「朱鷺島(ときじま)、創作能『トキ』の誕生」

映画の新作を検索していて、偶然、「朱鷺島」というドキュメンタリー映画を発見した。佐渡の能楽に関する映画というのも珍しい。

6年前に起業した理由のひとつは、この佐渡の能楽との出会いである。初めて佐渡を訪れたとき、「佐渡再発見」というツアーで、羽黒神社、大膳神社、そして草刈神社の能舞台を見学し、草刈神社では宮司のご好意で、実際に楽屋口から舞台に上がらせてもらった。

それは新鮮な驚きだった。一般人にとって、能舞台は見るもの、そこに上がることなど考えてもいなかった。また、佐渡に三十三か所もの能舞台があるといわれて、もっと調べたくなった。

こ の「朱鷺島」というドキュメンタリー映画も、佐渡に魅せられた観世流能楽師の津村礼次郎さんが、三十年以上も佐渡に通い続けて、できた映画である。まだ、 予告編しかみていないので、詳しい内容についてはいえないが、佐渡に日本の能舞台の三分の一が残っていること。そして、佐渡は文化の香り高い島だというこ とをぜひ、知ってほしいと思う。

朝日新聞の記事 ・東京新聞の記事・上映 7/31から8/20 東京 ポレポレ東中野

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まち歩きの勧め

こんな暑いときに何もと、思われるかもしれない。だが、ふだん、車やバスで通過している町を歩いていみると、思いがけない発見がある。

バ ス停まで歩いて、バスを待って乗るなら、そのまま歩いた方が早く目的地に着くことあるのだ。特に町中は、歩くことで見つかる情報が多い。近日オープンのお 店の看板や、行列している鯛焼き屋さんに並んでいる人の表情、高級洋服店ばかり並んでるビルを日中行き来する人の年齢とか。

マーケティングが専門なので、つい定点観測をしてみたくなるが、ここはミーハーになって、新しいモノ、珍しいモノを探してみよう。ランチサービスのメ ニューボードが手書きなら、毎日日替わりが楽しめるはず。また、オープン仕立てのレストランが、アルバイト募集の看板を立てているのは、賑わっているの か、それとも人手不足で発車したいのか、ちょっと確かめてみたくなる。

歩いて、文句なく楽しい町は、銀座だ。次は渋谷。新宿はわたしには広 すぎる。そして、最近発見したのが、やはり浅草。暑い日に日傘、サングラス、ペットボトルを持って出かけたい。目的などなくて、大丈夫。その日、何に出会 うのか、そして、何を感じるのか、気のまま、心のままに動いてみよう。

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気持ちの上で行き詰まったら、やはり、基本に戻ろう

仕事はそれなりにうまくいっているのだが、気持ちの上で納得できなかったり、やる気をなくしたりすることって、結構あるのではないか。

高い目標がなんなくクリアできたり、仕事のその先の結果が透けて見えたりすると、情熱や熱狂とは違う、醒めた気持ちで暮らすようになる。

こんな気持ちの上で、行き詰まったときはどうするのがいいのか。方法はいくつかあると思う。

1. 休息する、休暇、それも三日以上の休みを取る
2. 同業の友だちと、食事会、飲み方などをする。共通の悩みかもしれないから、解決法も出てくるかも。話すだけで、気持ちが整理される
3. 基本に帰る。今の会社に初めて入ったとき、仕事の手順はどうしていたのか。もう一度思い出してみよう。

私は個人としては、三番目の方法が一番効果がある。忙しいからと、放ってあったお客様名簿の更新をしたり、一人一人に心のこもったご案内を筆ペンで書いたり。あるいは、一日の時間配分などを書き留めて、無駄がないかを見る。MUST DOsのリストを作ってチェックする。

新入社員の視点から、今やっていることの整合性を見る。当たり前だと思って、見落としていることはないか、などなど。

こ んな地味目な作業をしていくうちに、お客様や関係する人々が愛おしく感じるときが来る。よく、こんないたらぬ担当者と仲良くつき合ってくださったと、感謝 の気持ちで一杯になる。メンタルは、個々に違うから、やり方はおのおので考えてほしい。この基本に戻ることで、一山超えたように思うのは、みな同じだと思 う。

精神的に行き詰まったとき、思い出していただけたら、幸いである。

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デンマーク戦の勝利と、オシムの言葉

本日6/25、午前3時半からの日本対デンマーク戦は、3対1で日本の勝利。FIFAのサイトでもベスト・パフォーマンスで、ゴールを導いたと紹介された。

まるで国をあげての戦勝気分だ。だが、実際に試合は始まったばかり、来週にはパラグアイ戦が待ちかねている。そんな、国中が浮かれて、#okachan_sorry のタグまで作ってコメントしている中、オシムは次の対戦相手についてのコメントを残している。

「一部の選手がワンマンプレー」「きょうは審判に助けられた」 と、辛口のコメントなのだ。これに対して、記事を読んだ人たちも、オシムの言葉を噛み締めている。

こ んなときに、さらに次のステップを目指す人は必要だし、勝利の喜びは、全部の試合が終わるまで、しまっておくべきなのかもしれない。これまでの岡田監督へ の批判もブレがないし、勝てばすぐに追従するマスコミ批判もしている。こういう本物の監督、会社でも必要な人材である。

4年前にはできなかった、ツイッターを通した意見の確認、交流などそれだけでも驚くべきことだと思う。これまでは、一部の人としかできなかったことが、100人もあるいは1000人以上も同時に共感しあえるのだ。

試合後、真っ赤に目を腫らしたオシムも、心の底では拍手をおくっていたのではないか。

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『アイアンマン2』ブロガー試写会に行ってきました

日本オラクルがご案内する 映画『アイアンマン2』ブロガー試写会イベントに出かけてきた。神谷町にあるパラマウントの試写室で、ゆったりと鑑賞する。

長年、米国系企業に勤務していたので、出てくる場面、そして登場人物の発言内容など、とても懐かしいことばかり。かなり忠実にアメリカのコングロマリット(複合企業)を再現していた。

アイアンマンこと、トニー・スタークは、オラクルのCEO、ラリー・エリソンをモデルにしているのではないかと、思われるくらいよく似ている。

日 本オラクルのエンドウ社長も挨拶をし、今日は上司を見るような気分で鑑賞します、と言った。広報室長の玉川さんは、自らがアイアンマンに扮装して、挨拶 し、上映終了後はその姿で見送ってくれた。なかなか親しみのある社風だ。そして、映画の始まる前に、簡単なプレゼンがあったが、その中で、オラクルとサン のロゴが並んでいるのを初めてみた。

Oracle - The Information Company両方のメーカーを知っているものには、複雑な感傷がある。

この映画の魅力の1つは、豪華な俳優たちだ。ミッキー・ロークが最強の敵役、そしてグウィネス・パルトロウ、スカーレット・ヨハンソンの秘書たち、主人公のロバード・ダウニーJr が、本当にいきいきとして、その役にはまり込んでいる。

もう一つの魅力は、スケールの大きさだろう。制作費はどのくらいかかったのだろうかと、検索し てみたら、2億ドル(約180億円)と報じられている。本物を再現しているというには、そのくらいお金をかけないと、納得できるものは、作られないのかも しれない。映画って、贅沢な娯楽ですね。アクションドラマを想像して出かけたら、米国企業および米国政府のやり方を思い出して、予想外に楽しめた。大人が 楽しめる一級の娯楽作品だと思う。

良い意味でも、悪い意味でも、アメリカという国のやり方がよく表現されているから、米国へ留学、転職を考えている方、必見ですね。

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ポテンシャルとパフォーマンス(潜在能力と実力)

ポテンシャルとパフォーマンスについて、前々から書きたいと思っていた。
ポテンシャルとは、潜在能力。その人の持つ、隠れた力だ。一方、パフォーマンスとは、顕在能力、誰にでも見える形の実力だ。

外資系の人事評価では、ポテンシャルが高くないと、いくらパフォーマンスを上げても、上の役職には付けない。磨くと光るのがポテンシャル。パフォーマンスも大切だが、その土台の大きさで、発揮できる実力も決まって来る。

こ れを知らないと、ただ、パフォーマンスを上げることだけ考えて、やがて燃え尽きてしまう。潜在能力は、その人の資質でもあるから、マーケティングの資質の ない人が、いくら本やアフタースクールで学習しても、身に付かない。それよりも自分のポテンシャルにあった、別の何かを考えた方がいい。

ポテンシャルが高いのに、高いパフォーマンスを出せない人もいる。控えめな性格なのか、あるいは、出し惜しみするのか。上司は、できたら誉めるなどして、やる気を出させ、その人が活躍できる場を見つけるか、作り出して与えることが大切だ。

ポテンシャルも低く、パフォーマンスも低い人は、今後のリストラ対象となる可能性大。特に外資系では、生き延びることは難しいだろう。

単純な仕事は、パソコンが代わりにやってくれるから、真面目にコツコツが評価されることは、少ない。自分がどう生きるのか、どんな仕事をして、成果をあげたいのか、常に考えながら、暮らしていかなければならない。

頭のいい人がツイッターを始めるときの、三つの留意点

 

知合いが、次々とツイッターに参入してきている。SNSの知合い、リアル友だち、そして、仕事仲間。

不思議なのは、「登録したが、何をつぶやいたらいいかわからない」ということ。何でも気軽につぶやけるのに、怖いらしい。そこで大きく3つの留意点にまとめてみた。

1. ツイッターは、あなたがフォローしたひとのつぶやきで成り立つ。

三人しかフォローしていない人は、この三人のつぶやきを見て暮らす。何も起きないと嘆く前に、何人フォローしているかを考えてみよう。
お薦めは300人フォローすること。すると世界が開けてくる。500人フォローすれば、世の中のニュースまで伝わるし、1000人フォローすれば、新聞は読まなくても、政治・経済・外交、そして芸能関連の話題が飛び込んでくる。

 

2. フォローした全部のひとのつぶやきを読まなくてよい。

せっかくフォローしたからと全員のつぶやきをみるのは、ナンセンス。そのとき、出会ったタイムラインに感謝して、情報として取ったらいい。これは、マトッリックスで流れる010101の巨大な画面なのだから。

 

3. 何を書いてもいい。

テー マを決めて書くブログと違い、あまりに流れが速いから、そのときどきで思いついたことを、つぶやこう。人を徹底攻撃しないかぎり、まず炎上はない。これま であったのは、対有名人。有名人にはフォローする人が10万人を超えるから、あっという間に火種は飛び散る。普通の人は、そこまで心配することはない。

 

昨年の6/13にツイッターを始めて以来、たしかにたくさんの出会いと気付きがあった。他では得られない特別なセミナにも参加できたし、自分でも広報向けにツイッターセミナまで開催して、楽しく過ごしている。

お金儲けとか、得するとか、考えている人にとっては、もっと、仕掛けをしたり、営業努力をしたりと、たいへんなのだと思う。だが、一般人で使うときは、もっと気軽に、楽しもう。気づいたことを載せていくうちに、必ず仲間が見つかる。人が人を呼ぶのだ。

頭のいい人ほど、失敗を怖れ、慎重に熟考しているが、実は、ツイッターは軽さがモットーなのだ。図書館でいえば、目録の集大成。気になる、つぶやきのURLを押してみれば、もっとたくさんの情報が飛び込んでくる。

こ ういう人は、思いもよらぬ使い方を発見するから、それに気づいたとき、つぶやいてほしい。最近、400字制限の原稿を書くことが多いが、そのときは、ツ イッターの入力画面を利用させてもらっている。ここに書いて、オーバーした字数と140字を足して、400字以内になるように調整する。カウンターの機能 もついているのだ。

こんな、創意工夫や、新しい使い方など、日々紹介されることに夢中になって、わくわくしながら人生を過ごすのも、悪くない。あなたもぜひ、つぶやいてくださいね。

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浅草にどぜうを食べに行ってきました

三年前から葛飾区の経営者会議という、各業種の社長が集まる会に入れてもらっています。この会で毎月、食事をしながら、軽く世間話をして、実は世の中の流れや情報、お金の入り方などを教わっています。

毎回、幹事の方が場所取りから、面倒見てくださり、お陰で美味しいものをいただき、かつ有意義な時間を過ごすことができます。

昨日は、浅草のどぜう飯田屋で、どぜうを食べてきました。駒形どぜうが有名ですが、地元ではこちらが美味しいと、いちおしです。コースをいただいたのですが、本当に柔らかく、味は淡白で、泥臭さはありませんでした。

浅 草には、江戸のまち歩きや、平成中村座に歌舞伎を見に行ったこともあり、土地勘はあるのです。それでも、夜食べ歩きをするような場所はしりませんでした。 浅草の銀座通りは、ROXビルの先、今半の角から始まります。このどぜう飯田屋さんも、まさにそのとおりにあり、ここが老舗通りのようです。

日頃、銀座、渋谷付近で暮らしているので、台東区浅草というのは、本当に別世界。隅田川の川沿いに、江戸の根っこのようなものを感じさせる建物、寺院などが残っています。

そして、実は物価も安いのです。東京で暮らすなら、浅草で暮らすのもいなあ、といつも思っています。この店、お手頃な価格のランチもやっていますので、一度足を運ばれたらいいと思います。お薦めですよ。

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たしかに、いろいろなことが動き出してきた

何かが周期的に始まるとしたら、今がまさにそのスタートライン。この一週間で、いままで止まっていたこと、あるいは諦めていたことを、次々と開始している。どこから、このうまく行くという信念は出てきたのか。

新しいモノ・サービスが生まれる前の、モゴモゴした時期。うまく言葉では説明できないが、もう一人の自分が勝手に動き出して、それを見守るもう一人の自分がいる。

考える速さよりも、行動するのが先という、不思議な現象である。思い当たることも少しある。何度も何度も宣言された考えや言葉は、その通りになる。つまり、心の内面から外に押し出されて、やがて現実化する。強い信念があれば、夢は必ず叶うのだ。

そして、悲観的、あるいは否定的な考えばかり口に出しているひとは、それが叶って、幸せを遠ざけてしまう。これまで、お金に不自由したことがないと、信じている人は決して、お金に困らない。

何かが足りない、愛情が足りない、お金が足りない、時間が足りない、賞賛が足りないと、不足ばかり言っている人には、それが現実化する。考えてみると怖い話だ。

ポジティブ思考というよりは、自分のやりたいことがわかっていて、それが現実化することを、日々強く願うことが大切なのだ。願わなければ、なにも叶えられない。願うときには、ちょっとしたコツがいる。

お金が欲しいとか、有名になりたい、などと願ってはいけない。すると、そういうものを欲している、自分が現実化されてしまう。だから、正しくは、いつも潤 沢にお金があることを感謝、あるいは、よい仕事を続けることができることに感謝しなければいけない。今ある状態を幸せと思えるひとが、幸せになる近道なの だ。

今は全部を説明できないが、ひと月後がちょっと楽しみな胎動期である。

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直感を信じる

何かに迷ったとき、あるいは、決めかねているとき、心を静かにして耳を傾けよう。効果的なのは二三回、深呼吸して、ゆっくりと息をはく。

それから自分に尋ねるのだ。これはやるべきか、退くべきか。そのときの直感に素直に従う。昔の人はもっと五感を鋭く暮らしていた。生きるために、もっと深刻な選択があったはず。現代の生活では、 使わない機能が、実は備わっているのだ。

直感に耳を傾けると、邪念が入らないから、すんなりとうまく行く。そして、その結果は、自分にふさわしいものだと信じればいい。

卑近なところでは、電車の経路、終電近く、どの路線を使ったらいいのか、サイトに頼るよりも自分の直感を信じる。ここは嫌だなと、思う車両には乗らない。

昔から海外旅行が好きで、よく出かけていたが、一度だけ、行きたくないと感じたときがあった。飛行機事後が続き、あちこちで戦争があったりして、治安に問題があったときだ。こういうときは、自分の直感を信じて、半年後に、改めて旅行計画を練り直した。

仕事の約束なども、同じ日に重なることがある。この場合も、あなたがどちらに行きたいかの気持ちを優先した方がよい。どちらを選んでも、同じような結果が得られるとしても、心地よい方を選んだ方が、幸せ度が高い。

直感はどんどん磨かれる。日々の使い方次第で、輝いてくれるはずだ。

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