何かを始めたとき、すぐにうまくいくことは少ない。たいていは一年くらいで結果がでるのだが、ビジネスというのはそんなに待てない。
外資系では三ヶ月に一度、見直しして、利益の上がらないサービスを切り捨てることが多いが、その三ヶ月の間に成果を出すことも大切だ。
失敗しても諦めない。何かをするときには、むやみとやるのではなく、自分なりの予想、あるいは推論、仮説を立ててから実行する。それがあれば軌道修正も楽だ。仮説が間違っているのを認めるのは辛いが、そういう経験からだんだんと実力が付いてくる。
諦めたら、そこで終わりだ。必ず別の方法を探してみる。結果が出なくても、そういう筋道を立てて仕事をしていれば、大きな収穫が得られる。諦めずにコツコツとやっていると、周囲も認めてくれるものだ。この道20年のベテランは、それなりに力を持っていると思う。