸場に行ってきました。
落語、漫談、奇術などの寄席です。初めての経験でしたが、本当に楽しかったです。前座のお話は、それなりなのに、最後のとりのなると、もう笑いが止まらない。こんなに笑ったのは何年ぶりでしょうか。

暑い夏に落語を楽しむのは、オシャレといわれたのですが、笑いすぎて、その夜は熱帯夜にもかかわらず、熟睡してしまいました。

お値段も歌舞伎の三階席より安いし、気軽に楽しめます。お客様はただ座って、適当に相槌を打って、笑っていればいいのです。

会場には知り合いも結構来ていて、再会もうれしいことのひとつでした。絽の着物で出かけたら、みんなに褒められて、それもうれしかったことです。

歌舞伎座7月公演、夜の部を見てきました

今月は、あちこちですてきな演目がかかっています。すべてを見ることはできませんが、今しかみられないものを選んで、出かけようと思います。

まずは、歌舞伎座7月公演。夜の部が【通し狂言 怪談 牡丹燈籠(かいだんぼたんどうろう)】なので、楽しみでした。円朝得意の怪談話、それを歌舞伎仕立てにしています。猿之助が円朝役で、あちこちに登場して、驚かせます。

主人公は、貧しいながらもおたがいをいたわって暮らしている、お峰と伴蔵。これが玉三郎、中車という初顔合わせ。怪談なんですが、笑いの要素がふんだんに盛り込まれていて、怖くはありません。

7/3初日なので、蚊帳を釣る場面で、留め金が落ちてしまって、玉三郎が、中車に助けて付けてもらうのがアドリブでした。玉さん、笑ってしまって、演技ができないのです。

幽霊からお金をもらって、店を出し、商売は繁盛するが、夫婦の間にはすきま風、夫は酌婦に入れあげて、散財している。最後には目を覚ましたように見えたのだが、そこに幽霊が現れ、悲劇の幕。

会場は、すくすく笑いから、大きな笑い声、さすが落語の題材です。可笑しいような哀しいようなお話でした。

熊谷陣屋では、海老蔵が、熊谷直実役で大奮闘。後、十年くらいしたら、ぴったりする役をベテラン役者相手に頑張っていました。光源氏だけでなく、荒物もできないと、成田屋は成立しませんものね。

以下、備忘のために載せておきます。

松竹創業120周年 七月大歌舞伎

夜の部
一、 一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)
熊谷陣屋

熊谷直実   海老蔵
白毫弥陀六  左團次
相模     芝 雀
堤軍次    九團次
亀井六郎   巳之助
片岡八郎   種之助
伊勢三郎   廣 松
駿河次郎   梅 丸
梶原平次景高 市 蔵
藤の方    魁 春
源義経    梅 玉

二、通し狂言 怪談 牡丹燈籠(かいだんぼたんどうろう)

第一幕 大川の船
高座
新三郎の家
伴蔵の住居
高座
伴蔵の住居
萩原家の裏手
新三郎の家

第二幕 高座
関口屋の店
笹屋二階座敷
元の関口屋夜更け

〈第一幕〉
お峰  玉三郎
伴蔵  中 車
お米  吉 弥
お六  歌女之丞
萩原新三郎 九團次
山本志丈  市 蔵
三遊亭円朝 猿之助

〈第二幕〉
お峰   玉三郎
馬子久蔵 海老蔵
お国   春 猿
定吉   弘太郎
お六   歌女之丞
三遊亭円朝 猿之助
伴蔵   中 車

上野、国立博物館で鳥獣戯画展を見てきました

特別展「鳥獣戯画─京都 高山寺の至宝─
平成館 特別展示室   2015年4月28日(火) – 2015年6月7日(日)

京都でも大人気で、並んでみたそうですが、東京も連日、入場待ちという状態でした。ツイッターで混雑ぶりを伝えて、入場緩和を狙ったようです。招待券をいただいて、作戦を立て、6/5金曜日の夜、20時まで開館に合わせて出かけました。

この日は、曇り、後に雨になりました。幸いなことに入場待ちはありません。

6月5日

現在の待ち時間:入場の待ち時間はありません。会場内には鳥獣戯画全4巻のうち甲巻を観覧するための待ち列があり、約150分待ちです。鳥獣戯画甲巻以外の展示は並ばずにご覧いただけます。本日は20:00まで開館、最終入館19:30です。(18:05現在)

入場前に一幕がある、演劇のようなものです。二幕目は、待ち時間もなく見ることのできる甲巻以外の展示、そして、三幕目が、160分待ちの鳥獣戯画甲巻というわけです。

ドラマを見に行くときは、幕間に珈琲を飲んだり、甘いものを摘んだりしますね。この行列対策として、鮭入りおにぎりを持参にして、事前にいただきました。それから、チョコレート、これがあれば元気がでます。並んでいる間は、推理小説を持っていき、それを読んでいました。できれば、短編集のほうが集中して読めていいです。

京都 高山寺には、でかけたことがなく、本物をみるのは初めてです。鎌倉時代のはじめに明恵上人によって再興されたという由緒あるお寺には、見るものもたくさん。でも、ここでのんびり鑑賞していては、三幕に間に合いません。慌ただしく、鑑賞をすませ、160分待ちという列に並びました。

並んでいる人も、そんなに大変なこととは思っていないようです。数字のマジックでしょうね、2時間40分も立ったまま、待つのですから、お年寄りには酷だったのかもしれません。75歳以上のかたは、こちらへという特例もありませんでした。有栖川有栖の「ロシア紅茶の謎」を一冊読み終えてしまいました。短編集ですから、時間があまれば、再読も楽しいです。電車のなかで、立ちながら読むという感覚でしょうか。それでも、この時間なら、京都までのぞみで着きますね。

肝心の「鳥獣戯画」については、全4巻の前半部分が前期、後半部分が今回の展示でした。長さにして二十メートル足らず。前半部は、コピー、後半部が本物のでその違いは明らかです。動物たちの躍動感がすばらしい。これを描いた絵師も、楽しみながら作ったのだと思います。猫の表情がよく、近くで隠れている鼠もかわいい。

ゆっくり見ていたかったのですが、掛りの人は、早く早くとせくので、未練がましくみていました。並んだ甲斐はあったと思います。本物を見られてよかった。

三幕の舞台の最後は、大雨。国立博物館から、上野駅まではかなりあります。着物なので、草履が水たまりにはまらないように、気をつけて歩きました。前半、後半をつなげてみたいと思います。京都でまた、本物をみることができるのでしょうか。

国立能楽堂で「融(とおる)」を見てきました

6月は、佐渡の能月間。この時期は薪能が各地で開かれます。以前は、わざわざ出かけて、能楽を楽しんだのですが、代わりに国立能楽堂で鑑賞することにしました。

このチケットが売り出し日にすでに完売というプラチナチケット、5月公演の隅田川も取れず、6月3日の「融(とおる)」が脇正面でようやく入手できました。能楽堂は、こじんまりとしていて、収納人数も多くないし、能楽はわずか一日の興行です。チケットを取るには、大変なことだと後から気づきました。

「融(とおる)」は、嵯峨天皇の十二皇子で、源氏物語のモデルにもなった源融(みなもとのとおる)です。最初は、老人の姿、そして、後半は雅な貴公子の姿で登場します。このとき、付ける面は「中将」。優雅な舞いは、ひととき、中世の世界に連れて行ってくれます。

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今回は、同時開催で、国立能楽堂 資料展示室での展示も見ることができました。

演目・主な出演者
狂言 若和布(わかめ)  佐藤 融(和泉流)
能  融(とおる) 酌之舞(しゃくのまい)  坂井 音重(観世流)

天理ギャラリーで、「手紙」展を見る

神田錦町にある天理ギャラリーでは、年に二回くらい、企画展を開催している。今回は、「手紙」がテーマだ。

手紙といっても、藤原定家に始まり、伊達政宗、井原西鶴、松尾芭蕉、賀茂真淵、与謝蕪村、本居宣長、上田秋成、良寛、小林一茶、滝沢馬琴、西郷隆盛、森鴎外、夏目漱石、正岡子規、樋口一葉、谷崎潤一郎など、有名どころが揃って、展示されている。

江戸のくずし字を学ぶものに取っては、宝のような展示だ。字はその人の人となりを現すもの、眺めているだけで飽きない。今回は、とくに釈文(活字に直したもの)も配布されていて、それを見ながら、現物の字を読む楽しさがある。
入場無料、待ち行列はない。

会期 : 平成27年5月17日(日) - 6月14日(日)
時間 : 午前9時30分 - 午後5時30分
会場 : 天理ギャラリー(東京天理教館9F) 最寄り駅は小川町、淡路町など。

5/30は、「谷崎潤一郎の松子宛書簡について」という講演があり、それに参加した。千葉俊二氏 (早稲田大学教授)が、一時間半くらい、お話しした。

たまたま、松子夫人の書いた「倚松庵の夢」を持っていて、このお話を聞いたら、他の本も読みたくなった。
「倚松庵の夢」

しかし、手紙というのは怖い。谷崎からの手紙を松子夫人は、大切にとってあり、お世話になった方に差し上げていたという。破り捨てなかった手紙は残り、公開されて書簡になるのだ。

「谷崎潤一郎の恋文 – 松子・重子姉妹との書簡集」

松子夫人は、あの細雪のモデルになった四人姉妹のひとり。谷崎潤一郎は、ミューズがないと、本が書けなかったらしい。晩年には、もうひとつの書簡集があって、こちらも気になるから、取り寄せてしまった。

谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡集

この方の祖父と谷崎潤一郎は、いくつも違わない。物語を書くための原動力になったのではないか。

天理ギャラリーから、谷崎潤一郎の考察に進むのも楽しみだ。

大関ヶ原展、そして、近代美術館へ。

江戸東京博物館で開催されている大関ヶ原展、最終日の5/17にようやく出かけることができた。入場まで80分待ち。持参したお弁当を食べながら、動く列に続く。最近の人気イベントは、どこも入場待ち。博物館がテーマパーク化しているのか。

今回の自分的目玉は、前田利家から秀頼宛にだされた書状。かれは、御拾い様と名指しで書いている。家臣の身分で、秀頼様と書くことが憚られたのか、御拾い様となんどもでてきておかしい。関ヶ原での一日を映像的に撮られた再現ビデオも面白かった。

もう400年以上前のことなのに、日本人の気持ち的には、この間の戦という感覚がある。戦いの様子を描いた絵図もあるのだが、江戸期に書かれたものがある。

特別展をみたあと、改装された江戸博を見てきた。前より、分かりやすい展示になっている。江戸の中村座の前でしばし、休憩する。
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江戸を堪能した後は、近代へということで、竹橋の近代美術館に向かった。この日は、「国際博物館の日」で無料開放されていた。博物館や美術館では、フラッシュをたかない撮影なら、可能のところが多く、楽しみが増えた。

こちらもそれなりに人出があったが、ゆっくりと絵を担当する。同時開催の大阪万博展にも立寄り、懐かしい時間を過ごした。アートな一日で心が豊かになる。

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佐伯祐三

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藤田嗣治

團菊祭五月大歌舞伎に行ってきました 夜の部

團菊祭五月大歌舞伎、夜の部は、「め組の喧嘩」。この演目は最後に見たのが、平成中村座の勘三郎だった。今回は、菊五郎が、め組辰五郎を演じている。

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今回の團菊祭は、市川家の海老蔵,左團次のほか、中村屋一門が総出で参加。全体に若返って、楽しい。

■慶安太平記
初めて見る芝居だが、松緑がうまい。いい役者に育ったと思う。立ち回りも多く、気を張って演じないと危険も多く、どきどきする。梅枝はこちらの武家の女房役のほうが、はまっている。いい女形にそだった。

■め組の喧嘩
江戸っ子の粋、意地の張り合いがみごと。菊五郎は、武家の殿様より、こういういなせな役が似合う。時蔵との夫婦役も板に付いていて、こんなひとがいたのだろうなあと共感する。

最後は、喜三郎役の梅玉がその場を収めるのだが、相撲取りと鳶の戦いは、面白い。立ち回りがおおく、はらはらとする。楽しかった。

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一、慶安太平記(けいあんたいへいき) 丸橋忠弥

丸橋忠弥     松 緑
女房おせつ    梅 枝
駒飼五郎平    亀 寿
勝田弥三郎    歌 昇
母おさが     右之助
弓師藤四郎    團 蔵
松平伊豆守    菊之助

二、歌舞伎十八番の内 蛇柳(じゃやなぎ)

丹波の助太郎実は蛇柳の精魂/金剛丸    海老蔵
阿仏坊                  亀三郎
覚圓                   亀 寿
普門坊                  巳之助
誓願坊                  尾上右近
徳善坊                  種之助
随喜坊                  鷹之資
住僧定賢                 松 緑

三、神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)
め組の喧嘩

品川島崎楼より神明末社裏まで
め組辰五郎      菊五郎
女房お仲       時 蔵
九竜山浪右衛門    又五郎
柴井町藤松      菊之助
背高の竹       亀三郎
三ツ星半次      亀 寿
芝浦の銀蔵      歌 昇
伊皿子の安三     萬太郎
おもちゃの文次    巳之助
御成門の鶴吉     竹 松
新銭座の吉蔵     尾上右近
二本榎の若太郎    廣太郎
亀の子三太      種之助
狸穴の重吉      廣 松
烏森の竹次      隼 人
花籠の清三      男 寅
山門の仙太      鷹之資
左利の芳松      橘太郎
三池八右衛門     松之助
葉山九郎次      橘三郎
神路山花五郎     由次郎
宇田川町長次郎    権十郎
尾花屋女房おくら 萬次郎
露月町亀右衛門    團 蔵
江戸座喜太郎     彦三郎
四ツ車大八      左團次
焚出し喜三郎     梅 玉