シャネルの新香水、COCO NOIR を聴いてきました

昨日のシャネルコンサート、實川風さんのピアノ演奏でした。偶然ですが、お名前に見覚えがあって、略歴をみると、2009年千葉県文化会館での若い芽のαコンサートに出演されていました。千葉出身の方です。

今回はピアノの小品ばかりを集めたすばらしいプログラム。うっとりと堪能しました。隣の席の1つ先には、やはり知合いの華道家がいて、ご挨拶したりしました。

コンサートが終わって、いつもはエレベータでそのまま帰るのですが、昨日は、心が高揚していて、ブティックの製品を眺めていきたいと思ったのです。バッグやネックレスをチェックして、二階の香水売り場で、足を留めました。

シャネルの新香水を確かめてみたく、売り場の担当の方にお尋ねしました。COCO NOIR、こちらがリリースされたばかりで、東日本では、まだ4店舗だけの紹介だそうです。

さっそく聴かせていただくと、バラの香りをベースに濃厚ではなく上澄みのような澄んだ華やかさが広がります。ちょうどパリの夕暮れ時から夜にかけて、すれ違う美人が見つけているような香りです。日本では、9/14発売ということで、一足早く聴かせていただきました。

コンサートに出かけて、香水を聴くというのも楽しみのひとつですね。

早生りんご、つがるのご案内をいただきました

家族揃って、リンゴ好きは、祖父の実家が横手だったこと、山形の大叔父からもリンゴが木箱で届いたこと。小さいときから、季節になるとリンゴはふんだんにあって、それを食べるのが日課になっていた。

表紙の絵は佐渡の能舞台だが、9/7に草刈神社に能楽を奉納する。その折、西三川の直売所で売っている、リンゴを買って帰るのが楽しみ。9月にリンゴが食べられる幸せ。それは、産地は変わっても4月くらいまで続く。

昨年のこと、長野の知合いのブログに早生りんごの話が載っていた。8月のお盆に合わせて作っているという。注文したいというと、すでにすべて出荷してしまったといわれた。来年はぜひ、お声をかけますということで、待っていたら、メイルが届いていた。

こういう心遣いがいちばんうれしい。8月下旬にリンゴを食べられる幸せと、そして、こんな優しい人たちが作るリンゴはまた、格別だろうという二重のうれしさがある。物やサービスを提供して、お客様を幸せにできるのが、ビジネスの基本。相手に感謝されて、収益をあげるのが大切だ。自分もそんなサービスを提供していきたいと思う。

800冊の蔵書をもってけ、というイベントに参加しました

日頃、こんなに愉しいイベントはないと思うような、「本のもってけ祭」に出かけてきました。主催者の男性は、スゴ本オフの仲間。旅に出る前に蔵書の整理も兼ねて、本好きの友だちに声をかけて、好きな本を持っていって、ただし、一年したら返却もありというイベント。

途中、激しい雨もありましたが、運よく迷わず、目的地に到着。一室に並んだ本をみているだけで、わくわくしてきます。普通の書店よりもアートなものが多く、ここ数年の有名どころの本が押さえてあります。しかも、未読本も多い。

普通に働いている人が、帰宅後、自由になる時間で、歯応えのある本を読むことは難しい。それは、週末のお楽しみにと、軽い本を読んでしまいがち。800冊の蔵書に対して参加希望者は40人足らず。ひとり20冊を見当に好きな本を借りられるのです。

それは愉しいですよ。自分が本屋の店主になった気分で、タイトルが気になるもの、ほしいけれど、時期を外してしまったもの、完全に趣味に走った物など、あちこちから探して、風呂敷にいれて戻ってきました。

さて、どれから読み始めたらいいか、后のくらいよりもうれしいと、喜んだ少女の気分です。欲をいえば、本と同時に、時間も付けていただけたら、なおうれしい。ここに並んだ本を全部読むには、どのくらいの時間が必要なのか、考えてしまいます。

本好きの人が集って、いろいろと悩みながら、迷いながら、本を選んでいく過程も愉しい。ひとりではないので、アドバイスなど受けながら、欲しい本が積まれていきます。ぜったいに愉しいので、うちでもやってみたいなあ、と切実に思いました。

そして、彼が旅から戻ってきたら、今度は、貰った方が、本を持ち寄って、彼に贈るイベントを開きたい。そのオルガナイザーをやりたいなあ、と思います。

一年経って、返してといわれなければ、そのまま、いただけるそうなので、それもわくわくします。今夜は、うれしくて、眠れそうもありませんね。

価値観の違いが、その人の人生を決めるとしたら

ずっと以前から気づいていたこと。自分とは違う意見、価値観で暮らしている人たちがいる。同じくらいの年齢で、教育程度も同じくらい、経済状況もそう変わらないはずなのに、決して折り合うことのない人はいるのだ。

今は、世の中には多様な価値観をもって暮らしている人がいることがよくわかる。毎日の食事を削ってでも、ブランド物のお洋服を着ることに生きがいを感じていたり、あるいは、休暇に南の島にいくことに、全霊を注いでいる人。オペラのおっかけをして、貯金はほぼないと豪語する人。

良くも悪くも、その人のベーシックな価値観が、その人の人生を決めているような気がする。わたしは、新しいもの好き、お買い物好き、よいものがお値打ち価格になっていると、どきどきしてしまう。身の回りに年々、新しいものがなく、同じものだけで暮らしていると飽きてしまう。

本は好きだが、自分が楽しむためであって、初版本を集めたりするコレクターではない。ずっと使い続けているものと、新しいものを取り入れるバランスが、大切。買い物ばかりに走ると、経済が大変だ。

そして、不思議なことに、その人の価値観に合わせて、友たちや恋人がやってくる。同じ仲間は、いっしょに集うと心地よいから、なんとなく惹かれあう。あなたの周りを見回して、価値観の違う友だちがあるか、調べてみたらいい。

物に囲まれた生活が心地よいと思うひとたちと、何もない空間こそが、贅沢なのだと思うひとは、対立して当然。同じ人でも時代や友だちの影響で、少しづつ変わっていく。

今は、ものを所有するより、捨てるあるいは、手放すことに注力している。特別なものを買い揃えるのではなく、無しに済ますことができるかを考えて暮らす。最近は、友だちの影響なのか、買い物は最小限にしようと、決めている。収納から管理を含めて、手間をかけずに、その時間をほかの事に使いたい。

東西二つの歌舞伎鑑賞

6/28に新橋演舞場で、市川猿之助襲名披露公演、昼の部を見てきました。
三階席ですが、ちょうど花道の真上。役者さんの熱演が伝わってきます。
歌舞伎は、文字通り、歌と踊りと演技があってのもの、中車さんは、これから研鑽をつまないと大変。歌えないオペラ歌手はいないから。新猿之助は若さにあふれ、宙づりでの暴れかたもすてきです。新しい時代を切り開いていくのでしょうね。口上は、山城屋さんが取り仕切っていて、最後に猿翁が登場したのにびっくり。

 

7/15は、祇園祭の京都を抜け出し、大阪松竹座へと向かいます。夜の部がすてきでした。光輝くんが中村又五郎になって、お子さんが歌昇を継ぐ。二人とも立派な役者ですね。偶然なのですが、猿之助の佐藤忠信、そして、又五郎の佐藤忠信と、続けてみています。関西、関東では型が違うから、おもしろい。染五郎の初役で河内山もよかった。上品さがでています。陰の部分をもっと出せるようになれば完璧ですね。

毎月、歌舞伎を見ることができる幸せ。舞台は夢を実現してくれます。役者さんの演技を見ていると、芝居を書いた戯作者の苦労が伝わってくる。江戸から平成までの長い時空を通り越して、何かが見えてきます。

浮世絵師 溪斎英泉に行ってきました

知合いからいただいた招待券で、千葉市美術館で開催中の「浮世絵師 溪斎英泉」展に行ってきました。

浮世絵だし、文字も少ないだろうと気軽に考えていたら、大きな誤算でした。二時間かけても、まだ半分くらいしか見ていません。江戸のくずし字講座を主宰しているので、本当にタイムリーな企画。浮世草子では、まさに遊里の話だし、黄表紙も、助六が東海道を旅するのです。

江戸時代、遊郭というのは、単に女と遊ぶところではなく、そこから文化や流行が生まれ、江戸の暮しを遊郭なしに語れないと、先週習ったばかりでした。浮世絵なので、文字が少し出てきます。歌もある。それをなんとか判読しようとすると,膨大な時間がかかってしまいます。解説のあるものは、それと元の字を較べてみる。いままでの鑑賞とは、ひと味違っています。

「浮世絵師 溪斎英泉」というのも馴染みがなかったのですが、人物像はかなり書いています。美人画の他に、東海道の旅姿もあり、多彩な人だということがよくわかりました。

中に「美艶仙女香」という文字が出てきて、気になって探してみたら、国会図書館にデジタルデータがありました。当世好物八契・仇競今様姿 つく田嶋の晴隅田堤の桜両国橋夜景など、いろいろ見つかりました。

充実した展示に心地よく疲労して、戻ってきました。図録の代わりに、本も頼んでしまいました。

ファイリングは、日付順がいちばん便利

1981年に、外資系企業に中途入社した。その前に広告代理店に勤めていたのと、ロンドン留学が採用の決め手だと、後から聞かされた。外資系なので、英語のできる人はたくさん応募する。また、広報・販売促進担当なので、広告代理店経験者も多い。その両方の経験があるのは、わたしだけだったと言われた。

当時の外資系は、給料も高く、完全週休二日制で、なんとなくオシャレな雰囲気だったが、仕事はたぶん二倍させられた。まだ、コンピューターは情報システム部のもので、一般にはIBMの電動タイプライターが主流。

そんな中で、即戦力として採用されて、戸惑いも多かったが、新しいことは、自分の考えでどんどん実施できた、よい時代だった。

ファイリングは、絶対に日付順が便利だ。隣の部では、テーマやカテゴリーによって分類しながらファイルしていたが、探すのや、しまうのに莫大な時間がかかる。カテゴリーは、担当者が変われば解釈が変わるし、次の人が引き継ぐとはかぎらない。時間だけが絶対のもの。オリジナルがどこかにあるものは、読んだら捨てて、自分が発信したものは連番を付けて、後は、日付順にただ綴じていく。

起業してからもこのスタイルを継承している。最初は一月ごとのファイルを作ったが,これだと何年かすると、膨大なファイルを保管することになる。今年から、三ヶ月を1ファイルにまとめて、年を四半期ごとにわけることにしてみた。7月1日は、7月、8月、9月と夏のファイル。その後の10月、11月、12月の秋のファイルを作ると一年の終わりが見えて来る。

日々の忙しさに追われがちだが、こうやって一年を俯瞰することも大切。特に新四半期の最初は、全体を振り返ってみよう。ファイルを新しく作りながら、一年の終わりを考える。何をどこでやるのか、やらないのか、そんなことを考えながら、企画書を書く。

あすなろブログの引越完了

2012年6月30日が、あすなろブログを更新できる最後の日だった。つまり、この日までは、データにアクセスできる。というわけで、なんとか、最終日に引越を完了させた。ずっと前からアナウンスがあったのに、とりかかったのは、ぎりぎりで、今日ばかりは、集中して作業するしかなった。

まとめて、やったので、わかったことがたくさんある。
1. この五年あまり、本当に好きなことを書かせてもらい、たくさんのコメントや励ましのことばをもらった

2. あすなろブログのよいところは、他の執筆者から刺激を貰えること。ツイッターや、Facebookにいきなり飛び込んだのも、ここでの知合いが参加すると聞いたから。

3. 新しいテクノロジーや発見があった
ここから始まったこともたくさんある。セミナの告知もさせていただいた。感謝しても、たりないくらいだ。

自分の性格というか、仕事の周期も分かってきた。適度に忙しいと真剣にブログも書く。ツイッターにはまっていたときは、更新できなかった。すべてのブームは、ゆるやかに去っていく。Facebookの次にくるものも、当然ながらあるはず。新しいことにチャレンジするのを怖れていてはつまらない。

わくわくすること、どきどきすることに出会うために、あちこちに出かけ、人と会い、何かを始めるのだろうと思う。これからもよろしくお願いします。

変わるもの、変わらないもの

毎日をふつうに過ごしているつもりでも、久しぶりに出会った友だちとの会話で、はっとすることがある。特に大震災以来、変わったことが多いのに気づく。

1. 家中の絵を外して、三階の最上段にしまった
津波がくると、水深9メートルまでは大丈夫だが、11メートルとなると水没してしまう。

2. 買い物を分散させる
スーパーと、デパート地下、生協、ネットのお取り寄せと、分散させている。どこかがだめでも対応できるようにしている。

3. 手間をかけたものを味わう
コーヒーは豆から挽いて、毎回、布で濾して飲む。これが最後のコーヒーかもしれないと覚悟しながら。土鍋を使って、野菜の炊いたものを常備する。

4. 冷房をつかわない
遮光カーテン、二重カーテンを利用して、家にいるときは、日差しを遮る工夫をする。ベランダには、ゴーヤを植えた。

5. 車に頼らない
会計事務所に行くのも片道20分を歩く。セミナールームまで、JR最寄り駅から歩く。

6. 本をまた、買い始めた
一時、図書館で新刊書を借りて、六本木ヒルズのライブラリーでビジネス、新書を読んでいたが、いまでは、お薦め本をネットや、古書店で買い求める。密林に金額上限設定がほしいと、切に思う。

7. 音楽を聴き始めた
FBに昔の音楽仲間が集っているので、1997年頃のように、買い集めたCDをまた、聴くようになった。

8. 着物を着るようになった
4年前に着付け教室に通って、なんとか着られるようになった。芳町のお姐さんたちのお座敷にいくことと、着物で京都を歩くのが目的。着物は大部分が母から譲り受けたもの。そのまま、散逸させるよりは、自分で着ようと思った。

9. 専門家の友だちが増えた
オペラ歌手の知合い、日本画の作家、宝石商、洋画家、写真家など、その道のプロと親しくさせていただいている。

10. 歌舞伎とオペラ
高額なものは行けないが、歌舞伎とオペラを見ることを続けている。本物はどちらも素晴らしい。音楽は心を癒してくれる

11. 佐渡で能舞台をみる
2004年から、毎年佐渡で奉納能を行なっている。震災の後も途切れることなくできて、みんなに感謝している。

12. 古文書講座を主宰
この時代、江戸について学ぶ人はたくさんいるはず。今年の講座は先生に恵まれて、どれも楽しい。全部受けたいという受講者の気持ちがよく分かる。

ネットの友だちが毎年増えて、リアルにも面識があるから、ずっと昔からの友だちのように感じている。情報をいただき、助言をもらい、ときに勇気づけられる。ネットがなかったら、出会えなかった人びと。そのご縁にも感謝したい。

ブログを引っ越ししました

あすなろブログではお世話になりました。今度、新しくこちらに移りました。

こちらでも、タイトルのように「見たもの、知ったもの、新しいもの」を紹介していこうと思います。よろしくお願いいたします。