清澄庭園、江戸のセミナに行ってきました

江戸から東京へ変わった時、江戸の庭園のいくつかが、東京都に引き継がれ、今に至っています。

清澄白河にある、清澄庭園で、江戸のセミナが開催されているということで出かけてきました。

第一回の今回は、江戸の環境がテーマで、六義園、浜離宮、上野山のお話でした。文京区駒込にある六義園では、1781年(天明元年) に柳沢吉保の孫の信鴻(のぶとき)が隠居して住み、庭に鶴のつがいがやって来て、雛が帰り飛び立つのを日記に記しています。この日記によれば、庭園内には多くの鳥や虫がいて、自然に近い状態を保っていたようです。

浜御殿は、将軍家の別邸で、たびたび鷹狩りが行なわれたようです。海辺に近いだけに、鴨が多く採れました。また、ここには象小屋もあって、ベトナムから贈られた雄の象が10年以上飼育されていました。

上野山は、いまでは、美術館、博物館、大学などの施設が並んでいますが、江戸時代は、将軍のお墓を管理する東叡山寛永寺というお寺でした。この東叡山は、江戸一番の桜の名所で、将軍の命により、吉野山の地形をまねて、桜の木を植えたそうです。

その桜には早咲きと遅咲きがあって、山上と山下の花のさかりを分けてあるそうです。上野の花見は江戸の頃からの伝統だったのですね。

このセミナ、1000円の受講料を支払いますが、お土産に、虎屋のお菓子が付きます。それも江戸のお菓子の復刻版という貴重なもの。江戸のことを考えながら、味わいました。

■11/12から11/20まで、清澄庭園がライトアップ
清澄庭園では、今秋もライトアップを行います。期間中 は21時まで開園時間を延長して、柔らかな光に包まれた庭園風景をお楽しみいただけます。

 1. ライトアップ
 時  間:日没~21時
 内  容:園路に配した行灯の小さなあかりを中心に、柔らかな光で包み込まれた秋の夜の庭園散策をお楽しみください
 2. カフェコーナー
 時  間:10時~20時30分 (ラストオーダー20時)
 場  所:大正記念館
 内  容:秋の庭園風景を眺めながら、ケーキセット600円(入園料別途)、コーヒー等をお楽しみください

こちらも幻想的な風景が楽しめそうですね。ぜひ、お立寄ください。

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