今年も東劇「METライブビューイング アンコール2015」に出かけてきました。
初回は、8/23の『フィガロの結婚』、新演出で、舞台を1930年代に設定し、使用人を大勢使っている大地主というがアルマヴィーヴァ伯爵です。
この時代なので、衣装がエレガント、特に伯爵夫人の優雅さといったら、みているだけでうっとりします。ケルビーノの愛らしいこと。物語はよく知っているのに、登場人物が変わると、違う話のように思えるのがすばらしいです。
スザンナはここでは、何でも心得たお女中。フランス映画でよく出てくる、有能なお女中です。伯爵は、スザンナにも手玉に取られ、わがままだが、いい男です。伯爵夫人をほおっておきながら、誰かが手紙を送るのは許さないのです。
そんな恋の混戦模様が、最後には幸福な結婚で終わるという、オペラの楽しさ満載の作品です。
指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:リチャード・エア
出演:イルダール・アブドラザコフ(フィガロ)、ペーター・マッテイ(伯爵)、マルリース・ペーターセン(スザンナ)、アマンダ・マジェスキー(伯爵夫人)、イザベル・レナード(ケルビーノ)
上映時間
3時間36分(休憩1回) [ MET上演日 2014年10月18日 ]
イタリア語