電力制限で、働き方が変わるのか

7月が始まった。今日は最初の週末。そして、この日、出勤する企業が結構ある。自動車メーカの土日操業も今日から、電機メーカも土日出勤を始めた。自動車業界では、部品メーカも含めて80万人以上が対象となる。

7月1日からは、37年ぶりの電気事業法27条に基づく電力使用制限令を発動した。ピーク時使用電力の昨夏比15%削減を義務づける。これで電力不足を乗り切るというより、これまでの社会の仕組みや会社のあり方を、大きく変えていくような気がする。

企業が出勤日を変えれば、家庭も当然影響を受ける。両親が働く子どもたちは、保育所や学童保育でも土日対応が必要になるだろう。当たり前のようにあった電気が制限されることで、こんなにも大きな変化が来るとは、3.11前まで、誰も予想もしていなかった。

千葉県庁では、「千葉県における夏期節電対策」ワークスタイルの変革(ソフト対策)ということで、ポロシャツ、アロハシャツ、チノパン、Tシャツ、短パン、スニーカー等、県民の皆様に対して礼を失することのない範囲で職員の服装を軽装すると、発表している。

県庁が変われば、関連部署も影響を受けるだろう。どこまででるのか、それは未知数だが、みんなが知恵を絞って、限りあるエネルギーを上手に使うことを覚えれば、価値ある変化になるだろう。

もう一つの戦後がいま始まったような気がする。しっかりと見届け、自分たちもできるかぎり、工夫して協力していきたいと思う。

 

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