映画「僕たちは世界を変えることができない。」の試写会に行ってきました

あの向井理さん主演の映画ということで、試写会に行ってきました。

医学生のコータが友だちも巻き込んで、カンボジアに小学校を建てるというお話です。青春ドラマと思っていたら、ちょっと違います。

カンボジアロケがあって、エイズ患者の病院や、ポルポト時代の収容所や、虐殺の模様を伝える記念館などがあり、かなり骨太な話でした。

大学生が主人公なので、あちこちの大学で試写会+トークショーなどのイベントを行なったそうですが、いまどきの若者たちに、同じアジアでそんなことがあったのだと知ってもらうことは、大切だと思います。特に、震災以降の今の日本人が、立ち止まって考えなければならないことが、たくさんあると思いました。

中身は、恋あり、仲間の友情あり、サイトの炎上あり、サークルの分裂ありと、実話ならではの面白さがありました。ぜひ、映画館で、ご覧になってほしい作品です。9/23(金・祝)全国ロードショー
向井理、単独インタビュー 映画「僕たちは世界を変えることができない。」 映像がでます。こちらもごらんください。

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銀座で、ココ・シャネルの写真展

銀座シャネルビル4階で、ココシャネルの写真展が開催されている。

日時 2011年9月4日(日)から9月29日(木) 12:00から20:00 無休・入場無料
『ココシャネル 1962』ダグラス カークランド写真展

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これは、ただの写真展ではない。プライベートな時間を公開することのなかったココ・シャネルが、初めてみせた笑顔、 厳しい仕事ぶり、くつろいだ様子、友人との語らいなどが、ドキュメンタリー映画のように描かれている。

この写真を撮った巨匠ダグラス・カークランドは、当時27歳。金髪で誠実な美青年だった。当初、撮影を嫌がったシャネルは、専属モデルを撮影させて、その技術を高く評価し、三週間にわたる撮影を許したという。

この写真展の最初に、これはココの最後の恋、おんなは惚れさせようと願い、二人の間にはプラトニックな愛が流れていたと書かれている。本当に、そう思えるような、油断した、笑顔があふれている。あれは、恋人にだけ見せる笑顔なのだ。

そして、この写真のネガが最近になって、偶然発見され、写真展が開催されることになった、という事実にも、因縁を感じる。1962年のパリの日常生活が、さりげなく登場し、ココシャネルという人間の生き方まで透けて見えてくる。

シャネルビルは、ふだん、縁遠い人も多いと思うが、入口では親切に会場まで案内してくれるし、銀座でパリを体験というのも、粋なものである。ぜひ、足をお運びください。

やる気になれないときは、30分レビューが効く

今年の夏、冷房なしを継続していた。生温い空気の中で、集中してやらなければないことも多かった。

そんなとき、気分を切り替えるには【30分レビュー】が効果的だ。

用意するもの、PCのテキスト入力ソフト、あるいは、真っ白な紙一枚。

1. 気持ちを切り替える
2. 今から楽しく、【30分レビュー】を行なうのだ、と考える
3. 文字通り、30分間だけ。それ以上はしない
4. (PCか、紙に)、今、自分が置かれている立場を書き出していく
5. 自分の強み、持っている資産(お金、時間、人材など)を書き出す
6. 思い出しながら、正確にかく
7. 絶望的、否定的にならないこと。何もないなら、創造すればいい
8. なりたい自分を書き出す、こちらは制約なし、制限なし
9. それが手に入ったら、どんな行動をするかを書き出す
10. タイマーをかけ、30分間だけ。そこで止める

この効用は、まず、一人ブレーストーミングのように頭を活性化させる。記録、書くことで、さらに意識下にインプットされる。

何もないと思っていた人が、両親の住む家を相続して、売却したら、資産家になるかもしれない、などと気づくことが大切。目先のことばかりに、捕らわれずに、大局を見るのだ。

仕事が楽しくなかったら、あるいは、一緒に過ごす仲間がいないと気づいたら、転職や起業も視野に入れよう。楽しい仕事をやって、成果を出すことは、当たり前。苦痛になるのは、おかしいことなのだ。

できたら、毎日、30分間、自分のためにレビューをしてみよう。わからなかったことが、見えてくる。仕事の棚卸しではなく、自分の生き方を創造するレビューである。

願わなければ、何も叶わない。信念をもって、それを成し遂げようとすれば、何でもできる。日本が飽き足らないと思えば、シリコンバレーに行くこともできる。年齢による制限も、たぶん海外では無用だ。

私の場合、30分レビューをやってみて、気づいたこと。芸術、美術、音楽などの知合いが、とても多いこと。オペラ歌手や、洋画家や、アーティストの友だちがたくさんいる。

その一方で、IT関係の友だちも多い。この両方に友だちがいる、という特異な立場は、ビジネスチャンスも数倍広がる。みんなも、気づいていないだけで、人脈、金脈、仕事脈を持っているのだ。

 

映画、『ベニスに死す』の試写会に行ってきました

8/27は、午後3時頃から猛烈な雨、少し早めに家を出て、駅に着く頃には土砂降りになっていました。

そんな天気の中の映画、『ベニスに死す』の試写会。たぶん、この映画でなかったら、出かけなかったかもしれない。1971年製作ということで、今年が40年目。昔見たときから、そんなに年月が経っているのでしょうか。

今では、イタリア語も少し分かります。行ったことのある場所、それも場所が特定できるのがうれしい。こういうことが、大人になったということでしょうか。

131分と、昔見たよりも長いのです。DVDも持っていますから、見たことのない場面に、どきっとしたり。タジオの神々しいまでの美しさと、それに捕らわれる主人公アッシェンバッハの苦悩、歓び。

ヴィスコンティ監督がどんな人なのか、どんな意図で作ったのか、そういうことは、昔は考えもしなかったのです。

 

うまくいえないけれど、過去と未来と、そして現在が、交わっているような、あるいは、ミルフィーユのように重なり合っていて、一部は共有しているような気もします。

マーラーの交響曲がすてきなので、先にこちらを聴くほうがなじみやすいかもしれません。

ぜひ、ごらんになって、ヴィスコンティの耽美な世界に遊んでほしいです。

サッカー場でみる試合も大切、柏が首位に返り咲く

8/6 土曜日、日立柏サッカー場で行なわれた、横浜マリノス vs 柏レイソルの試合に出かけた。高校時代の有志が集まってサッカー部を作り、定期的に観戦している。

今回の試合を決めたのは5月、そのときは、これが首位決定戦になるとは思っていなかった。日立柏のチケットは完売。飛び入り参加の仲間は、結局チケットが買えなくて、サポーターたちと居酒屋の大画面で観戦したという。

久々に柏に出かけた思ったこと。やはり、サッカーはわざわざ出かけてみるものだということ。テレビの放映もあるが、スタジアムの隅々までは映せない。25番の中村俊輔が、やや疲れて、走らないで歩いて戻るシーンや、ゴールキックの絶妙さを堪能できる。

早期割引で、この試合2500円。ゴール前の前から4番目。申し訳ないようなすてきな席だった。J2になった千葉ジェフは、指定席が4000円。スタジアムの維持費も入っているのだろうか。

サッカーは試合だけでなく、サポータの応援合戦、ボールが来ない間のキーパーのポジションなど、見どころはたくさんある。サッカーの得点は、あっという間に決まるし、シュートがきわどくだめなこともある。

45分間、みているだけでも緊張して、疲れるのに、選手たちはプロとはいえ、さすがだ。ロスタイムも、得点を入れるチャンスだから、最後まで息が抜けない。

試合は柏が2対0で勝利、首位に返り咲いた。両チームとも、すばらしいかったと思う。J1の首位争いだから、当然なのかもしれないが、手抜きなしで、走り回っていた。

わが家でゴーヤが採れました

今年の夏は節電がテーマ。冷房なしの生活を継続中。もともと、風の通る家なので、カーテンやブラインドを太陽の進む向きに合わせて、開け閉めする。外から帰って来たとき、ひんやりとするから不思議だ。

そして、もう一つのテーマは「緑のカーテン」 。こちらも知合いから分けてもらったゴーヤの苗を三階のベランダにプランタンに設置する。毎日、水やりしていたのに、大きくならないと思ったら、肥料が足りなかった。

いただいた三種の肥料を与えると翌日から花が咲いた。この現金な植物界、と思う。花が咲くと、虫どもがやってきて、運がよいと実になる。こちらが第一回目の収穫物。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分のベランダで、ゴーヤが採れるなんて、昨年までは想像もしなかった。さっそく、別のゴーヤと合体して、炒め物を作る。ゴーヤの種はスプーンですくい、苦みの嫌いな人は白い綿の部分を丁寧にのぞく。

それを4センチの拍子切りにして、まずごま油をねっしたところに加えていためる。わが家では、ここでだし昆布の千切りにしたものも加える。ゴーヤが色が鮮やかになったら、トマトの角切りを加え、塩こしょうする。最後に卵を溶いてかき混ぜる。

トマトと卵が入ると、苦さが緩和されて食べやすくなる。残ったものは密封容器で保存して、冷たいままもおいしい。

今年の夏は新しい楽しみが生まれた。朝晩の水やりも、子育て同様、手が抜けないのだ。

苦手な相手と、付き合う方法

誰にもいる苦手な人、なぜ、この人と会うと重い気分になるのだろうか。

1. 価値観が違う。人が大切に思っていることをぞんざいに扱う
2. 自分勝手な人、決して相手の立場、気持ちなどは考えない
3. 年はとっても大人でない人。常識的にこんなことはしないというようなことを平気でやってしまう
4. 自分より偉いものはないと、信じている人
5. 何をしても不満だらけの人、感謝の気持ちをしらない

それでもクライアントだったり、お得意様だったりして付き合う必要がある。そんなとき、相手の立場を分析してみよう。

もし、1、2、3、4、5のどれもが当てはまる人だったら、たぶん友だちはいないはず。ずっと孤独で暮らしてきたのだ。家族をもっていても、孤立。

結構可哀想ではないか。そんなひとに、いちばん効く復讐は、【めちゃくちゃ親切にすること】。

相手が当惑するくらいの、桁外れの親切がいいかも。さあ、あの方のよい点をみつけて、誉めまくりましょう。相手を誉めるということは、自分の方がもっと幸せになれる。というわけで、わたしもさっそく実行してみます。

マイレージで行く、祇園祭

7/13から7/17まで、京都に出張しました。祇園祭を見るのと、打合せで、毎年出かけています。あの大震災の後なので、宿は取ったまま、放っていました。

出発の一週間前になって、さすがに予約しようと、新幹線もみたのですが、同行者の日程が最後まで決まらなかったので、ふと思い出して、飛行機のマイレージは、と調べてみました。

前職が外資系だったので、デパートカードの代わりに、マイレージカードを活用しています。

デルタ航空(旧ノースウエスト)+CITIのゴールドカード、年会費18,900円と、ユナイテッド航空+JCBの一般カード、年会費10,500円の二枚で、お買い物、JR切符の購入、ECサイトの支払いなど、こまめに使っていると、結構ポイントが貯まります。マイレージカードは、実際に飛行機を使うよりも、お買い物でマイルを貯めるのが、お約束。

今回、東京-大阪往復が12000ポイントということで、ユナイテッドを選びました。使えるのは全日空。米国系のマイレージカードは、webが充実しているのですが、今回のようなケースでは、オペレータとじかに話をして、チケットを発券してもらいます。

あらかじめ、全日空のサイトで、座席の空き状況を確認してから、ユナイテッドに電話して、希望日と時間を指定します。その後、Eチケットがメイルで送られてくるのですが、締切は一週間前と言われました。

今 回はぎりぎりの一週間前だったので、オペレータによる予約料25USD+緊急予約料75USD、計100ドルのチャージがかかってしまいました。USDの 為替相場は85円とのことで、8500円なら、伊丹空港-京都の往復2560円(1280×2)を足しても、新幹線の片道料金なので、お得だと思いまし た。

Eチケット発行なので、念のための6桁の予約番号を貰い、それも控えておきます。メイルは10分以内に届き、こちらをプリントアウトして、空港カウンターで見せると、発券してくれます。ただし、海外と違い、行きと帰りの二回、カウンターに並ぶ必要があります。

行きは35列、帰りは6列の通路側を確保してもらい、帰りには富士山も眺めることができました。飛行機の旅は、非日常なので、すごくよい気分転換になります。

デパートカードを持たないので、どこでも気軽にお買い物ができますし、スーパーでもこのマイレージカードを利用して、ポイントを貯めています。旅行をする機会の多い方はお薦めです。

CITIのゴールドカードは、空港ラウンジを無料で利用でき、早く着き過ぎても、ここでメイルチェックなどができます。クレジットカードと搭乗券を見せれば、利用できますよ。

年会費を余分に払っている分、快適な旅を楽しまなくてはと思いました。ポイントは定期的にチェックしないとだめですね。

祇園祭のことはこちらのブログにも載せてあります。

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電力制限で、働き方が変わるのか

7月が始まった。今日は最初の週末。そして、この日、出勤する企業が結構ある。自動車メーカの土日操業も今日から、電機メーカも土日出勤を始めた。自動車業界では、部品メーカも含めて80万人以上が対象となる。

7月1日からは、37年ぶりの電気事業法27条に基づく電力使用制限令を発動した。ピーク時使用電力の昨夏比15%削減を義務づける。これで電力不足を乗り切るというより、これまでの社会の仕組みや会社のあり方を、大きく変えていくような気がする。

企業が出勤日を変えれば、家庭も当然影響を受ける。両親が働く子どもたちは、保育所や学童保育でも土日対応が必要になるだろう。当たり前のようにあった電気が制限されることで、こんなにも大きな変化が来るとは、3.11前まで、誰も予想もしていなかった。

千葉県庁では、「千葉県における夏期節電対策」ワークスタイルの変革(ソフト対策)ということで、ポロシャツ、アロハシャツ、チノパン、Tシャツ、短パン、スニーカー等、県民の皆様に対して礼を失することのない範囲で職員の服装を軽装すると、発表している。

県庁が変われば、関連部署も影響を受けるだろう。どこまででるのか、それは未知数だが、みんなが知恵を絞って、限りあるエネルギーを上手に使うことを覚えれば、価値ある変化になるだろう。

もう一つの戦後がいま始まったような気がする。しっかりと見届け、自分たちもできるかぎり、工夫して協力していきたいと思う。

 

冷房なしに夏を過ごしていた

1990年から2000年まで、千葉県館山市八幡というところに、小さな家を借りていた。週末に子どもたちと過ごすため、夏休みや冬休みは、何日も泊まりにいった。

八幡というところは、海から歩いて20分くらい。風がよく通って涼しい。借りた家には冷房の取り付け口が付いていたが、最初から冷房は考えていなかった。朝晩は寒いくらい風が吹く。夜も肌掛けをしっかりとかけないと、寒くて明け方、目が覚める。

ただ昼頃、海が凪いで風が止まる。そのときは首振りの扇風機が一台あれば用が足りた。ちかくにジャスコがあって、そこで扇風機を何台も買った。今、家で使っているのは、そのときのもの。

もちろん、夏だから日中は30℃を超える。そんなときは、みんなで海にいくのだ。海で泳いで、身体を冷やし、温めに焚いたお風呂に入る。朝から泳ぐ日は、お昼をたべて、みんなで昼寝する。朝、宿題を片付けた日は、午後、泳ぎに出かける。

そんな昭和な暮らし方をしていると、冷房は必要ない。部屋には家具がなかったし、小さな冷蔵庫におまけのように冷凍庫が付いていた。

不自由のような、自由いっぱいの毎日を過ごしていると、会社に戻るのがつまらなくなる。日焼け止めをたっぷり塗って、でも毎日、海で焼いていると、こんがりといい色になって、ハワイ帰りと騒がれた。

洗濯物は朝干すと、夕方には乾いている。地元の地引き網大会でとれたアジは、内臓をとって、糸で括って洗濯干しにぶら下げる。これが一夜干しになって、美味しかった。

今、都会の中で、同じような暮らしをすることは、難しいかもしれないが、いくらでも工夫のしがいがあるような気がする。そこに知恵を絞るのもまた、楽しいことだ。

団扇や扇子、麦茶、蚊取り線香、昭和の香りのするものを集めてみよう。案外、新しい発見があったりする。この機会に祖父母や両親の夏休みの過ごし方について、聞くのもいいだろう。知恵や経験は伝えていこうと思う。