4年ぶりに夏風邪を引きました

日頃から健康管理に気をつけていて、病気らしい病気もせずに暮らしていました。ところが、家族が連れて来た風邪のウイルスにやられて、一週間くらい喉の痛みと咳が止まりませんでした。

結 論からいうと、早く病院に行くことです。風邪薬も飲みましたが効きません。病院の粉薬と、抗生物質で回復に向かいました。辛かったのは、この時期、古文書 セミナがあって、事務方として休めなかったこと。お客様に移しては申し訳ないので、おしゃべりもせず、控えめにしていました。

こういうときは、お料理をする元気もないので、荒削りたっぷりで出汁をとったスープにキャベツを山盛り入れて、キャベツスープにしました。

少し元気が出てくると、冷凍庫から特製鰻を取り出して、蒸し器で柔らかく蒸していただきました。デザートは、カステラとアイスクリーム。熱があるときは、シャーベットが心地よく、回復期は乳脂肪分たっぷりのアイスクリームに変えました。

一週間ほどで、寝込むことはなく治りましたが、今年の風邪は強力のようです。忙しい毎日をお過ごしの方、寒暖の差が激しかったりしますので、洋服も重ね着をして、調節してください。

雨の日は、お片づけ、そして断捨離、デトックス

梅雨が始まった。雨だから鬱々として過ごすのはもったいない。暑すぎず、寒すぎず、ちょうどいい適温。身体を動かすのがいいみたい。こんなとき、週末はお片づけを始めよう。

昨 年流行った「断捨離」という言葉がある。わたしなりに解釈してみた。これまでの整理整頓では、散らかったものを収納場所に片付けるだけで、いらないものを 捨てるという概念はなかった。それを、自分にとって、快適なもの、幸せになるものを基準にして、手放す。執着を手放すのだ。

これまでの収納整理術に欠けていた、基本ポリシーがしっかりしていて、気持ちにぴったりくる。

何かを捨てることは、いけないような、もったいないような気がしていたが、それが自分にとって、心地よいかで判断すればいいのだ。

どんなに高価なものでも、また、人からいただいたものでも、快適でなければ手放す。それが無くなった空間の清々しさ。箪笥やクローゼットはモノで溢れているのに、実際に着るものに毎日悩むという矛盾。考えてみれば、取っておいたもの=使えるもの、ではなかっただけ。

片付けは一気にやってもいいし、引き出し一段分だけというのもいい。食事を早めにすませて、片付けを始めれば、余分なお菓子を食べる暇もないから、ダイエットになる。

部屋が一部分でもきれいになると、新しいよい気が流れるような気がする。普段はコーヒーや紅茶党の人も、ハーブティやはと麦茶のようなものが欲しくなる。身体もデトックスを求めているのだ。

6月も半ば過ぎて、あちこちでプレセールが始まった。好きなブランドの洋服を買いにいく人も多いだろう。出かける前に、お片付けして、自分の在庫を確認するのも大切。

わたしも片付けを始めて、Tシャツの大量在庫を発見して、注文を1つキャンセルした。オンラインショップのお買い物で、48時間以内なら、注文取り消しができるところがある。気がついてよかったと思った。

知合いのひとりは、靴の置き場を決めていて、そこに入りきらないものは持たない。新しい靴を買ったら、1つ捨てることにしているという。これも使えるアイディアだと思った。

本があふれて来たら、これまで本棚を特注していたのを、あるとき気づいて止めた。それからは図書館で新刊書を借りて、どうしても欲しいものだけ、注文するようにしている。また、読み終えた本は、引き取ってもらってもいいと思う。

モノに囲まれた生活が、贅沢だと思われていたのは昭和の時代。今は、何もない空間こそが贅沢なのだ。そこに一枚の絵を飾ろう。まだまだ余震も続きそうな毎日。安全に避難するためにも、モノが少ないことは大切。

捨て始めると、快適さが加速して、普段、手を付けていなかった箇所まで、片付けたくなるから不思議。何も載っていない机の上から、新しいアイディアが次々と生まれてくる。

どうぞ、だまされたと思って始めてみてください。

簡単、安易には流されず、本質を捉えよう

1970年に「モーレツからビューティフルへ」という富士ゼロックスのCMがあった。戦後の高度成長を支えて、モーレツに頑張って来た人たちが、もっとゆっくり、もっと優雅に暮らしてもいいのでは、と考え始めたときだった。

その後、レナウンから「シンプルライフ」のCMが出て、人びとはその名前の響きに魅了された。より本質に近い、人間の暮らしを見つめるいい提案だった。そして、バブルが始まった。

バブルがはじけた後、失われた10年、右肩上がりではなくなった10年などと、称したが、本当にそうだったのだろうか。

2011年3月11日に、大震災が来て、もう一つの戦後が始まろうとしている。大切なことは、自分が何を創り出すことができるか、である。それは製品、サービス、あるいは、別の仕組み。

簡単に、安易に、とりあえずということはやめよう。ちょっと時間がかかっても、長く使用に耐えるものを創りたい。

お料理でいえば、レトルトパックを温めるだけとか、あるいは、調味料付きソースを混ぜるだけとか、そういうお手軽な料理ばかりしていると、肉や魚、野菜があっても、どうやって調理したらいいか、わからない。

ハンバークはどうやって作るのか、ビーフシチューは、餃子は、鯖の味噌煮は、豆腐のみそ汁は、どんな材料を揃えたらいいのか、くらい知っていたい。

こんな時代だから、少し手間がかかっても、安易には流されたくない。今年は西日の当たるベランダにゴーヤのプランターを置こうと思っている。水やりとか、手がかかりそうだが、それも楽しみの1つだ。どれだけ、断熱効果があるのか、緑があることの幸せ、風の通りが変わることなど、わくわくしてくる。

仕事も、ときには、手作りでやってみたい。お客様に出す手紙を毛筆書きにしたら、真っ先に読んでくださるようになった。たとえDMでも、毛筆書きの封書は、そのまま捨てない。何かと思って、開けてくださる。

お客様に向かう側には、簡単、安易はやめよう。気配り、思いやり、優しさが、自然とにじむような対応が理想だ。誠実な応対をされると、安心するし、また、ひとに教えたくなる。そうやって口コミで、お客様を増やすことができる。

親切は出し惜しみしてはいけない。本質を常に考えて、何が最適なのか、すぐに実行しよう。毎日、基礎訓練をしていると、有事のときに役に立つ。これからも災害が起きるだろう。そのとき、何をしたらいいのか、ただちに判断して、行動する。6月は、警戒する月といわれている。雨も多いから、みなさまもくれぐれもご注意ください。

こんな時代だから、本を読もう。古本の楽しさも合わせて紹介したい

3.11のあと、何もする気になれなくて、芝居も音楽会も、オペラも歌舞伎も自粛していたが、4/30に「フィガロの結婚」を見て、生の音楽ってすばらしいと感動した。そして、DVDで、見損なった新作映画を大人買いしてしまった。

娯楽といえば、読書。昔、六本木ライブラリーの会員になって、半日、本を読んでいたことがあった。家から5分のところに県立図書館があるが、地震以来、一月半閉館していた。今は普通に開いているが、専門書が多くて、文芸書はもともと少ない。

3.11以降、自分の中で、資源も予算も潤沢に使えないという意識が芽生えた。それはどなたも同じだと思う。本に関しても、好きなだけ買うということは、収納という意味からも無理で、だから、図書館で一度読んで、どうしても欲しい本を注文していた。それでも本は少しづつ増えていく。

最近は気になる本を検索して、アマゾンの中古品も利用している。コンディションが良い、書き込みなし、であれば買うようにしている。新書でなければ、読みたくないと思った時代もあった。今は、ご縁があって、うちに来てくれていると思うようにしている。

中古品は驚くほど安い。送料がかかっても、まだ安い。絶版になった本も手に入る。限られた予算の中で、その作家のシリーズものまで揃えられるのはうれしいことだ。

広告の世界の第一人者である、高広伯彦さんが推薦する、ジャックセゲラの「広告に恋した男」もアマゾンで頼んで、連休の間、読んでいた。嘘のように面白いのだ。時代を切り開いた男。映画のシーンのような、場面が連続する。そう、洒落たフランス映画をみているような気分になるのだ。太陽、光、苦悩する男たち。喝采を浴びる人びと。広告主との駆け引き。それは、恋愛のかけひきにも似ている。

広告に恋した男

仕事が忙しいときはお取り寄せサイトを活用する

弊社、株式会社マディオは今年の4月で、8期目を迎えた。三月末決算なので、決算報告書を5月末までに提出することになる。そんなわけで、毎年、連休前からざわざわと忙しい。いつも、黄金週間は、映画や音楽会くらいしか楽しめない。

セミナーサービスというのは、ある意味、季節商売だから、忙しいときは仕事が重なる。そういうときは、睡眠時間と、そして食生活がおろそかになりがち。残業が続くと、体調を崩すのと同じだ。

今年は、昨年から始めた生協の配達便が、週に一回来るので、わざわざ買い物にでかけてなくとも済む。1つ1つの価格は割高になるが、買い物に行く時間、それを持ち帰る手間など考えると、自宅の玄関まで届けてくれるのはありがたい。

さらに、今年から活用しているお取り寄せサイトがある。あの「ぐるなび」がやっている、「ぐるなび食市場 」というのが楽しい。タイムセールや、週末セール、また、ポイント100倍、50倍、30倍などというセールもある。ぐるなびだけに、お肉や、お魚がほんとうに安くて美味しい。

ぐるなびが、レストランだけに使えると思っていた人、食のお取り寄せにも使えるのだ。セールのときのポイントは、約二ヶ月後に加算されるので、 二ヶ月つき合うことになるが、そのうちに楽しさに嵌ってしまうだろう。もちろん、老舗の楽天市場もあるが、いまところ、ぐるなびの方が、お買い得品が多いような気がする。

徳島から阿波牛をお取り寄せしたり、小名浜から干物をお取り寄せしたり、と各地の味が楽しめる。デパートの催事場を巡っている、あの気分だ。お肉も送料無料になるには、けっこう量が多いので、小分けにして冷凍するか、友だちを呼んでパーティに使おう。

細かい数字ばかり見ている仕事が続くと、美味しいものが食べたくなる。少しお高くても、レストランに行くことを思えば納得できる。

p.s. お取り寄せのときは、専用のクレジットカードを使うことにしている。後で、どれくらい使ったのかも、把握しやすいから。こちらのポイントも貯まるので、ダブルで得したような気がするが、買い過ぎには注意しよう。冷凍庫の保管スペースも考え、配送日を微妙にずらすといい。うちは、木曜日、金曜日に届くようにお願いしている。

通販で家具を買うときの、ヒント

もう10年くらい前になるが、ネットで初めてソファに収納できるベッドを買った。もちろん、初めての店、そして10万円を超える高額商品。ここで無事に届かなかったら、たぶんネットでの買い物はしていないと思う。

幸運だったのは、シモンズベッドの直営のアウトレットだったこと。納品もシモンズの配送の方が来てくれた。

去年は着物箪笥をネットで買った。こういう特殊なものは、デパートに行っても、即見つかるわけではない。着物のSNSでお薦めのメーカーのいくつかから、納得して買った。撮影用に使ったから、わずかな傷があるということで、こちらもお買い得だった。
ネットで高額の家具を買う時、製造業者から買うのがいちばん。大手でもただ流しているだけの店は、避けるようにしている。

オペラ、フィガロの結婚に行ってきました

4/29 東京二期会のオペラ、『フィガロの結婚』に行ってきました。この日は英王室のロイヤルウェデングの日。チケットを買ったときには、特に意識せずに、オペラ研修所から知っている与那城敬さんが出るからと、この日にしたのです。

演出は宮本亜門さん。前回も宮本さん、眠る間もなく展開が早いのです。幕間も1回だけ、それもわずか、20分です。

物語はあまりにも有名なので、結婚することになっていた若い二人に恋の邪魔をするものがいて、でも、最後はめでたし、めでたしで終わります。イタリア語を習い始めて、このオペラを聴くと、台詞がよくわかってうれしかったです。一人称、二人称、三人称での動詞の繰り返しがとても多い。

伯爵役の与那城さんは、もっと甘い二枚目の女たらしにしたほうがよかったのではと思ったり。スザンナ役の嘉目真木子はとてもお茶目でかわいらしかったです。フィガロ役の山下浩司さん、声がすてきでした。伯爵夫人役の増田のり子さんも気品があって、役にぴったり。ケルビーノ役の下園理恵さんもやんちゃなお小姓が見事でした。みんなが最高の演技をしてくれたのではないか、あっという間の四幕でした。

余震の続く中でのオペラ鑑賞、かなり緊張して出かけたのですが、うれしい誤算。本物の音楽は心を癒します。そのあと、何日もフィガロの音楽が頭から離れず、苦労しました。笑。二期会はツイッターアカウントを持っていて、参加者の何人かもつぶやいていました。これも楽しかったです。

オペラブッファ全4幕
字幕付き原語(イタリア語)上演
原作:P.A.C.d.ボーマルシェ
台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ
作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
会場:東京文化会館 大ホール(JR上野駅公園口前)
公演日:2011年4月28日(木)18:30、29日(金・祝)14:00、30日(土)14:00、5月1日(日)14:00

FC東京 vs JEF市原・千葉のJ2の試合に行ってきました

大地震の影響で、中断されていたJリーグが4/23から再開されました。その第二日目、FC東京 vs JEF千葉の試合に行ってきました。どちらも今季J1に復帰をかけている重要な試合です。J2だというのに、16830名の入場者数。フクダアリーナは、ほぼ満員でした。

前半は、両チームがシュートを決めるのですが、得点に結びつかず、互角な戦いで、見ていても疲れました。仕事でも同じですが、どきどきするような驚きが必要です。

後半、JEFは得点をいれるな、と思っていました。疲れてくると、ホームのチームは有利です。それだけにFC東京も前半、飛ばしていたのですが、得点できなかったのです。

後半35分 ミリガンのロングスローにオーロイが頭で合わせ、先制。
ここで流れが変わります。

3分後、今度は米倉が、キーパーの股抜けでごろごろところがして、2点目。
さらに、あと一点と願う気持ちが通じたのが、最後もオーロイ、頭で合わせて一点のだめ押し。3対0で、JEF千葉の快勝でした。

大震災のあと、少し、自信をなくしていたわたしたちに、こんな形でできないことはないのだと、元気を与えてくれた気がします。相手方のFC東京も善戦していました。シュートの数ではこちらが上回っています。

サッカーのよいところは、一人もムダな動きをしていないこと。45分間、こちらも集中して応援していますが、走り続ける選手はもっと偉い。そのひたむきさに、こちらも頑張ろうという気持ちになれます。J2があるから、J1の優勝争いも楽しくなるわけで、勝ち続けたチームが、報われる仕組みはいいですね。

オーロイが頭を揺らすだけで、ゴールが決まるという神業もリアルに見ることができました。それだけでもスタジアムに足を運んだ意味があります。本物と、そうでないものが、いっそう明らかになる。これが震災後の日本の状態だといえましょう。

ふんばろう南三陸+石巻雄勝プロジェクトで、荷物を送りました

たまたま見ていたツイッターで飛び込んできたのが、@saijotakeoのツイート。ご両親が仙台にいて被災地のことが気になっていたが、週末にかけて、3泊4日で現地に出かけた。それも尋常でないやり方で。たとえば100円ショップで、子どもが喜びそうなものを買ったり、お酒を持参したり。

この方の、現地を走りながらの生々しいレポートを見ているうちに、ぜひとも支援したいと思った。必要なものを必要な人に届ける。そのためには、役所のような決まりの厳しいところを通すのではなく、地元の有力者、人間力のある人を中心にして、なにが必要かを聞き出す。

このあたりは、学生よりも、人生経験を積んだ大人の方がうまくいくみたいだ。彼の場合もお父さんの話しかけに助けられ、すぐに東北弁に直したという。

募金や、救援物資を送っても、本当に必要なところに届けられるのかという思いは、だれにでもあったと思う。西條さんがツイッターブログで、呼びかけた、南三陸町や石巻雄勝への支援は24時間くらいですぐに予定量に達してしまった。品目を限定したのも、送りやすかった。

私が送ったのは、南三陸町行き。ツイッターのやりとりで、わかったこと、ヤマト運輸だけが機能しているのだが、送り状には、避難所+実在する住所、実在する人名が必要となる。今回は、さかなやのみうら 三浦さんが面倒をみてくれることになっていた。ネットで探すと、観光協会のページにこちらの住所が載っていて、それをツイートする。ヤマトの営業所で受付けてもらえなかった人も、住所が入ると送れた。わたしも最終便に間に合った。

南三陸町行き、(すでに第一弾は終了している)
・缶詰、真空パックなど常温保存できる食品。おかずとなるようなもの。
・カップラーメン
・お酒、たばこ(銘柄不問)
・下着(男女ともに。新生児も。新品のみ。とりあえず上着はあります)
・野菜ジュース
・文具(ペン、ノート、メモ帳)

[送り方]
品目を箱に明記してください。
できれば食品のみで一箱、衣類のみで一箱といったように、一品目一箱にしてもらえると助かります。

[送付先]
※ヤマト便限定です
宮城県本吉郡南三陸町ヤマト運輸志津川センター留

 

雄勝町明神地区避難所向け(すでに第一弾は終了している)
・焼酎(麦がベター)、ビール
・タバコ
・衣装ケース(ビニール)
・米(無洗米)
・スニーカー(25~27㌢)
・靴下
・下着(男女問わず・子供用は不要)
・トレーナー
・ジャージ(L~LL)
・ジーパン(83~95㌢)
※衣類はいずれも新品のみとさせていただきます。
・缶コーヒー
・インスタントコーヒー
・キャップ(帽子)
・ケータイ充電機(ドコモ、au)
・カッターシャツ柄付き(L~LL)
・シェーバー一式
・身だしなみセット
・バスタオル
・エプロン
・アロエ軟膏、化粧水、乳液
・ろうそく(太くて一晩もつ様なもの)
・チャッカマン
・シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ボディーソープ
・ガムテープ
・目薬(花粉用)

【送付先】
986-1331
宮城県石巻市雄勝町明神地区避難所内

【送付方法】
※雄勝地区は郵便局の郵便物のみ機能しています。
定形外郵便でお送り下さい(縦横高さ90センチ以下、4キログラム以下。ゆうぱっくはまだ不通です)
南三陸地区とは送り方が違いますのでお気をつけください。

※出来れば一箱に一品目として下さい。同じ箱に何種類かの物資を送る際には、仕切りなどでしきって混じらないようにしてもらえると助かります。
※衣類は新品のみをお願いします。
※送付した方はできたらコメントにメッセージを寄せるか、twitterにてつぶやきをお願いします。
どんな物品がどの程度送られたか、把握する目安にしたいと思います。

こちらの担当は、なんと高校生の佐藤さん。若いがしっかりしているということで、西條さんがお願いしたらしい。

複数の人がいっせいに送るのだから、ツイッターの即効性を使って、何を送ったのかを申告し合うやり方は、的を得ている。参加していて、清々しく、満足感も大きかった。このやり方を基本にすれば、今後の支援に付いても、同様につかえるはず。被災地向けに、日頃から用意しておくこともできる。

ネットの社会だからできるピンポイントの支援だが、物資が行き届いていない地区はまだあるはず。息の長い支援になりそうだが、協力していきたいと思った。

電気に頼らない暮らしを考えてみる

計画停電は、今年の夏も続くというので、いまから、対策を考えてみる。西日の当たる西側のベランダには、ゴーヤを植えよう。昭和40年くらいまでは、みんなへちまを植えていた。ヘチマコロンという商品があるが、昔から、化粧水をつくったり、へちま徳利、へちまタワシなど、生活に役立つものに使われた。

ゴーヤも炒め物、煮物になるから、使えそう。素人でも簡単にできるらしい。

夏の日差しを利用する。黒いビニール袋の中に、水の入ったペットボトルを入れておくと、熱で暖まり、お風呂に使えるらしい。こちらはガス代の節約になる。

掃除機から、はたき+ちりとり、電気釜から、土鍋で炊くごはん、と置き換えても楽しい。京都の友だちと話していて、気づいたこと。町家で暮らしている人たちは、電気に頼っていない。

灯油で暖房しているし、薪をくべると使えるかまども残してある。ここで煮炊きすれば、乾燥した部屋に蒸気がでるし、暖かい。

ソーラ発電の簡易版などできれば、設置しよう。ネットを繋ぐ電気が発生したら、停電も怖くない。

江戸の人びとは、電気もインターネットもなくても、結構楽しく暮らしていた。連句の会などは、ロウソクの明かりでできるし、人びとは冬はたくさん着込んで、夏は窓を開けて風を入れ、過ごしていた。それが当たり前なのだから、不自由も感じなかった。

それよりも常に死を意識して、向かい合って暮らしていたと言える。旅は文字通り、死出の旅路になるかもしれなかった。それだけに、毎日を感謝して、精一杯生きていたのではないか。

貧しいが、誠実な心をもつ、正直な日本人。明治期に日本にきて、東北を旅したイザベラバードが、感心して旅日記を綴っている。

忘れてしまった勤勉とか、節約とか、そんなものをもう一度考えてみよう。電気が付くことが文明開化なのだと、単純に信じていたが、文化やアートは、電気の消費量に比例しない。

東京文化会館で、オーケストラが新世界よりを演奏していたとしよう。指揮者は、ダニエル・バレンボイム。運悪く計画停電に引っかかった。だが、ロウソクのあかりで、彼らは演奏を続けることができる。芸術とは、そんな崇高なものだ。