外資系では、三ヶ月ごとの目標があって、それを達成することが基本だった。その反面、後ろは決して振り向かないという前向きな集団だった。
仕事をする上では、やはり、長期プランと短期プランを組み合わせて、成果を出すことが大切だと思う。一年の始まりはいくつかの時期があって、たとえば、1/1、これは元旦だけでなく、いろいろなことをリセットできる日なのだ。
他にも4/1、これまでの煩わしい事柄をいったんリセットして、新しい気持ちで何かを始めることができる。他には黄金週間の連休明けの5/6くらいがチャンスだ。
これまでのやり方に囚われることなく、新しい仕組みに挑戦する。いままでのやり方で得た利益や成果には目をつむって、別のことから始めてみるのだ。これは楽しい。
社長の仕事は、新規ビジネスを探してくるようなところにあるが、その際にはリスクも踏まえて考えよう。リスクがあることは、飛躍するための必要な条件だから、怖れることはない。万一のための逃げ方さえ、決めておけばうまくいく。
短期プランを立てるのはうまいのに、5カ年計画が作れない人がいる。マーケットの規模や、何に注力したらわからないというのだ。そのシナリオがかけるのが経営者ではないか。