よいお客様になろう

仕事上の付き合いだが、それが終った後も個人的に付き合いたい人がいる。お客様もしかり。最初は遠慮がちだが、趣味や価値観や常識のセンスが似通っている人とは心も通じ合うような気がする。

その一方で自分がお客様の場合、相手の会社や、事務局に余計な手間や心配をかけないように、気を遣う。急ぎの荷物の手配をお願いしたときは、無事着いたことを知らせるメイルを出したり、入金したら、連絡したりと、ほんの少しの親切が大きく響く。

よいお客様からの仕事依頼は、受けた方も愉しく、させていただく。その結果、納期が早くなったり、仕上がりが一段とよくなったりするものだ。

ほんのちょっと想像力を働かせれば、何をすればいいのかすぐにわかるはず。前行程と、後行程の全体がわかれば、相手が喜ぶことをしてあげられる。

これはスーパーのレジでも同じだ。同一の品物を重ねて、スーパーの袋不用なら、最初に断っておく。待っているうちに小銭を用意したり、籠は重ねておく。当たり前のようだが、これがなかなかできずに渋滞しているレジが多い。笑。

よいお客様になることは、生産性を上げることに通じる。

出張のお供に、デパートの地下街は、頼もしい

京都に出張で4泊5日滞在した。この時期、祇園祭りと重なったため、連続して宿がとれずに三カ所を点々とする。
美味しいイタリア、和食などを愉しみに出かけたのに、すでに予約で満席。外食が続くと、野菜不足になやまされるが、今回はそれを解決できた。

と いっても、コンビニで野菜サラダを買うというわけではない。デパ地下に出かけるのだ。美濃吉、平野のおばんさいが並んでいる。それだけではない。ミニトマ トや、レスタなどもお値打ち品がいっぱい。コンビニより安いので驚く。レタスはちぎって、また、ミニトマトは洗えば手軽に野菜が取れる。しかも新鮮で美味 しい。サラダにこだわるなら、三つ葉が和製ハーブとして使える。これも手でちぎれる。ホテルに電子レンジが付いていれば、とうもろこしを五分くらい加熱す れば食べられる。

出張であちこち飛び回っている人なら、デパ地下が強い味方だ。ぜひ、覗いてみてください。土日は特別セールもしています。

知識か、教養なのか

江戸の古文書講座を主宰しているが、王朝文学も大好きで、市民大学の源氏物語の講座に通っている。全6回シリーズのうち、仕事で二回休んだのがくやしい。

さて、講座の内容は大学の講義くらいのレベル。

歌語と散文語について、
駒 と 馬
いさよう と 漂う
宿 と 家

と区別して表記している。平安時代の三大教養は
書道、音楽、歌 だから、この1つの歌(歌詠み)にもそれなりの時間と稽古をしていたに違いない。

こんな話を平成のネット時代に覚えてどうするのか、と考えることもあるが、少なくとも、この教室に集うだれよりも、IT系の自分は、それを活かす場をもっていると、自負している。せっかく習ったことも、自分の教養の一部でしかなれけばさみしい。

社会に出て、他の人と知識の共有ができることこそ、幸せというものだ。

仕事を楽しむには、自分を表現できるものを見つけること

いま、森美術館で開催されている、ル・コルビュジエ展のレクチャーに参加したが、それによるとコルビュジエは、午前中は画家として絵を描き、午後は建築家としての設計や作品チェックをする。そして、夜は執筆活動をした、という。

画家も建築家も、そして物書きもみな、自己表現のひとつだ。これができるということだけでも稀なのだが、仕事を続けたかったら、自己表現するものを何か持った方がよい。

いま流行のブログもその一つなのかもしれない。早くて、手軽で、そしてコメントまでいただける。

も う一つは夢を諦めずに、身近において、そのことから表現できるものはないか、考えてみよう。たとえば、小説家を目指しているなら、長編小説は無理でも、千 字以内のショート、ショートストーリーを書くことはできる。これを毎日書いて、ブログやメイルマガジンに載せたら、きっとだれかに気づいてもらえるのでは ないか。

仕事がつまらない、あるいは会社がつまらないと、愚痴る前に、自分のやりたいことはなにかを考えてみたら、いいと思う。

ネット社会での友だちの作り方

学生時代、会社員時代からの友人と、ネットで知り合った友人との比率が逆転している。つまり、ネット友だちがだんぜん多くなってきた。

ブログにコメントを書いたり、トラックバックしていて、初対面のときも、ああ、いつも書いてくださっている○○さんですね、という挨拶ができる。

あるいはIT勉強会で知り合ったり、その後、別のコミュニティでご一緒したりする。普通なら、短期間にそこまで、親しくなれないのに、それを可能にするのがSNSの面白さだろう。

○○さんの友人は、自分の友人という図式が成立するので、コミュニティの核とになる人と知り合うと、自然と仲間が増える。よい意味での知り合いの知り合いはきっと良い人というわけだ。

SNSは地域コミュニティが面白い。狭い範囲なので、リアル友だちになる可能性が高い。オフ会も盛んだし、嘘や虚構は通用しないから、安心して、お付き合いが始まる。

今、親しくさせていただいているのが人形町コミュ、こちらは仕事先なので、美味しい店情報もうれしい。

迷うことは、よいこと

悩みのないことが悩みという人もいるが、人は成長しようとするとき、しばし悩むものだ。知人からいわれたことだが、草花は悩まない、大木は悩むという。だから、悩むことは、大きくなるための必要な儀式というわけだ。

毎日が慌ただしく過ぎていく中で、ぽっかりと空いた真空のような時間がある。そんなときは、これまでの自分の過ごし方などを考えてみるとよい。すぐに答えがみつからなくても、そういう時間を過ごしたことが大切なのだと思う。

悩んでも、解決できそうもない大きな宿題を見つけたら、それは神様からのギフトだ。すべてがうまくいくまで、預けられた貯金のようなものである。だから、人生は面白い。

決算書のチェックも大切な仕事

ふだんはおおまかにやっているお金の出し入れも、一年間をまとめてみると、ずいぶんと偏っていることが分かる。

いまは便利な会計ソフトがあるから、専任の担当もいらないが、決算報告書をつくるための出納帳のチェックは、自分の仕事だと思っている。

どの時期にどんな仕事をしているのか、コストがどれくらいかかっているのかを見ていると、仕事の配分という言葉が浮かんでくる。全体が見渡せると、経理の仕事も面白い。決算書は会社の通信簿のようなものだから、試算表を見せられるとどきどきする。

わくわくやどきどきがたくさんあると、人は元気になるようだ。

お客様に教えられるセミナの講師

本業とは別にほとんど、社長の道楽で、ビジネスセミナを開催しているが、毎回、感じることは、お客様から教えられること多しということ。

こちらはお金をいただいている以上、何十倍も勉強して、資料を用意し、臨むのだが、お客様の意識が高いときは、はっとするような観点を指摘される。まるで、お金を貰って講師が勉強させていただくようなものである。

そのお客様に共通することは、仕事に対する熱意、真剣さで、相手にストレートに伝わってくる。ここでの意思決定が会社の命運を大きく変えるような、そんな思いが感じられる。

お客様から、要望や、希望や、ときにはわがままも言われて、でも嬉しいのだ。関心のない方はなにもいわないから、苦情でもいわれたら、解決することができる。

仕事というのはほんのわずかな偶然と努力と、そして人間関係からなっている。能力があっても、それを活かすには人の力が必要だ。先週のセミナでは、つくづくとそのことを感じた。

経営者の目、従業員の目

毎月、都内某所で経営者だけの集まりがある。参加条件は社長であること。中小企業でもいいから社長なのだ。

ここで毎回交わされる話は、オフレコのものが多いが、中にはみんなで共有したいノウハウもある。決定的に違うのは、たとえ専務といえども、副社長といえども、給料を払う側と、貰っている側では、乗り越えられない溝があるということ。

も ちろん、会社というのは経営陣がいて、社長ひとりが苦労するものではない。だが、資金繰りや、年率何パーセントでいくら借り入れたらいいのか、用地転売、 用地確保、支店新設などの、原案や決定権は、やはり社長にある。なんといっても、その会社を引っ張っていくひとなのだから。

三年前に独立するまでは、大企業にいて、なんでもできると思っていた。だが、実際に自分の会社を始めてみると、たくさんの責任があることに気づく。これはやってみなければわからない。

そして、唯一の情報交換は、このような経営者だけの集まりなのだ。どこにも本音はいえないから、ぼそっと相談してみる。弊社はまだひよこ社長なのだが、それでも、三期すぎるとずいぶんと景色が見えてきた。

起業を考えている方は、まず、視点を変えること。そこからすべてが始まるような気がする。