毎日の生活で、自己解放できていますか

自己解放というのは、あるがままの自分を見つめ、抑圧されることなく、表現することです。

何か問題にぶつかったとき、自己解放できているひとは、恐れることなく、また、卑屈にもならずに、なぜそうなるのかと、問いかけることができます。

所 詮、世の中は知っているか、知らないか、ですから知らないことは聞けばいいのです。自己解放ができていないと、新しいOSや、新しいマシンについて、素直 に尋ねることができません。したがって、欲しい情報もわからないし、そこにたどり着くのに膨大な時間が掛かってしまいます。

仕事の上でも、同じでしょう。知らないことは恥ではありません。聞かずに間違った方向に向かう方がずっと困ります。だから、自分のことを分析して、自分を愛している人なら、表現することはたやすいはずです。

芸術家はこの自己解放ができないと、作品が描けません。プログラマーも同じでしょう。クリエイティブな仕事に携わっている人はみな、自己解放を知らず知らずやっています。

明日からは週末、ゆったりとした気分で自分のことを見つめ直してみると、新しい発見があるかもしれません。

視点を変えて見る、空間の適度な距離

事務所から招待券をいただいたので、本日の午後、目黒雅叙園まで出かけた。ここで11/11まで、假屋崎省吾の個展を行なっている。

今回の展示も、昭和10年(1935年)に建てられた木造建築で、「百段階段」と呼ばれる場所で開催されている。昨年出かけたときも、その豪華さに圧倒されたのだけれど、今回は平日の午後ということもあって、割合空いていたのだ。

昭 和の建築様式というからには、人々は座って天井や、襖やちがい棚などを鑑賞したはず。それを立って、眺めるのでは本来の良さがわからないのではないかと、 視点を変えて、座って鑑賞する。すると、景色が違ってくるのだ。立ってみたときに較べて、しっとりとして、心に飛び込んでくる。まあ、こんなことが許され るのも、空間に適度な余裕があるからだ。

視点を変えて見ると、見えなかったものが見えてくる。

早朝の依頼は、幸運を運んでくる?!

知合いから、仕事が降ってくるようになったら本物だというお話を聞いた。自分から売り込みに行くのではなく、お客様から引き合いが来るというのは、世間に認められているということ。

そんな話をしていたら、早朝に仕事の依頼が入っていた。旅の企画立案は、クリエイティブな要素と、お客様満足度の向上が必須で、しんどいが愉しい。幸い、イタリア出張を延期したので、時間もある。こういうタイミングで仕事が入るのはとてもうれしいこと。

普通はやりたい仕事を受けて、それが重なって、バタバタするのだけれど、今回は程よく日程調整できる。

 

なぜ仕事をするのか。

自立した成人として生きるためには、まず、仕事が欠かせない。私たちは何らかの仕事を選び取り、その遂行を通じて経験と実績を積み上げていく。すなわち、人はキャリア、長期にわたる仕事生活、を築きつつ齢を重ねる存在である。
(三善勝代、キャリア・イノベーション 訳者前書きより)

今日からまた、一週間が始まるが、よい仕事したいですね。

よい仕事をするには、基礎体力がものをいう

らくをして、愉しい仕事ができたらいいな、と考えている人いませんか。たぶん、二三年はそれでも、生き延びられるけれど、その後が問題。ここぞと思う会社に転職しようとしたら、

1. 職務経歴書が書けない
2. 議事録がまとめられない
3. サマリーができない
4. 企画案が作れない
5. 相手にわかってもらえない

と、慌てることと思います。これらは仕事の基礎体力。毎日、愉しく暮らしているうちに、体力はどんどん落ちてきます。それらを回復するには、やはり基礎訓練が大切。

学生の頃、漢字書き取りや,計算ドリルをやったように、
1. できるかぎり歩く
2. エスカレーターでは歩く
3. 12時には眠る
4. 早起きをする
5. 本を読む
6. 人の話を聞く
7. 食事は楽しく食べる
8. 休日には仕事をしない
9. 毎日、新聞を読む
10. 一日一回以上笑う

をやってみてください。当たり前のことだけれど、なかなかできないから、後で慌てるのです。

六本木で自然にふれる

日頃、席に座って、PCと格闘している人は、休日くらい自然の中で過ごすのが理想だ。でも、時間もないし、そう遠くには行けないだろう。そんな中でお薦めは六本木のミッドタウン http://www.tokyo-midtown.com/jp/facilities/index.html

ここの庭が広々として、自然にひたれる。安藤忠雄さん設計の「21_21DESIGN SIGHT」。この前には川も流れていて、そのせせらぎを聞くだけでほっとする。ベンチもたくさんあって、スケッチをしている人もいた。

『緑地内に無線LANを備え、緑の中にいながら情報通信を楽しめるように配慮しています』とのことで、ここで仕事もできるらしい。近くには美術館もあるし、疲れたら休める施設も、レストランも揃っている。

六本木に来て自然に触れるというのも、なかなか愉しい。

 

アートディレクターの仕事、佐藤可士和さんの場合

六本木ヒルズで開催された『佐藤可士和の超整理術』、『SAMURAI 佐藤可士和のつくり方』トークショーに出かけたきた。入場開始からわずか、10分くらいで前の席が埋まっていく。当然ながらR25世代が多い。

この人のサイトがまた、カッコイイ。アートディレクターらしく、それぞれに使った色でプロジェクトを表現している。プレゼンもこれを使ってやっているのだろう。

たとえばスーツセレクト。 こちらは、2プライスショッブで、あのコナカなのだ。気に入ったものができるまで、中国の工場まで出向いて、細かく指示したという。

今や、アートもビジネスも垣根が無くなってきている。プロと呼ばれる人はなんでもできるのだ。これからも、人がみたこともないようなサービスを提供していくのだと、宣言していた。すごい。本気で仕事をしている人をみると嬉しくなる。

佐藤さんの超整理術、さっそく読んでみようと思った。

ランチミーティングを入れたら、展覧会のチケットを呼び寄せる

夏にあすなろブログオフを行なったとき、中心となった方とランチミーティングをしてきました。オフ会ではゆっくり話もできなかったのですが、日々のブログを読んでいて、ひらめくものがありました。

仕事や環境が違っても、基本的な生き方が似ていると、話は尽きません。楽しかったです。必ず、発見や気づきがあるから不思議。

そして、このミーティングをセットアップしたら、世田谷美術館の招待券を別の方かからいただきました。おかげで、午後は美術館めぐりして、優雅なゴージャスな一日を過ごすことができました。呼び寄せるのですよ、きっと。

福原信三と美術と資生堂
2007年9月1日(土)-11月4日(日) 1階展示室http://www.setagayaartmuseum.or.jp/exhibition/exhibition.html 

ネットの付き合いが、知合いの輪をさらに発展させていくような気がします。

けんかは、勝てるときにしか、やってはいけない

上司、お客様、あるいは代理店の担当者と、腹が立って、言いたいことをいってから辞めてやる、と思ったら、これを読んでください。

【けんかは、勝てるときにやるものです】

上司が同じことをくどくど言いはじめたら、腹の中ではどう思ってもいいが、表面上はひたすら丁寧に相づちを打つ。相手をいらいらさせるのだ。すると、向こうはさらに大声で怒鳴り始める。それでも止めない。丁寧に話をする。

これを離れたところから見ていると、馬鹿な上司と、有能な部下に見えるから不思議。

お客様は神様ですと、言った人がいるが、そうでもないときもある。この場合もひたすら丁寧に接して、相手から、こんな奴とは付き合わないぞ、と宣言してくれるのを待つ。こちらから切れない相手には、諦めてもらうのがいちばんだ。

代理店の担当者、売上げの大部分を占めているなら、自社の営業に引き抜こう。自分の部下や同僚にしてしまえば、扱いは簡単になる。それができないなら、褒めて褒めまくろう。相手を褒めることは、その人を喜ばせるだけではなく、自分もよいパワーを貰っているのだ。

けんかは、勝てるときにやること。

言霊、言葉が力をもっていることを再確認する

何か心配なことがあったり、数日後に大きな話し合いを控えているようなとき、うまくいかなかったら、と思う人は多い。でも、うまくいかないと思うと、そうなるのだ。

だから、○○があるのだが、そのクロージングがうまくできてよかった、と言霊の力を借りよう。日頃から言っていると、実現するのだ。言葉にはそんな恐ろしい力がある。言うことでイメージトレーニングをしているのかもしれない。

どんなに困難な場合でも、あの人と笑ってお別れできると言えば、そうなるのだ。ちなみに【うちの会社はだめかもしれない】と社長が言っている会社は、軒並み潰れるそうだ。【どんなことがあっても、うちの会社は大丈夫だ】と社長はいわなければ、社員は付いてこられない。

きみは必ずぼくと結婚するよ、とささやくのも効果大である。

時を味方にする

何かうまくいかないとき、あるいは、思ったような成果が出ないとき、そこですべての結論を出さないで、時を味方にするとよい。

何かを熱く語った人も一週間ほどすれば、冷静になれる。そして、また考えてみるのだ。芸術家や小説家などでも、後になって評価される人と、すっかり忘れられてしまう人がいるように、点での評価はぶれがある。本物は最後には認められるのだから、鷹揚に暮らした方が楽しい。

時を味方にすれば、やがて思いがけない解決方法やサービスが生まれてくる。偶然は必然なのだ。