ビジネスパーソンに必要な備品 その1

仕事ができる人は、ムダな時間を使わない。何かを始めようとするとき、散らかった机の回りを片付けたりしていては、スタートから遅れを取る。

案外忘れがちなのが、レターセット。いくら、メイルがあるからといっても、時には重要書類を送ったりすることもある。そんなとき、会社の封筒に、会社の郵便スタンプでは、ちょっと寂しい。

そういうときのために鳩居堂の一筆戔や、美術館のミュージアムショップにある一筆戔でメモ書きを添えるとよい。黄色い付箋よりもずっと印象がよくなる。

それに定型封筒なら、記念切手を使おう。郵便局に行くたびに、切手コーナーをチェックしておく。額面は同じでも、鮮やかな記念切手が貼られてあれば、自分は大切なお客様なのだと、思ってもらえる。

こういうセットをオフィスの引き出しに常備し、出張のときも持参しよう。書きにくい手紙も、一筆戔なら、数行なので、なんとか形になる。これはお花をプレゼントするときも、メモ代わりになるし、便利なグッズだと思う。

よいお客様になろう

仕事上の付き合いだが、それが終った後も個人的に付き合いたい人がいる。お客様もしかり。最初は遠慮がちだが、趣味や価値観や常識のセンスが似通っている人とは心も通じ合うような気がする。

その一方で自分がお客様の場合、相手の会社や、事務局に余計な手間や心配をかけないように、気を遣う。急ぎの荷物の手配をお願いしたときは、無事着いたことを知らせるメイルを出したり、入金したら、連絡したりと、ほんの少しの親切が大きく響く。

よいお客様からの仕事依頼は、受けた方も愉しく、させていただく。その結果、納期が早くなったり、仕上がりが一段とよくなったりするものだ。

ほんのちょっと想像力を働かせれば、何をすればいいのかすぐにわかるはず。前行程と、後行程の全体がわかれば、相手が喜ぶことをしてあげられる。

これはスーパーのレジでも同じだ。同一の品物を重ねて、スーパーの袋不用なら、最初に断っておく。待っているうちに小銭を用意したり、籠は重ねておく。当たり前のようだが、これがなかなかできずに渋滞しているレジが多い。笑。

よいお客様になることは、生産性を上げることに通じる。

仕事を楽しむには、自分を表現できるものを見つけること

いま、森美術館で開催されている、ル・コルビュジエ展のレクチャーに参加したが、それによるとコルビュジエは、午前中は画家として絵を描き、午後は建築家としての設計や作品チェックをする。そして、夜は執筆活動をした、という。

画家も建築家も、そして物書きもみな、自己表現のひとつだ。これができるということだけでも稀なのだが、仕事を続けたかったら、自己表現するものを何か持った方がよい。

いま流行のブログもその一つなのかもしれない。早くて、手軽で、そしてコメントまでいただける。

も う一つは夢を諦めずに、身近において、そのことから表現できるものはないか、考えてみよう。たとえば、小説家を目指しているなら、長編小説は無理でも、千 字以内のショート、ショートストーリーを書くことはできる。これを毎日書いて、ブログやメイルマガジンに載せたら、きっとだれかに気づいてもらえるのでは ないか。

仕事がつまらない、あるいは会社がつまらないと、愚痴る前に、自分のやりたいことはなにかを考えてみたら、いいと思う。

諦めない、別の方法を探してみる

何かを始めたとき、すぐにうまくいくことは少ない。たいていは一年くらいで結果がでるのだが、ビジネスというのはそんなに待てない。

外資系では三ヶ月に一度、見直しして、利益の上がらないサービスを切り捨てることが多いが、その三ヶ月の間に成果を出すことも大切だ。

失敗しても諦めない。何かをするときには、むやみとやるのではなく、自分なりの予想、あるいは推論、仮説を立ててから実行する。それがあれば軌道修正も楽だ。仮説が間違っているのを認めるのは辛いが、そういう経験からだんだんと実力が付いてくる。

諦めたら、そこで終わりだ。必ず別の方法を探してみる。結果が出なくても、そういう筋道を立てて仕事をしていれば、大きな収穫が得られる。諦めずにコツコツとやっていると、周囲も認めてくれるものだ。この道20年のベテランは、それなりに力を持っていると思う。

長期プラン、短期プランを立ててみる

外資系では、三ヶ月ごとの目標があって、それを達成することが基本だった。その反面、後ろは決して振り向かないという前向きな集団だった。

仕事をする上では、やはり、長期プランと短期プランを組み合わせて、成果を出すことが大切だと思う。一年の始まりはいくつかの時期があって、たとえば、1/1、これは元旦だけでなく、いろいろなことをリセットできる日なのだ。

他にも4/1、これまでの煩わしい事柄をいったんリセットして、新しい気持ちで何かを始めることができる。他には黄金週間の連休明けの5/6くらいがチャンスだ。

これまでのやり方に囚われることなく、新しい仕組みに挑戦する。いままでのやり方で得た利益や成果には目をつむって、別のことから始めてみるのだ。これは楽しい。

社長の仕事は、新規ビジネスを探してくるようなところにあるが、その際にはリスクも踏まえて考えよう。リスクがあることは、飛躍するための必要な条件だから、怖れることはない。万一のための逃げ方さえ、決めておけばうまくいく。

短期プランを立てるのはうまいのに、5カ年計画が作れない人がいる。マーケットの規模や、何に注力したらわからないというのだ。そのシナリオがかけるのが経営者ではないか。

一年前に何をしていたか、振り返ってみると

会社の決算書作成のために、2006年の会計報告などチェックしていたら、面白くなって読み始めてしまった。

一年前の今頃は、何をしていたのか、どんなセミナに参加して、企画して、応援していたのか。ほとんどが記憶のかなたにあるのだが、数字とメモから、突然、人の顔が蘇ってくる。

あの人は、この頃からの知り合いなのだ。あのセミナに夢中になって通っていたなあなどと、懐古モードに入りながら、でも、大切ことはチェックしている。

この企画はこの時期から始めていたのか、今年も準備を始めようなどと、気になることをリストアップしてみたら、仕事のプランニングもできてしまった。

普段は前しか向いて暮らしていないが、たまにはこうやって過去を振り返るのもいい。愉しいので、夢中にならないようにして、仕事に役立てよう。

転職・就職には特殊関係資産を活用しよう

ビジネスを行なう上で、仕事の能力や、成果の他に大切なものがある。それは、【特殊関係資産】だ。この言葉は、柴田励司さんのセミナで教わった。

【特殊関係資産】とは、簡単にいうと、決してマニュアルや社内規定には書いていないが、力をもつ関係を指す。具体例をあげると、社長と同じ高校の同窓生とか、経理で必ず承認してくれる人を知っているとか、あるいは、人事部長と長唄の会で一緒とか、である。アメリカのドラマにあるような、妻が社長の娘、なども特殊関係資産になるだろう。

さて、これはどんなときに生きてくるのか。実際の例で話してみよう。

米国から企業のトップが極秘で日本のお客様を訪問することになった。それを事前に知っていたら、いろいろな準備ができる。

ヒ ントは、身近なところにある。たとえば、清掃会社従業員から、急に駐車場をきれいにして、ダンボールを片付けるようと指示されたと、聞く。次いで、営業部 の自動車部門担当者から、専用機に同行する話を耳にする。この二つから類推して、誰が日本訪問をするのか、何の調印式をするのかが分かる。

後はマーケティング部門の担当者が全員業務発表をすることになる、というシナリオが描ける。発表資料作成に少し時間がとれれば、内容の手直しもリハーサルもできる。トップに気に入ってもらう内容も作れるだろう。

このいう小さな積み重ねが、大きな力を発揮する。外資系にいて、クビにならずに生き残るには、こういう工夫が大切なのだ。

経営者の目、従業員の目

毎月、都内某所で経営者だけの集まりがある。参加条件は社長であること。中小企業でもいいから社長なのだ。

ここで毎回交わされる話は、オフレコのものが多いが、中にはみんなで共有したいノウハウもある。決定的に違うのは、たとえ専務といえども、副社長といえども、給料を払う側と、貰っている側では、乗り越えられない溝があるということ。

も ちろん、会社というのは経営陣がいて、社長ひとりが苦労するものではない。だが、資金繰りや、年率何パーセントでいくら借り入れたらいいのか、用地転売、 用地確保、支店新設などの、原案や決定権は、やはり社長にある。なんといっても、その会社を引っ張っていくひとなのだから。

三年前に独立するまでは、大企業にいて、なんでもできると思っていた。だが、実際に自分の会社を始めてみると、たくさんの責任があることに気づく。これはやってみなければわからない。

そして、唯一の情報交換は、このような経営者だけの集まりなのだ。どこにも本音はいえないから、ぼそっと相談してみる。弊社はまだひよこ社長なのだが、それでも、三期すぎるとずいぶんと景色が見えてきた。

起業を考えている方は、まず、視点を変えること。そこからすべてが始まるような気がする。

連休の合間に仕事する

外資系で働いていたとき、連中の合間はいつも会社に出て仕事をしていた。基本は人の休んでいるとき、働くことと決めて、お盆休み、年末年始は必ず会社にいた。外資の休みは日本の休みと違うので、お盆もないし、クリスマス休暇のあとは1/2から仕事が始まっていた。

この間、溜まっていた仕事を片付ける。電車は空いているし、人は少ないので、仕事がはかどる。フレックスタイムを使って、10時から15時までの勤務もできる。各部から必ず担当者が出社することになっていたから、みんなからも感謝され、いいことづくめだった。

そして、替わりに夏休みや春休みはしっかりと取る。子どもに合わせて、7/19から二週間くらいヨーロッパに出かけた。この間の仕事は、前倒しでやらなければならないが、楽しいことが待っていると思うと力も入る。

こ うやって、いつも楽しいことがあって、その合間に仕事をしていたような気がする。会社と家を往復し、家では眠るだけ、という時期もあったが、週末は家族 揃って海辺の町で暮らした。呼び出しがないように、敢えて携帯電話は持たず、連絡しても留守電というような策はとっていたが、こうでもしないと、外資系で は身が持たない。休暇の時期が違うから、当然の権利なのだ。

人と同じことをしない、敢えて逆らってみるというのも必要。そのときの経験が、後になって役立ってくることが多い。仕事は量よりも質、そして、人間の幅が深さになる。

黄金週間の過ごし方で、その人の人生が変わる!?

はじめまして、藤原真由美です。
外資系企業に長年勤務し、今の時期は新入社員の研修のお手伝いをしていました。独立した今、新人研修の忙しかった日々が懐かしく思い出されます。

その替わりに、ここでみなさまの何かお手伝いができたらと思います。よろしくお願いいたします。

さて、タイトルの【黄金週間】、どんな計画を立てられていますか。海外旅行、国内のツーリング、映画館、コンサート、ビール工場見学、食べ歩き、スポーツクラブ、友だちと会う、ショッピング、書き出すとキリのないくらい、たくさんありますね。

もし、あなたが会社に35年勤務するとしたら、毎年の黄金週間を8日間として、全部で280日間、9ヶ月分くらいになるのです。こんなに時間があったら、何かできそうですね。

わたしは毎年、一つのテーマで過ごしています。今年は【イタリア映画祭】に出かけます。イタリア繋がりの人生の先輩とランチの約束をして、イタリア映画を楽しみ、時間があれば、丸の内のもうひとつのイベント【熱狂の日】も覗いてみようと思っています。

ワインに収穫年があるように、人生の過ごし方にも、特別の、思い入れがあるとすてきです。連休の後で、かなり大変な時期を過ごすことになっても、充実した思い出を持っている人は、しなやかで強いと思います。