800冊の蔵書をもってけ、というイベントに参加しました

日頃、こんなに愉しいイベントはないと思うような、「本のもってけ祭」に出かけてきました。主催者の男性は、スゴ本オフの仲間。旅に出る前に蔵書の整理も兼ねて、本好きの友だちに声をかけて、好きな本を持っていって、ただし、一年したら返却もありというイベント。

途中、激しい雨もありましたが、運よく迷わず、目的地に到着。一室に並んだ本をみているだけで、わくわくしてきます。普通の書店よりもアートなものが多く、ここ数年の有名どころの本が押さえてあります。しかも、未読本も多い。

普通に働いている人が、帰宅後、自由になる時間で、歯応えのある本を読むことは難しい。それは、週末のお楽しみにと、軽い本を読んでしまいがち。800冊の蔵書に対して参加希望者は40人足らず。ひとり20冊を見当に好きな本を借りられるのです。

それは愉しいですよ。自分が本屋の店主になった気分で、タイトルが気になるもの、ほしいけれど、時期を外してしまったもの、完全に趣味に走った物など、あちこちから探して、風呂敷にいれて戻ってきました。

さて、どれから読み始めたらいいか、后のくらいよりもうれしいと、喜んだ少女の気分です。欲をいえば、本と同時に、時間も付けていただけたら、なおうれしい。ここに並んだ本を全部読むには、どのくらいの時間が必要なのか、考えてしまいます。

本好きの人が集って、いろいろと悩みながら、迷いながら、本を選んでいく過程も愉しい。ひとりではないので、アドバイスなど受けながら、欲しい本が積まれていきます。ぜったいに愉しいので、うちでもやってみたいなあ、と切実に思いました。

そして、彼が旅から戻ってきたら、今度は、貰った方が、本を持ち寄って、彼に贈るイベントを開きたい。そのオルガナイザーをやりたいなあ、と思います。

一年経って、返してといわれなければ、そのまま、いただけるそうなので、それもわくわくします。今夜は、うれしくて、眠れそうもありませんね。

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