契約はやはりタイミング、と思った

来年のビジネスに影響ある契約が今日決まった。数ヶ月前から水面下では、動いていたプロジェクトであるが、人選も含めてすべてが決まったのはわずか二週間のこと。

うまくいくという手応えを感じるビジネスは進行が早い。ときどきついていけないと、弱音をはきたくなるくらいだ。それはたぶん、正しい方向にすべてのベクトルが向かっているから、反対するものも、邪魔するものもいない。

逆にタイミングを逃して、無期延期になったプロジェクトもある。その人により多少の違いはあるが、波は確かにある。私の場合、お誕生日月は、さらに強力になる。年を取るのは怖いこともあるが、幸運を呼び寄せることができるなら、甘受しよう。

こんな夜は静かに乾杯したい。ビジネスの成功と、みなさまの健康を願って止まない。

 

最近、友だちと会っていますか

友だちってなんだろう。会社関係の知合いとは違う。休日の午後、電話をもらえば、飛んで行き、深夜まで飲み明かすことのできる人。あるいは、休日の早朝から、呼び出したり、約束できる人。

土日、祝日、深夜、早朝でも、気軽に会える。会えば愉しい。損得なしの付き合いができる。立場は同等、あるいは同質。趣味が一致、話題を共有。

これって夫婦の関係とも対比させると面白いかもしれない。

夫婦は、友だちにも親にも相談できないことを話せる間柄。いない間も相手の行動が掴めている。好き嫌いを熟知、機嫌を察知。元気なときも、弱ったときも面倒を見る人。1つの財布で、暮らせる人。ネットに向かう時間よりも大切だと思う人。

最近、友だちと会っていますか。悩みや嬉しいことを語っていますか。メイルやチャットではなく、顔を合わせて、笑いながらおしゃべりしていますか。

友だちは、数ではないと思う。信じられる人がひとりでもいればいいのだ。自分が相手からそう思われるように、精進したい。

週中に、休日の予定を立てる

知合いで、生真面目な人がいる。夏休みから休暇をほとんど取っていないので、上司に言われて、一日休暇にしたが、何をしたらいいかわからない。

家にいても、仕事の進行が気になるし、いつものように早起きしてしまう。平日なので、遊んでくれる友だちもなく、ひとりカラオケに出かけた、と書いてあった。

これを読んで、笑えない人は、週中にあらかじめ予定を立てた方がよいと思う。季節に合わせて、一日、ぽっかりと休みが取れたら、何をするかのイメージトレーニング。

早 朝、六時前なら、新幹線の日帰りの旅で京都に出かけることもできる。また、はとバスの外人向けコースに乗るとか、東海道線の各駅停車の旅で熱海に行くと か。映画やカラオケより、少し遠出して、自然と向かう合うことができれば、たった一日でも、気持ちよくリフレッシュできるはず。

冬の動物園や水族館も空いていて愉しい。どんなに仕事が忙しくても、息抜きの時間がないと、続かない。さあ、あなたなら、なにをしますか。

時間の節約のために、交通手段を見直す

たとえば、都内を移動する時、地下鉄が次々と開通して、JRとの乗り入れ、私鉄との乗り入れも行なわれている。

昔のように新宿に行く のは、東京から快速電車という図式化が、すでに古くなっているのだ。相互乗り入れでは、ホームの端から移動できるが、よく調べておかないと、ホームの端か ら端まで歩くことになってしまう。日頃から、どの場所から乗るのが、次の乗り換え地点で便利か、調べておくと時間の節約になる。

交通手段を見直して、複数のルートを見つけておくと、車両故障や、人身事故の際も対応がとれる。大切なお客様との打ち合わせの時、時間に余裕を持って出かけても、事故にあう確率が高くなってきている。そんなとき、代替案があれば、パニックにならずにすむ。

今は携帯サイトにも乗り換え情報があるから、大丈夫と思っている人もいるが、いざという災害時には携帯もアクセスしにくくなるからと、考えた方が安全。 こういうとき、日頃の地道な検証が役立つ。

当たり前だが、エレベータよりも階段が空いている。急いでいるときは、階段を駆け上った方が速いこともある。また、グリーン車の前にはエレベータが設置されていて、荷物が多いときは、ここを利用するといい。

ちょっと視点を変えてみるだけで、まわりの景色もかわるのだ。

プラスアルファーのサービスも大切

知合いの音楽愛好家は、ネットオークションで自分のLPレコードを競り落としてくれたお客様に、発送時に別のアルバムを同梱して送っているという。お客様の好みがわかるので、それにふさわしいおまけを付けられて、おかげで評価はすこぶるよい。

弊 社でもエクストラバージン・オリーブオイルを販売しているが、オリーブオイルを使ったレシピを付けて送っている。この種のプラスアルファーのサービスは、 一見ささないことのように思えるが、積み重なると大きな力をもつ。たとえば、ネット評価など、一朝一夕にはできないが、大切なポイントになる。

物事には裏と表があるから、両方の立場立ってみると、何が足りないのか、何を加えたらよりいいかがわかる。要するとこれらのサービスが提供できる人は、勉 強している。お客様のことを知るためには、ときには自分がお客様になることも大切だ。カウンターの向こうとこちらを行き来してみる。

こちらのサービスに満足されたお客様はどこかに足跡を残し、書き込みしてくれる。これも立派な二次効果である。

偏頭痛に悩まされていたら、水泳が効きます

母親ゆずりの頭痛持ち。ときおり、季節の変わり目に偏頭痛に悩まされていた。もちろん、薬はでるが常用したくない。

そこで教わったのがスイミング療法。確かにスイミングは全身運動だから、効くかもしれないと、半信半疑で、教室に申し込んだ。すると、気がついたら一度も痛くない。泳ぐことは、日頃使っていない筋肉を酷使し、血行をよくする。歩いているだけでは、十分ではないらしい。

水泳連盟の教室は自由度が低いので、スポーツクラブの会員になった。こちらは温水プール付である。そこで、毎週二回およぐことにしている。理想は三回なの だが,時間がとれない。そして、一週間ほど、まったく泳がなかったら、頭痛がするのだ。大変だと、あわててアクアビクスのクラスを取る。50分間身体を動 かしていたら、痛みが消えていた。

PCの前に座って仕事をしている人には、水泳はお薦めである。スポーツクラブなら夜遅くまでやっているし、一日15分でもいいから、泳げばよい。健康のためにも、いくらかの投資は必要である。

休日は、自然に親しむ

当たり前のことだが、なかなかできない。海辺の近くに住んでいる人は、海岸を歩こう。里山が近くにあるなら、森林浴もよい。

そして、都会に住んでいるあなたにも、自然に親しむ機会はある。植物園、動物園、公園。そんな時間はないというなら、駅の街角にある花屋さんをのぞこう。そこには今の季節を感じられるものが並んでいる。

知らない草花の名前を覚えるだけで、幸せになれる。そして、余裕があればお花を部屋に飾ることをお薦めする。これは男女を問わず、すてきなことだ。朝晩、水を取り替えるだけだが、一週間もしたら枯れてしまう。その期間限定の華やかさ、儚さを味わうのである。

季節の果物が部屋にあると、それも自然に親しむことになるだろう。イガイガの付いた栗や、葉のついた蜜柑、きのこを飾ってもいい。自然の造詣物に囲まれていると、休日の気分が高まる。

コミュニケーション能力を磨く

学術的な才能はあっても、人前できちんと話のできない人がいる。日本の学校では訓練されていないが、米国などではスピーチは、当たり前のカリキュラムだ。

帰国子女が、目立ちすぎる、あるいは自分の意見をはっきりと言い過ぎると、問題視する人もいるが、人になにかを伝えるために、自分の考えを短くまとめる、という技能は伸ばした方がよい。

では、どうしたらコミュニケーション力が付くか。これはひとつには習慣である。なにもできない人は、挨拶からはじめたらいい。時候の挨拶は、それだけで深い。顔は知っているが、名前の知らない人とも安心して挨拶を交わせる。

次は、人の意見を黙って聞くこと。そして、内容を要約して、こんな話にまとめてみましたが、よろしいでしょうか、と確認する。人は自分の話をきちんと聞いてくれる人に好感をもつ。

そして、短くてもいいから、ブログを書こう。自分の文章を一目にさらすことで、こちらも訓練になる。どうしたら、いいたいことを伝えられるか、苦労して書くことで、ずいぶん学べる。

最後は専門家と仲良くなること。コミュニケーション能力に優れている人は、優秀なセールスパーソンだったり、マッケッターだったり、エンジニアだったりする。そんな人が身近にいたら、友だちになって、その技を盗むくらい、研究しよう。

Google誕生、グーグルは『とても大きな数字』という意味だよ

1997年の秋、ブリンとベイジは検索エンジンに新しい名前を与えることにした。グーグルプレックス{1のあとにゼロをグーゴル個(10の100乗 個)つけて得られる数}を短くして、グーグルと名付けた。本当のスペルはgoogolだったが、すでに使われていた。そして、google.comが誕生 した。この名前にはヤフーや、アマゾンにある野性的なイメージが感じられたし、インターネットの世界と響き合う音があった。

『デビッド・ヴァイス著 Goolge誕生 ガレージで生まれたサーチ・モンスター』より

Google が誕生して、もうすぐ10年になるのだ。その間に起きた出来事といったら、目の覚めるようなことばかりだった。検索エンジンが世界を変えるとは誰も気づい ていなかったし、無料のサービスをお客様に提供するためにスポンサーリンクと名付けた広告を出す。そして、2000年にIT企業が倒産に追い込まれる中、 優秀な社員を雇用することを推進した。

伝説は10年で作られるのである。そして、これからさらに進化していくのだろう。どんな企業文化を作り上げていくのか、目指すところは何なのか、二人の気持ちはぶれないのか、などなど。今後も注目していきたい。

なにごとも中庸が大切

頑張ることは決して悪いことではない。目標に向かって、一心に進むのも大切だ。

だが、実力以上に頑張ったり、無理に無理を重ねていると、心と身体が赤信号を出す。医者の友だちに言わせると、若いときからずっと無理をし続けると、鬱か、癌になるそうだ。悲しいときは泣いてもいいのだし、悔しいときは大声で叫ぼう。

そして、そんな状況に陥られないように、『中庸』という言葉を覚えておきたい。なかなかこれが難しいのだが、何度か、挫折を経験すると、それもありだな、と思えるようになる。

媚びることもなく、へつらうこともなく、正しいという道をまっすぐに進むだけ。偏ることなく、曲がることなく。

日本の文化は、余白の文化である。目に見えない部分に美があるのだ。それに気づいた人は幸いである。