コミュニケーション能力を磨く

学術的な才能はあっても、人前できちんと話のできない人がいる。日本の学校では訓練されていないが、米国などではスピーチは、当たり前のカリキュラムだ。

帰国子女が、目立ちすぎる、あるいは自分の意見をはっきりと言い過ぎると、問題視する人もいるが、人になにかを伝えるために、自分の考えを短くまとめる、という技能は伸ばした方がよい。

では、どうしたらコミュニケーション力が付くか。これはひとつには習慣である。なにもできない人は、挨拶からはじめたらいい。時候の挨拶は、それだけで深い。顔は知っているが、名前の知らない人とも安心して挨拶を交わせる。

次は、人の意見を黙って聞くこと。そして、内容を要約して、こんな話にまとめてみましたが、よろしいでしょうか、と確認する。人は自分の話をきちんと聞いてくれる人に好感をもつ。

そして、短くてもいいから、ブログを書こう。自分の文章を一目にさらすことで、こちらも訓練になる。どうしたら、いいたいことを伝えられるか、苦労して書くことで、ずいぶん学べる。

最後は専門家と仲良くなること。コミュニケーション能力に優れている人は、優秀なセールスパーソンだったり、マッケッターだったり、エンジニアだったりする。そんな人が身近にいたら、友だちになって、その技を盗むくらい、研究しよう。

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