隅田川ラインで知る、江戸東京

薄曇りの中、11名で日の出桟橋から、水上バスで、浅草・吾妻橋までの船旅を楽しみました。

このメンバは、六本木ヒルズ・ライブラリーの中にある「江戸から学ぶ会」の有志、江戸に関心のある人たちです。今回の趣旨は、隅田川から見た、江戸東京。

日の出桟橋から出て、最初の橋が勝鬨橋、左手には佃島、川の対岸は築地になります。築地では聖路加タワーが見えて、位置確認できました。江戸の時代は、この両岸の高層マンションなどがなかったので、見晴らしもよく、風も通ったのだと思います。

そして、永代橋、隅田川大橋、清澄橋。この先には芭蕉庵史跡展望園があり、芭蕉が実際に住んでいたのもこの辺り。対岸には浜町公園、明治座が見えてきます。浜町と深川は、隅田川をはさんで隣なんですね。そして両国橋、国技館や江戸東京博物館が見えます。川向こうは浅草橋。

さらに船は進んで、蔵前橋、ここには各地から米が集まって御蔵があったはず。駒形橋を過ぎると吾妻橋が見えてきて、終点です。吾妻橋で下船すると、そこは浅草。観音様のいるところです。

隅田川は、このあと言問橋、桜橋と続きます。

こうやって、水からみる風景は、新しい発見でした。江戸の地名がとても近いのも新鮮。地下鉄だと二三回乗り換えないと行けない場所が隣り合っていたり、対岸だったりして、面白いです。

東京にいてもなかなか行くことのない、東京タワー、サンシャインの水族館、そして、隅田川ラインかもしれません。ゆりかもめの日の出から歩いて五分の場所に乗船場があって、三十分に一本出ています。料金は760円。40分の船旅が楽しめますよ。

カテゴリー:

7/11、7/12は国立西洋美術館が無料開放

明日、隅田川船の旅をするので調べていたら、 国立西洋美術館の入場無料という記事を発見

ファン・デー2009

国立西洋美術館ファン・デーは、国立西洋美術館をみなさんに無料開放する日です。今年は国立西洋美術館開館50周年。楽しいプログラムを用意しました!

2009年7月11日(土)、12日(日)
各日9時半から17時半まで

以下の展覧会をご覧いただけます。

  • 常設展
  • 開館50周年記念事業
    ル・コルビュジエと国立西洋美術館
  • 開館50周年記念事業
    かたちは、うつる—国立西洋美術館所蔵版画展

他にも前庭コンサートが二回実施。スタンプラリーなども楽しめそう。せっかくの休日だから、ここで過ごして、ちょっと豪華なランチでも楽しんだらいいと思う。わたしも浅草で昼食後、出かけてみます。

他にも無料公開日、ただし常設展のみ、があります。
■無料観覧日
毎月の第2、第4土曜日、文化の日(11月3日)
※常設展示のみ無料となります。

200円の東京満喫の旅 その1 渋谷編

渋谷で打ち合せを終えて、次は新橋。銀座線の入り口に歩きかけて、あの新橋のごちゃごちゃとした駅前の風景が浮かんできた。別の方法で新橋に行くことはできないのか。

ふと、バスに乗ってみたいと思った。バス路線はいくつかある。

都01 渋谷、西麻布、六本木ヒルズ、ミッドタウン、赤坂アークヒルズ、溜池、霞ヶ関三丁目、虎ノ門、新橋

渋88 渋谷、南青山、西麻布、六本木、麻布台、神谷町、虎ノ門、新橋

都06 渋谷、並木橋、渋谷橋、広尾一丁目、天現寺橋、古川橋、赤羽橋、大門駅、新橋

オシャレなコースは、都01か、渋88。到着の時間も考えて、道の空いている都01を選んだ。昔、仕事で詰まったとき、気分転換にバスに乗ったことを思い出す。

バ スの最後尾に乗って、眺めるとずいぶんと店が変遷していた。こんなところにあんな店ができている、とトレンドをチェックする。このあたりは、ずっとオシャ レな通り、オシャレな地区なので、見ているだけで楽しい。 霞ヶ関三丁目で降りて、プレスセンターまで歩いた。この付近は、江戸時代はどんなお屋敷があっ たのだろうか。

200円で楽しめる東京満喫の旅、またどこかの路線で旅してみようと思う。

カテゴリー:

1970年代の高校生、当時を語る

今、高校の同窓会50周年記念誌の編集を手伝っている。上は昭和16年卒から、下は平成二年までいる同窓会。原稿は、高校時代の思い出、現在の心境などを自由に書いてもらっている。

旧制中学時代の先輩は美しい日本語を使って文章を表現する。機動隊が入って、図書館が封鎖された話、甲子園に出たくて入学した話など、見ているだけで昭和史をたどれる。

さきほど、同級生からの原稿が届いて読み直していたら、フラッシュバックのように、当時の高校生活がよみがえってきた。あの頃は、インターネットなどもちろんなく、電話も家庭に一台。お父さんやお母さんが出て、相手に変わってもらう。

一番の楽しみはレコード交換。好きなアーティストのレコードを学校に持っていき、交換するのだ。お小遣いを貰うたびにLPレコードを買っていた。当時の聖地は、銀座のYAMAHA。洋楽コーナーに最新の新譜が並んでいて、もちろん、歌詞カードなどついていない。

千葉からできたばかりの東西線を使って、銀座まで行き、YAMAHAで、数枚、選んで学校に戻ってくる。あれは、昼休みを利用して出かけたのだと思うが、どこかで授業をさぼっているはず。

YouTubeなどないから、アーティストの情報は、雑誌だけ。たまにフィルムコンサートがあって、渋谷公会堂まで出かけた。本物の音楽が聞きたくて、大学時代にロンドンに出かけた。でも、高校生のときは、レコードを聞くくらいの真面目な女学生だった。

受験や、期末試験や、かなりタイトな毎日だったが、それでも今思い出すと懐かしい楽しいことばかりだ。あのときは、音楽に癒されて、勇気づけられて生き延びることができた。友だちも大勢いた訳ではなく、気に入った人とだけ、深淵な話をしていた。

久しぶりに高校気分を味わうことができたのも、編集委員の役得かもしれない。

京都、祇園祭の楽しみ方

今から4年ほど前、祇園祭に初めてデビューした。「そうだ、京都に行こう」 の公式イベントで、祇園祭でお茶会を楽しんだ。

このときのメンバはなんと、17名。ディープな京都マスターズが祇園祭の楽しみ方を教えてくれはった。いやあ、京都の人ってこんなに優しい、いい人たちなんだ。日頃の偏見や感想をぶち壊すような爽やかな一夜だった。

祇 園祭の奥深さに感激して、以後、もっともっと祇園祭のことを知りたくて、毎年出かけている。今年は、7/14から7/16まで二泊三日で、宿もとれた。観 光客は、7/16の夜、宵山から、7/17の山鉾巡行までを祇園祭と捉えているが、実際は違う。宵宵々山くらいがいちばん楽しいのだ。

7/14が、宵宵々山
7/15は、宵々山
7/16が、宵山
7/17  山鉾巡行 あるいは巡行という

去年のことを思い出して、書いてみることにする。
こういう祭りは準備段階の方が面白い。7/13から鉾建てがあって、地元の人々で賑わう。すべてを一から作るので、新しい木の香りが清々しい。釘は一本も使わずに縄でしめるのだ。
京都にお住まいの方でも、この四条界隈に住んでいないと案外、わからないものらしい。

32の山鉾は、各町内で保存、運営している。町内会長を中心にして、子どもたちまで総動員、ちまきや手ぬぐい、扇などを売って、資金の一部にする。
そして、この時期だけ、見せる京都の人々の暮らしがよい。旧家では、秘蔵の屏風や掛け軸、絵などを飾り、それが道から見えるところに置く。その家のご主人がいて、親切に解説もしてくれる。

人々は皆知り合いなので、挨拶を交わし、柔らかい京ことばが飛び交う。こんなにやさしい表情の京の人を見たことがなかったので、感激した。

7/14くらいから人々が集まって来るが、生稚児(生きた稚児が山鉾に乗る)で有名な長刀鉾は四条通りに鎮座し、バスも車もそれをよけながら(一車線通行止めみたいなもの)行き来する。知らない人でも、毎日それを見ながら通勤、通学、買い物するわけで期待感が高まるはず。

四条通には他にも、月鉾、函谷鉾が鎮座し、縁日のような店まで出て、町中が祭り一色になっていく。町中がテーマパーク化してしまうのだ。

祇園祭を敬遠していたのは、京都の暑さなのだが、不思議とこの時期雨が多くて、涼しい。雨乞い祭りという人もいる。

昼 間は通常の京都観光をして、大原や宇治を散策し、夜は祇園祭に出かける。夜もお店が11時頃まで営業していて、二倍楽しめる。夜は歩行者天国になって、バ ス路線も途中でおしまい。徹底して祭りに協力的。夏の夜の夕涼み感覚なのだ。季節がよい。夜歩いても治安がいいので、愉しい。

そして、和装小物がこの時期だけ限定で安くなったり、ふだん一般に売っていない店が祇園祭なので、ということで在庫一掃セールをしたりする。それも楽しみのひとつ。祇園祭は格式を重んじる京都の無礼講なのだ。

宵山に人のすくない、南側の山鉾を見ていたら、ちょうど鏡開きしていて、居合わせた人に、樽酒が振る舞われた。私も升酒をもらって、うれしくなる。升も記念にといわれた。このあたりを歩いている観光客は少ないので、地元の人と思われらしく、よけいに得した感じ。

そして、いよいよ山鉾巡行、動く美術館といわれるくらい。それが何基も四条通に並んでいるのをみるのはすばらしい。特にこの三日間、歩いて、写真を撮って、知っている山鉾が動いているのをみるのは愉しい。ただの飾りではなく、それを引いて半日練り歩くのだから。

四 条通に山鉾が並んで、そうか、昔からこうだったのかと感動した。町衆の結束や、子どもたちの協力、そして、警察や消防の方々もみんなで盛り上げている。そ して、日本だけでなく、海外の方も楽しんでいるのがわかる。いわば、歌舞伎の通し狂言を見ているようなもので、この時期、京都に滞在して、堪能することが できた。

最後にこの時期、ホテルは特別料金になるし、予約は取りづらい。でも直前のキャンセルがでたりするので、こまめにチェックすると見つかるかも。今年は四条のホテルがとれた。京都中心でなくても、阪急沿線で駅前なら、便利だと思う。

バスは動かないし、地下鉄しか頼りにならないので,地下鉄駅そばもお薦め。大阪や奈良からもたくさんの人が来る。京都の別の顔をみる絶好の機会だと思う。

休日に食べるホットケーキ

朝起きて、急にホットケーキが食べたくなった。薄いパンケーキではなく、分厚いホテル仕様のもの。別の探し物をしていて、ごはんフォト日記を発見。

ここは、登録したユーザが、自分のレシピや写真を投稿するサイトだ。 運営しているのはオレンジページ。最近の傾向として、雑誌がweb展開している。ここでの強みはなんだろう。

登録した読者の属性とか、投稿したお料理やレシピで、トレンドを知るのか。雑誌が売れなくなっているのも、これだけの情報量がwebには載っているからかもしれない。検索できるから、わざわざ切り抜きしなくても必要に応じて、選べばいいのだ。

このホットケーキは、ぎんぺいさんの投稿したもの。ほかにも美味しそうなレシピがたくさんある。

●ホットケーキミックス 200g ●卵 1個
●牛乳 100cc ●ヨーグルト 大3
多少粉っぽくても 大丈夫ですが くれぐれも混ぜないように!!
ボテッと落ちる感じです。 ぜひ 挑戦してみてください

実際に作ってみたが、本当にこの厚さになって感激した。 フライパンをあらかじめ熱して、油を引き、弱火にして、ぼたっと落とすと自然に広がる。気泡が沸々とでてきたら裏返す。すべて弱火。

ヨーグルトが入っているせいか、ふんわりと柔らか。バターもメーブルシロップもかけずに、食べてしまった。

初対面の人と親しく話ができますか

セミナやコンサートなどで、隣になった方と、お話ししたりしていますか。昨日出たセミナでは、会場の全員に指示が出て、隣の人の話をしてくださいと言われました。

質問「あなたが30人の人がいる部屋に入ったら、何をしますか」

私の隣の人は、みんなで朗読会を行ないますと、答えました。私は、30人にお料理を作って食べてもらうと、いいました。さて、あなたなら、どう答えますか。

初対面の人に、個人情報を聞くことはできませんが、どうしてここに来たのか、あるいは、どこでチケットを手に入れたのかくらいは聞けるはず。もちろん、隣が同性、異性で違ってきますが、初対面の人と親しく話しができるようになると、また、人生も変わってきますね。

最近、恵比寿のセミナのとき、会場の場所が分かりづらくて、途中の信号でそれっぽい、地図を片手にしている人に声を掛けたことがあります。この道、まっすぐいけばいいのでしょうか、と。

同じ地図を持っていたので、怪しまれずに、ご一緒しましょう、ということになりました。また、画廊でのイベントのときは、エレベータホールでお会いした方と、押したボタンが同じなので、同じイベントですね、とご挨拶されました。

こんな時代だから、挨拶だけではなく、ちょっと話ができると、楽しいことも広がるような気がします。東京の人は、冷たいといわれていますが、そうでもない、親切な方がたくさんいます。 小さな出会いを大切にしていると、どんな方にも自然体で話ができるようになるはず。

ちなみにアメリカでは、初対面の人に話す言葉として、

「あなたとは、以前お会いしたことがありますか」

と尋ねることだと教えられた。相手が嫌だと思えば、「そんなことはありません」といわれ、「勘違いしました」と謝れば、誰も傷つけずにすむ。

も し、相手から、「トニーの誕生パーティかしら、それともポロクラブの会合かしら」などと言われたら、「そうです、トニーのときだ。こんな美人の名前を忘れ るなんて、僕もどうかしている」と会話を続ければよい。これは男女共通なので、女性の方も使える。初対面の人と親しくはなせれば、恋も始まるというわけで すね。

twitterって面白い

6/13からtwitterを始めて、今日で三週間過ぎた。知っている人と再会したり、知らない友だちができたりと、久しぶりにわくわくする。これって、mixi を始めたときみたい。

■twitterのよいところ

1. 手軽さ フォローするのボタンをクリックするだけでOK
マイミク申請のような手間はいらない

2. ゆるやかな人間関係
毎日、日替わりでフォローする人を変えてもいいのだ。相手も気づかないうちに、付いたり、離れたりできる

3. 友だちの友だちは楽しい
気に入った人がフォローしている人をどんどん取り込んでいこう。後から、微調整すればよい

4. 長いものには巻かれろ
とりあえず、フォローする人、投稿数の多い人とは友だちになる

5. 300のルール
フォローするひとが300人を超えると何かが変わるらしい

6. 情報量のすごさ
アンテナの感度がいいと、なんでも手に入れることができるのではと本気で思う

7. 携帯からも楽々送れる
携帯メイルは緊急用と思っていたが、twitter用だったのね。電車の乗り換えなどの数分も送れて、楽しい。メイルのような起承転結がなくても許される、緩やかさがいい

8. 発言したものが楽しい
これからお昼です、などと堂々と宣言できるのは、ここくらいかな。赤ちゃん誕生の実況中継もあったし、みんなもコメントしていた

9.  世界中の人とお友達になれそうな気がする
オープンな世界で、緩やかな縛りなので、気分はかろやか。地理的な制約をあまり感じない

10. 流行ものがすぐに伝わる
twitterみて、すぐチェックした貴重なサイト、たくさんありました

 

というわけで、今、知人などに声を掛けまくっています。@milano2009

お世話になっている方、ありがとうございます。

森美術館、[万華鏡の視覚]は、7/5まで

森美術館の万華鏡の視覚展、セミナにも参加して、楽しみにしていたら、7/5までではないか。今日の夕方、時間を作って出かけてきた。

ま だ行かれたことのない方、お急ぎください。現代アートという代物は、分からない、理解不能な芸術があったりするが、この展覧会は楽しめる。ひつひとつが、 見たこともないアートで、世界の裏側には、こんなことを考えている人もいるのだ、という発見がある。自分とは異質なものも、相手を知ることで、必ず理解で きるはず。

会場の入り口で、イヤホーンガイド(無料) を借りて、作品ごとに解説を聞くとさらに理解が深まる。

 

万華鏡の視覚:ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団コレクションより
2009年4月4日(土)〜7月5日(日)

会場:      森美術館 〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階
主催:     森美術館、ティッセン・ボルネミッサ現代美術財団

開館時間
月・水-日10:00−22:00|火10:00−17:00
いずれも入館は閉館時間の30分前まで
※会期中無休

入館料(円):一般1,500、学生(高校・大学生)1,000、子供(4歳−中学生)500
※表示料金は消費税込
※本展のチケットで展望台 東京シティビューにもご入館いただけます。
ご利用当日のみ有効。

オンライン・ショップから見た、マーケティングの事例研究

この時代、どこも売り上げを達成するために必死だ。6月に入るとすぐに、会員だけのシークレットセールが始まり、そのあと、期間限定セールが続く。

■前提条件 定価ではモノが売れない時代
では、どんなおまけが有効なのか。テレビショップでは、本製品に必ず小物が付いてくるが、それに相当するものはあるのか。

1. 期間限定で、ポイント5倍、あるいは、ポイント10倍
2. 送料無料、あるいは、送料半額
3. 同梱商品で、送料が無料
4. 期間限定で、訳あり商品を販売、個数が大量になっている
5. セールの日時を予告して、期待させる
6. 一日限りの割引券を発行
7. 一日限りの割引券を翌朝まで9時間延長する
8. ある金額に達すると、次回からはポイント数が増加する
9. 早割料金、イベントの前倒しでお客様を確保
10. コメントを書き込むと、割引やポイントをもらえる

以上のいくつかの組み合わせの形が、主流だ。

■お客様を買う気にさせる
1. すべて買わせる方向に誘導する
2. いつ買ったらお得なのか
3. どのくらい買ったらお得なのか
4. ポイントはどのくらい貯まるのか
5. まとめて購入がお得なのか

すでにお客様は、買う体制になっていて、一番魅力あるプロモーションを選択する。つまり、引き続き、買い続けてもらうには、連続したプロモーションが必要だということ。一度だけでは、モノは売れない。

[事例1]
■割引券は有効か
一日限りと、全品30%オフの割引券を付けて、セールを始めた店は、日付が変わるとすぐに、翌朝10時までセールを延長すると、メイルを送りつけてきた。

これは、予想した売り上げに達しなかったのか、それとも、もともとの戦略だったのか。穿った言い方だが、売り上げが伸びなかったのではと思う。その前に一部の商品で、50%オフを実施し、それが完売になったら、こんどは一日限りのセールを始めている。

50%オフで買えるのだと思ったお客様にとって、30%オフのセールはそれほど魅力的ではなかったはず。これは、順番が逆なのだと思う。

[事例2]
■セールでの割引率の変遷と、購買意識の変化
1. 10%オフ
前々から欲しいと思っていた商品なら購入。たぶん見送る

2. 30%オフ(なぜかこの中間の20%オフはない、インパクトに欠ける)
セールの最後まで残りそうなものはパス。つまり、この時点で全サイズ、全カラーが揃っているものは、買わない。黒や白などの定番になりそうなものは買っておく

3. 50%オフ
自分のサイズに合うものは買う。サイズ直しは高く付くので、ジャストサイズを選ぶ。オンラインショップだと、店頭で売り切れていた色やサイズが復活することが多い。初日の、スタート時に買うのが重要。買ってから、着られる期間を考える。今なら、春物は、色を考えて買う

4. 70%オフ
普段買わないデザイン、色などでも、購入する。この価格で欲しかったものが残っているときは色違いで何着かまとめ買いをする。サイズが大きいものもデザインや着こなしを考えて買ったりする

5. 90%オフ
稀に欲しかったものに出会うことがある。色、素材、サイズなど、この商品が1点だけになったものは、この価格になる。型落ち(今年のものではない)や、サンプルが混ざっている。サイズが合えば幸運な買い物になる

■需要と供給のバランスをみる
もちろん、マーケティングの基本の需要と供給のバランスで価格は決まる。どうしても欲しいものは定価でも買うし、セールまで残っていたら買いたいものもある。お客様がどんなライフスタイルをしているのか、会社にどこまで、オシャレな服を着ていけるのかでも、決まってくる

オンラインショップも数多くあるが、一通り試してみて、やはり心地よいサイトに行き着く。

わたしのお薦めはここ(音が出ます、注意)。写真がきれいだし、購入しなくても気に入った商品をドリームボックスに入れて、日々チェックすることができる。また、チェックした商品が最後の一点になるとワーニングが出るのも親切。サイズのチェックも複数で選択できるし、価格別に並べ替えることもできる。アサヒコムでも紹介していた。