「早川書房×東京創元社」の最強タッグな2本立てスゴ本オフに行ってきました

スゴ本オフ、実は昨年の10月からの参加で、常連といわれるほど、続いています。そんな中で、今日は「早川書房×東京創元社」という、ミステリー、SF好きにとって、垂涎の会にでかけてきました。

30人あまりの参加者が各自、二冊、四冊と持参した本。ほんとうに見事にばらけていました。007シリーズあり、プラウン神父あり、そして、銀河英雄伝説まで、とにかく幅広いジャンルを網羅していました。

スゴ本オフの1つ目の楽しみは、自分の知らなかったスゴ本を発見すること。私自身を例にとるなら、洋物は好んで読んでいるのですが、日本の作家がほぼ皆無。今回紹介された、『日の名残り』カズオイシグロ(ハヤカワepi文庫)、『京美ちゃんの家出』東野司(ハヤカワ文庫JA)、『百億の昼と千億の夜』光瀬龍(ハヤカワ文庫)、 『プリズム』貫井徳郎(創元推理文庫)など、興味津々。さっそく注文してしまいました。

そして、二番目の楽しみは、本が好きな人と出会えること。初めて参加でも、自分と同じ本を読んでいる人に出会えば、見知らぬ他人ではなくなります。今回もそんな出会いがありました。『武器製造業者』A・E・ヴァン・ヴォークト(創元SF文庫)を紹介したナオキくんとは、読書傾向が似ていて、話が尽きません。本が好きな人が、こんなに大勢集って、何時間過ごしても飽きないのは、当然だと思いました。

三番目の楽しみは、食べたり、飲んだり。会場には赤ワインやビール、コーヒー、緑茶などの飲み物と、お約束のアップルパイ、自家製パウンドケーキ、焼きおにぎり、ローストビーフの切れ端など、食べ物もどっさり。ブレイクタイムだけでなく、各自が適当に補給しながら、会が続きます。このリラックスした感じが、リゾート気分で、本について熱く語るという休日の午後の楽しみになっています。

四番目の楽しみ。それは,読む前に、よく調教されているサラブレッドを譲り受けたように、それに乗って、快適、あるいは、冒険、危険も伴う旅が楽しめるのです。本を選ぶという難所がすでにクリアされているので、ここに並んだ本を休憩のたびにページをめくって、ほしいものリストに加えればいい。これがラクチンで、快適で、時間に追われている現代人にぴったりきます。

最後は、会がおわってからの人脈、ヒューマン・ネットワーク。早川書房さん、東京創元社さんの中の人ともお友だちになっていただきました。また、この会で知合ったネットワークにいつも助けられています。1回が濃密な時間を共有するので、二三回同席すると、かなり親密な友だち関係が築けます。親戚付き合いと、わたしは思っています。

こんなすてきな会を企画してくれた、DainさんYasuyukiさん、そして、ツイッターで勢力的に実況してくれた根岸さんに感謝です。

■補足
13時から19時まで、みなさまの楽しいお話をお聞きして、スゴ本オフを満喫しました。

今日のスゴ本オフで紹介した本
1. 「私の中のあなた(上・下)」 ジョディ・ビコー 早川書房

2. 「原始の骨」 アーロン・エルキンズ     早川書房

3. 「クリスマスのフロスト」 R.D.ウィングフィールド 創元推理文庫

4. 「必然の結末」 ピーター・ロビンスン 創元推理文庫

いただいてきた本
「渚にて」 ネヴィルシュート 創元SF 新版で訳も時代に合わせて、大幅に見直したそうです。

ダン・ギルモア、来日記念イベントに行ってきました

元サンノゼマーキュリーのコラムニストで、ブロガーの草分けのような存在であるダン・ギルモアが来日し、いくつかの記念イベントが開催されました。その1つに、幸運にも参加することができました。

ダンは6年前にも来日しています。「ブログ 世界を変える個人メディア」という本を出し、アップルストアで講演会。その後、希望する人は懇親会に参加して、ダンとも直接お話をすることができました。

7年前に初めてブログというものに出会い、11月、12月と年末の2ヶ月間、毎日10時間くらい、インターネットを眺めていました。そのとき、先行していたアメリカのビジネスブロガーたちが、みな、この人をリンクしていたので、興味をもったのです。その後、集めた情報を共有するために、ブログセミナを何回も開催しました。

そのダン・ギルモアは、サンノゼにいるので、会いたいと思っていたら、日本で、会うことができたわけです。あれから6年間、時代は、ブログから、twitter、facebookへと進化しています。それにしたがって、ソーシャルメディアという概念もできました。

■情報の民主化
誰でも情報に参加できる。供給する方法もたくさんある。

個人が情報を発信するのは、昔と較べて、信じられないくらい垣根が低くなっています。それだけに、情報の取扱いには、注意が必要です。間違った情報を伝播しないためにも、速報が流れたら、まず疑いの目で接することが大切だといいます。

■何がジャーナリズムなのか
情報を出す側の境界が曖昧になってきているのが、現代といいます。あの南三陸や気仙沼の洪水の様子を写したものは、立派なジャーナリズムになる。つまり、個人が発信しても、それが他の人には取れない真実の映像なら、ジャーナリズムになるということです。もちろん、社会性ということも大切なキーワード。

■受け手も、発信者にもスキルが必要
どこからその情報がでたのか、ブログを書いていなくても、その分野の専門家の発言を探して、確証をとることが必要だと強調します。真実とはいいがたいことは、伝播しない。信じられる人を見つけだす、ここまでの努力が必要だといいます。意識して情報に接することが大切なのでしょうね。

ダンのプレゼンテーションも楽しく、分かりやすい発音や、とても優秀な通訳のおかげで、あっという間の二時間余りでした。今回の本、「あなたがメディア! ソーシャル新時代の情報術」も読みごたえがあります。

清澄庭園、江戸のセミナに行ってきました

江戸から東京へ変わった時、江戸の庭園のいくつかが、東京都に引き継がれ、今に至っています。

清澄白河にある、清澄庭園で、江戸のセミナが開催されているということで出かけてきました。

第一回の今回は、江戸の環境がテーマで、六義園、浜離宮、上野山のお話でした。文京区駒込にある六義園では、1781年(天明元年) に柳沢吉保の孫の信鴻(のぶとき)が隠居して住み、庭に鶴のつがいがやって来て、雛が帰り飛び立つのを日記に記しています。この日記によれば、庭園内には多くの鳥や虫がいて、自然に近い状態を保っていたようです。

浜御殿は、将軍家の別邸で、たびたび鷹狩りが行なわれたようです。海辺に近いだけに、鴨が多く採れました。また、ここには象小屋もあって、ベトナムから贈られた雄の象が10年以上飼育されていました。

上野山は、いまでは、美術館、博物館、大学などの施設が並んでいますが、江戸時代は、将軍のお墓を管理する東叡山寛永寺というお寺でした。この東叡山は、江戸一番の桜の名所で、将軍の命により、吉野山の地形をまねて、桜の木を植えたそうです。

その桜には早咲きと遅咲きがあって、山上と山下の花のさかりを分けてあるそうです。上野の花見は江戸の頃からの伝統だったのですね。

このセミナ、1000円の受講料を支払いますが、お土産に、虎屋のお菓子が付きます。それも江戸のお菓子の復刻版という貴重なもの。江戸のことを考えながら、味わいました。

■11/12から11/20まで、清澄庭園がライトアップ
清澄庭園では、今秋もライトアップを行います。期間中 は21時まで開園時間を延長して、柔らかな光に包まれた庭園風景をお楽しみいただけます。

 1. ライトアップ
 時  間:日没~21時
 内  容:園路に配した行灯の小さなあかりを中心に、柔らかな光で包み込まれた秋の夜の庭園散策をお楽しみください
 2. カフェコーナー
 時  間:10時~20時30分 (ラストオーダー20時)
 場  所:大正記念館
 内  容:秋の庭園風景を眺めながら、ケーキセット600円(入園料別途)、コーヒー等をお楽しみください

こちらも幻想的な風景が楽しめそうですね。ぜひ、お立寄ください。

佐藤可士和さんの「ビジネスとクリエイティブの新しい関係」を聴いてきました

10/15に東京ビッグサイトで開催されたCreative Market Tokyo2010。 最終日に佐藤可士和さんの講演があるので、出かけてきた。

1. グローバル化と日本人
世界の中での日本人は、コミュニケーションが下手。あうんの呼吸で長いこと暮らしてきたから、人に正確に物事を伝えることをしていない。

2. コミュニケーションがもっとも重要
その中にブランディングがある。その企業のよさを正確に世の中に伝えること。伝わっていないことを正確に伝える→ブランドに、大きな効果がある

3. ユニクロの事例紹介
2006年から4年くらい手がけている。実態がかわらないのに、CMなど小手先だけ変えても仕方がない。日本の売り上げをあげるためにも、一度世界に出ていく必要がある。そういうディレクションだから受けた。
ニューヨークのSOHO、ロンドン・オックスフォード、パリ・オペラ座近く、世界の一等地に1つだけ店をだして、情報発信していく。4年かかってようやくブランドイメージが固まった。

3-1 ロゴの見直し
英文だけでなく、カタカナも作る。カタカナは本来、外来語を表現する言葉だから、ニューヨークに置いてもcoolに見える。建設中のビルも広告媒体にし、タクシーのトップもユニクロにして、ロゴを溢れされた。ユニクロの服は部品、単品を組み合わせる、色を組み合わせるのが特徴。高品質なカシミアを重点に売る。

3-2 Tシャツに特化したUT
Tシャツをペットボトルの容器にいれて、自動販売機から選ぶように展示する。原宿の名所になって、海外の人も買いにくる。

3-3 +J
ジル・サンダースとのコラボレーション。デザイン性の高い服を信じられない価格で提供。パリ店は、パリコレ当日に合わせてオープン。世界から集まったジャーナリストに認知される。

3-4 ブランドの認知が変わる
これまで、しまむら、王将、ユニクロといわれていたのが、H&M、ZARA、ユニクロといわれるようになる。コミュニケーションを正しく行なうと理解してもらえる。

4. 今治タオルの事例
Japanブランド。かつては日本のタオルの30%を占めていたが、中国製品におされている。今治(いまばり)と読めない人も増えてきた。タオルの産地にこだわる人はいない。その一方で、今治独自のきびしい基準があり、これに合格した製品は、使い心地がよく、感動を覚えた。

4-1. 感動を伝える
いい価値のがあって、その感動をどう伝えたらいいのか。安全、安心を保証する。肌に直接触れるものだから、安心、安全、高品質の真っ白なタオルを売る。それまで、今治では白いタオルは安物と思われていた。

4-2. どこで手に入るのか、タッチボイント
伊勢丹本店が取り扱い、佐藤可士和さんもデザインをする。伊勢丹では、これまで女性の客が大半だったのに、今治タオルでは、若い人が自分のタオルを買いにくる。

4-3. 話題性で宣伝効果
プロジェクトの費用は助成金だけだが、取材も受け、何億円分もの効果が出て、売り上げも飛躍的に上がった。

4-4. 品質が価値になる
品質について、独自の厳しい基準があり、それが価値になる。地元はそれに気づいていなかった。かけたコストは少なくとも、もとからの品質が高ければ、正しいコミュニケーションで相手に理解してもらえる

5. ふじ幼稚園の事例
建物の設計もふくめて、佐藤さんがすぺてを手がけた。何かしっかりしたものが作りたいと、ロゴタイプから作成し、園長先生のアイディアを整理して、実現させた。

結果として、質のよい教員が集まるようになり、募集も二日間で満員。賞をとり、たくさんの見学者が来るようになる。 コミュニケーション・コストをかけなくても、実現できることがある。

まとめ
本来、高品質、あるいは、高価値のものでも、正しくコミュニケーションしていないと、伝わらない。ひとは得体の知れないものに手を出さないからだ。

コミュニケーションするには、費用をかければいいというものではない。それぞれの特徴、立場に合わせて、外に出る媒体を統一し、ロゴや商品名、用語の統一。ベクトルを1つにして、戦略を練る。

佐藤可士和さんだから、できたこともあるし、この基本を踏まえて、応用できることもある。自分たちの価値に気づいていない人が多いという、発言に、どきっとした人も多かったのではないか。

このブロガーをtwitterでフォローする    

ツイッターは「失速」したのか

某MLで、さかんに議論されている【ツイッターは「失速」したのか】。元々米国のデータを例にしていて、米国でのトラフィックが減少したことから、失速と捉えている。

その一方でtwitterの80%近くが、twitterクライアントを使っているというデータも あり、twitter.comからつぶやく人は二割程度なのだ。twitterが流行るからと、つぶやいてみたが、なにも変わらないので止めた人もかなり いるのではないか。日本だと、ブログを書くことで、読者と交流ができているひとは、twitterで放っておかれるのが、我慢できないらしい。

twitterの大きな特徴はタイムライン(TL) とよばれる、自分がフォローする人のつぶやき、そして、自分のつぶやき、さらに、それに返事を書いてくれる人(RT)の3パートが混ざり合ったものが流れる。つぶやきが多ければ、流れは速く一瞬のうちに過ぎて行く。

このあたりの無常観がよい。行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。(方丈記)の一節さながらの面白さがある。だが、始めたばかりの人は、フォローする人もすくないから、この流れが動かない。放送終了後の砂嵐のような画面をみているのは空しい。

要するにフォローする人が100人以上いないと、何も始まらない世界なのに、それに気づかない人が結構いる。

twitterって本を読んでいるだけでは、面白さがわからない。実際につぶやいてみて、どんな連鎖が始まるか。その成り行きをみているほうがずっと楽しい。それはベネチアを本当に訪れた人と、映像を見ているだけの人の違い。歩いてみないと、見えないことがいっぱいある。

見ていると、不満をいうひとは、あまり活躍していない。自分が何気なくつぶいやいた一言が、引用されたり、返信されたりする楽しさを一度経験すると、もっとつぶやくようになる。

後は時間帯もあるようだ。仲良しが、本音でつぶやき始めたとき、そばにいればもっと楽しい。早朝組と、深夜組はなかなか遭遇できない。休日は、MLなどのトラフックスは少なくなるのに、twitterは年中無休で賑わっている。

それはPCだけでなく、携帯から、どこでも発信できるからだ。歩きながらでも、信号の待ち時間にもつぶやける。手軽、気軽、簡単、即時性、生データなどなど。だれでも発信できる形で、つぶやけ道具なので、まだまだつづくと思う。

140文字の世界は、和歌や俳句に慣れた日本人には、手のひらサイズで合うのかもしれない。携帯電話が流行ったように、twitterのミニマムさがどんなときでも使える。

こんな便利なツールを企業が広報活動にいかせたら、とセミナも開催します。

 

iPhoneの登場が携帯コンテンツ市場も変える

東京フォーラムで開催されたイノベーションジャパン2009の基調講演に出かけた。

「日本発ケータイ文化の世界展開」
株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役 南場智子さん

あのモバゲータウンのCEOである。実は、南場さんのセミナには何度か参加していて、ビッダーズを立ち上げたころ、モバゲーを始めたころ、投資家向けのセミナ、そして今回が四度目である。そういう意味での定点観測みたいな楽しみがあった。

モバゲータウンは会員数1500万人、月間PV約190億という日本最大級のサイトなのだが、実際には、アバタを組み合わせ、日記をかいたり、わからない ことを相談したり、また、自分の作った本や音源を紹介したりとかなり、ふつうの生活に沿った内容をサービスしている。若年層が多いので、

事前書き込み制限、キーワード審査、多送信チェック、ミニメール、メッセージ送信機能利用制限、簡易年齢認証。また、グレーゾーンはひとによる審査を必ずしている。400名 24時間の監視をしているそうだ。

これを聞いていて、大都市の安全をまもる防災要員のようなイメージをもってしまった。安心してサービスを受けるには、このくらいの用心が必要なのだろう。出会い系サイトではなく、あくまでも健全な場としての利用を強調している。

これだけのサービスを海外展開できないかと、なんども検討していたが、
国別仕様の違い、メーカ仕様の違い、キャリア仕様の違い、世代間の機種の差などで市場規模が小さくなってしまい、サービスの展開がむずかしいとずっとあきらめていた。だが、アップルがiPhoneを出して大きく変わった。

メーカはひとつ、キャリアは各国のトップキャリアと組む、ユーザはキャリアを意識しなくてよい。アプリケーション、世界的なオープン化。だれでもアプリを作れる。一週間で認定される。審査もアップルがいう。簡易なチェック、一週間くらいで返事がくる。ロゴがでない。

これが世界を変えるのでないか。この動きに刺激されて、グーグル、ノキア、なども同じことを考えている。

今が最大の商機だと捕らえて行動するひとにはチャンスが待っている。

スバツイ勉強会に参加して、最高でした

スバツイ「この素晴らしくてバカ野郎な世界:Twitter勉強会」に幸運にも参加することができた。160名の応募で80名の当選だったらしい。

こ の勉強会は、マネタイズとは対極にあって、ただtwitterの楽しさ、人脈の繋がり、発見などが個人の視点から語られるのである。それが、面白すぎる。 本当に来るのかなあ、と思った津田大介さんも現れたり、まなめさんとは握手もさせていただいた。まるで紅白歌合戦の審査員に当選して、NHKホールに出か けたような気分。

食事を取る人もいるし、アルコールもOKという緩やかな流れで、発表者は5分間のプレゼン、そして会場からの質疑と、その応答をする。もっと話を聞いていたいが時間はあっという間に過ぎて行く。その間、みんなで#subatwiのハッシュタグを付けながら、twitterしていくのは、さながら、採点用のボタンを押しているみたい。

この乗りのよさ、明るさ、一体感が初めてあった人たちもいるはずなのに、居心地よく過ぎて行く。わたしも休憩タイムに佐渡・西三川産のリンゴをむいて、近くの人と味わった。運動会の食事タイムみたいに。

この会を企画してくださった、yasuyukiさんと、あきみちさんには、座布団10枚を差し上げたい。このタイミングで、この豪華なゲストをとりまとめてくださって感謝である。

ぜひ、次回もその次も参加しようと思った。この会、確実に参加するには、発表者になるのがいちばんである。次回は自薦、他薦ありと思うので、今から手を挙げているのもいいかもしれない。

詳しいまとめサイトをご紹介します
スバツイ@Oracleさん
yasuyukiさんのブログ
めいぼうじんのはてな日記
POLAR BEAR BLOG

千代田区立図書館は誰でも利用できる

街道文化講座「千代田塾」に参加した。九段下から歩いて五分ほどの千代田区役所 区民ホールで開催する。

早めについたので、気になっていた図書館に出かけてみる。

あなたのセカンドオフィスに。もうひとつの書斎に。平日夜10時までご利用いただける、いままでにない”図書館”です。

千代田区立図書館・利用案内
千代田区内在住・在勤を問わず、どなたでも利用できます。図書等を借りるには「貸出券」が必要です。
ご住所とお名前を確認できるもの(健康保険証・運転免許証・学生証など)をお持ちください。小学生以下の方は必要ありません。その場で「貸出券」をお作りします。
・ 「貸出券」は、すべての千代田区立図書館(室)で使えます。
・ 「貸出券」は、2年間使用しないと無効になります。その場合、新たに「貸出券」をお作りしますので、はじめての方と同様にご住所の確認できるものを提示してください。

ここでは、本や雑誌だけでなく、CD、DVDの貸出しも行っている。また、読んでしまって要らない本も図書リサイクルとして引き取ってくれる。

面白いのは雑誌リサイクル、保存期限の過ぎた雑誌を皆様に提供しています。リサイクル雑誌は毎月1日に所定の場所に配架いたします。
※1日が休館日にあたる場合には月初めの開館日が雑誌リサイクルの日となります。ご自由にお持ちください。

さすが、千代田区だ。公共施設が充実していると、そこに生活する人も楽しめる。将来、千代田区に住むのもいいなあと思った。

公開シンポジウム「イタリアは変わったか」に行ってきました

大学主催の公開シンポジウム、きれいな会場で、中身の濃い話が多く、メイルマガジンにも登録して、関心のあるテーマには参加しています。

今回はイタリアということで、特に楽しみにでかけました。

■日時 : 2009年8月29日(土)13:30~16:00
■場所 : 法政大学市ヶ谷キャンパス 外濠校舎3階 S306教室
■基調講演 : 「イタリアは変わったか ‐ビジネスの視点から‐」(日本語) 
フランチェスコ・フォルミコーニ、ジョルジオ アルマーニ ジャパン(株) COO
■パネル討論
陣内 秀信 (デザイン工学部建築学科 教授)
諏訪 康雄 (政策創造研究科 教授)
松本 敦則 (イノベーション・マネジメント研究科 准教授)

[コーディネイター]
岡本 義行 (政策創造研究科長)

基調講演のフォルミコーニさんは、以前一橋大学に留学経験があり、一時間の講演をすべて日本で行ない、用意した資料も日本語で作成。日本語のわかるCOOというのも驚きでした。

日本人の持つ、イタリアという国のイメージと、現状はどうなのか。南北格差による失業率の違い、特に南部では、若年層の37.8%が失業という、現状を教えてくれました。

イタリアは経済成長率がいちじるしく低い。ヨーロッパの中でいちばん遅れていた。49位、日本は9位。
いまでは、GNPも英国の80%しかない。生活水準が低くなっている。イタリア人の生活水準はどう見ても低迷しているか、あるいは平均以下まで悪化している。

不動産価格はローマ、ミラノ、ナポリでさえも多くの新規購入者が手が届かなくなっている。多くのイタリア人がそれらの年度の休日を減らし、そして新車あるいは新規のスーツさえ購入を保留しる。スーパーマーケットが毎月、第四週目の売り上げが減少すると報告している。

EU(ヨーロッパ連合)に加盟したことでのリラからユーロへ通貨の変更、それによる経済の打撃。それは、イタリアだけでなくすべてのいわゆる西洋での歴史が後ろ向きになっているのではないか、といいます。

現在、300万人いる移民は現在は社会的に摩擦なく暮らしていますが、10年後にはかなりのパワーをもち、それが国を変えてくれる強さになることを期待しているともいいます。

日 本からの観光客が半分に激減したのも、買い物の面白さがなくなったこと。ユーロ表記の商品は、いままでのリラ建てに比べて二倍くらいになっています。レス トランも高すぎ。ローマで標準的なランチが4500円というのは、さすがにまずいでしょう。ホテルも同様なので、滞在日数を切り上げることになります。

フォルミコーニさんの悲観的な発表は、ファッション界の現状でもあるのかもしれません。

ad:tech Tokyo 2009のGoogle Universityに行ってきます

日本初というad:tech Tokyoが9/2、9/3に開催される。

「マーケティングとITテクノロジーに特化した世界最大級のカンファレンス“ad:tech”では国内だけでなく、海外からも参加者を招き、グローバルな視点でマーケティングの未来を模索します。」

そして、今回、この会場内にグーグルユニバーシティが開講される。企業のマーケティング、広告宣伝担当を対象に、マーケティングのプランニング、広告の実施、効果分析においての、Google の活用方法をご紹介する。

高広さんのtwitterでこの話を聞き、さっそく申し込んだところ、本日、参加証が届いた。定員を超えたときは抽選と聞いていたので、参加できてうれしい。教わった内容は、みなさまにもシェアしたいと思っている。

13:00 - プランニング編 : 消費者理解とオンラインマーケティング戦略の立案
13:30 - 実践編 : AdWords を活用した集客向上とブランディング
14:00 - 実践編 : モバイル広告の可能性と戦略的活用
14:30 - 実践編 : YouTube を活用した消費者とのエンゲージメント強化

15:00 - 分析編 : アクセス解析によるユーザー理解と ROI 向上のヒント