佐藤可士和さんの「ビジネスとクリエイティブの新しい関係」を聴いてきました

10/15に東京ビッグサイトで開催されたCreative Market Tokyo2010。 最終日に佐藤可士和さんの講演があるので、出かけてきた。

1. グローバル化と日本人
世界の中での日本人は、コミュニケーションが下手。あうんの呼吸で長いこと暮らしてきたから、人に正確に物事を伝えることをしていない。

2. コミュニケーションがもっとも重要
その中にブランディングがある。その企業のよさを正確に世の中に伝えること。伝わっていないことを正確に伝える→ブランドに、大きな効果がある

3. ユニクロの事例紹介
2006年から4年くらい手がけている。実態がかわらないのに、CMなど小手先だけ変えても仕方がない。日本の売り上げをあげるためにも、一度世界に出ていく必要がある。そういうディレクションだから受けた。
ニューヨークのSOHO、ロンドン・オックスフォード、パリ・オペラ座近く、世界の一等地に1つだけ店をだして、情報発信していく。4年かかってようやくブランドイメージが固まった。

3-1 ロゴの見直し
英文だけでなく、カタカナも作る。カタカナは本来、外来語を表現する言葉だから、ニューヨークに置いてもcoolに見える。建設中のビルも広告媒体にし、タクシーのトップもユニクロにして、ロゴを溢れされた。ユニクロの服は部品、単品を組み合わせる、色を組み合わせるのが特徴。高品質なカシミアを重点に売る。

3-2 Tシャツに特化したUT
Tシャツをペットボトルの容器にいれて、自動販売機から選ぶように展示する。原宿の名所になって、海外の人も買いにくる。

3-3 +J
ジル・サンダースとのコラボレーション。デザイン性の高い服を信じられない価格で提供。パリ店は、パリコレ当日に合わせてオープン。世界から集まったジャーナリストに認知される。

3-4 ブランドの認知が変わる
これまで、しまむら、王将、ユニクロといわれていたのが、H&M、ZARA、ユニクロといわれるようになる。コミュニケーションを正しく行なうと理解してもらえる。

4. 今治タオルの事例
Japanブランド。かつては日本のタオルの30%を占めていたが、中国製品におされている。今治(いまばり)と読めない人も増えてきた。タオルの産地にこだわる人はいない。その一方で、今治独自のきびしい基準があり、これに合格した製品は、使い心地がよく、感動を覚えた。

4-1. 感動を伝える
いい価値のがあって、その感動をどう伝えたらいいのか。安全、安心を保証する。肌に直接触れるものだから、安心、安全、高品質の真っ白なタオルを売る。それまで、今治では白いタオルは安物と思われていた。

4-2. どこで手に入るのか、タッチボイント
伊勢丹本店が取り扱い、佐藤可士和さんもデザインをする。伊勢丹では、これまで女性の客が大半だったのに、今治タオルでは、若い人が自分のタオルを買いにくる。

4-3. 話題性で宣伝効果
プロジェクトの費用は助成金だけだが、取材も受け、何億円分もの効果が出て、売り上げも飛躍的に上がった。

4-4. 品質が価値になる
品質について、独自の厳しい基準があり、それが価値になる。地元はそれに気づいていなかった。かけたコストは少なくとも、もとからの品質が高ければ、正しいコミュニケーションで相手に理解してもらえる

5. ふじ幼稚園の事例
建物の設計もふくめて、佐藤さんがすぺてを手がけた。何かしっかりしたものが作りたいと、ロゴタイプから作成し、園長先生のアイディアを整理して、実現させた。

結果として、質のよい教員が集まるようになり、募集も二日間で満員。賞をとり、たくさんの見学者が来るようになる。 コミュニケーション・コストをかけなくても、実現できることがある。

まとめ
本来、高品質、あるいは、高価値のものでも、正しくコミュニケーションしていないと、伝わらない。ひとは得体の知れないものに手を出さないからだ。

コミュニケーションするには、費用をかければいいというものではない。それぞれの特徴、立場に合わせて、外に出る媒体を統一し、ロゴや商品名、用語の統一。ベクトルを1つにして、戦略を練る。

佐藤可士和さんだから、できたこともあるし、この基本を踏まえて、応用できることもある。自分たちの価値に気づいていない人が多いという、発言に、どきっとした人も多かったのではないか。

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最強の情報収集を考えてみた

ここにとても有意義な価値ある情報があると、仮定しよう。さて、それをあなたはどうやって、誰に伝えるか。どんな人には知らせないのか。それを考えると、自然と答えが見つかる。

1. 情報は貯めておくと腐る
情報は水と同じで貯めているだけでは腐ってしまう。他の人に流すことで、よそからも回ってくる。(自分からは一切、情報を出さずに、人から来たものだけをこっそりと使っている人のところに、情報は来なくなる)

2. リスクをシェアできる相手
情報をタイムリーに発信するのは割と簡単。そのことで起きる責任はすべて相手側にもってもらえるという保証があるとき、さらに加速される。(紹介したレストランのあるメニューがたまたま美味しくないからといって、文句をいうような人には次から情報を回さなくなる)

3. 相手から感謝される
情報の受け手から、感謝のことばをもらうとき。いつも読んでいるわ、役に立った、といってもらえるとき、この人には必ず流すようになる。

4. 感性の似た相手
自分の好きな相手、感性の似ている人には、安心して情報を流す。誤解なく、過不足なく伝わる相手には、どんどん情報を出すことができる。

5. 情報に付加価値をつけて、RTしてくれる
生の情報に付加価値をつけて、再発信してくれる相手には、どんどん流す、最初に流す。(ツイッターでの仕組みがまさにこれ)

6. 価値観の共有が大切
価値、趣味、主義などがよく似通っている集団には、すぐに流す。迷いがないので、来たものを、即、渡すことができる。

7. 批判的な人には回さない
自分に批判的、あるいは独特の価値観で固まっている人は、寝たライオンといい、みな起こさないようにして過ごす。もちろん、何も発言しない。

さて、どうやって情報が集まるのか、そのからくりが、わかったと思う。

もう一度繰り返すと、

1. 批判しない、全部受けとめる
2. 感謝する、愉しみに読んでいると伝える
3. わかる話題には、コメントや解説をつけて、送り主に返してあげる
4. 情報は惜しみなく出す

こんな人のところには当然ながら情報が集まる。また、友だちも集まる。

さらに、この人が専門分野をもって、情報の解析や集成ができるようになると、たぶん、お金もそのうち集まってくる。いまの世の中では、情報を正確に、そして速攻で手に入れることができる人に、人は引き寄せられるからだ。

ここにとても有意義な価値ある情報があると、仮定しよう。さて、それをあなたはどうやって、誰に伝えるか。どんな人には知らせないのか。それを考えると、自然と答えが見つかる。

1. 情報は貯めておくと腐る
情報は水と同じで貯めているだけでは腐ってしまう。他の人に流すことで、よそからも回ってくる。(自分からは一切、情報を出さずに、人から来たものだけをこっそりと使っている人のところに、情報は来なくなる)

2. リスクをシェアできる相手
情報をタイムリーに発信するのは割と簡単。そのことで起きる責任はすべて相手側にもってもらえるという保証があるとき、さらに加速される。(紹介したレストランのあるメニューがたまたま美味しくないからといって、文句をいうような人には次から情報を回さなくなる)

3. 相手から感謝される
情報の受け手から、感謝のことばをもらうとき。いつも読んでいるわ、役に立った、といってもらえるとき、この人には必ず流すようになる。

4. 感性の似た相手
自分の好きな相手、感性の似ている人には、安心して情報を流す。誤解なく、過不足なく伝わる相手には、どんどん情報を出すことができる。

5. 情報に付加価値をつけて、RTしてくれる
生の情報に付加価値をつけて、再発信してくれる相手には、どんどん流す、最初に流す。(ツイッターでの仕組みがまさにこれ)

6. 価値観の共有が大切
価値、趣味、主義などがよく似通っている集団には、すぐに流す。迷いがないので、来たものを、即、渡すことができる。

7. 批判的な人には回さない
自分に批判的、あるいは独特の価値観で固まっている人は、寝たライオンといい、みな起こさないようにして過ごす。もちろん、何も発言しない。

さて、どうやって情報が集まるのか、そのからくりが、わかったと思う。

もう一度繰り返すと、

1. 批判しない、全部受けとめる
2. 感謝する、愉しみに読んでいると伝える
3. わかる話題には、コメントや解説をつけて、送り主に返してあげる
4. 情報は惜しみなく出す

こんな人のところには当然ながら情報が集まる。また、友だちも集まる。

さらに、この人が専門分野をもって、情報の解析や集成ができるようになると、たぶん、お金もそのうち集まってくる。いまの世の中では、情報を正確に、そして速攻で手に入れることができる人に、人は引き寄せられるからだ。

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やる気のでないときは、何をしたらいいのか

何から手を付けたらいいのか、分からない状態。そんなときの対処法を考えてみました。

1. 仕事の細分化。
難しそうな仕事の内容を細かく分けていき、その中でできることからやり始める。たとえば、いらない書類を捨てるなど。

2. 一週間のスケジュールの中で、二時間くらい空白な時間を持つ。
これはよい仕事をする上でぜったいに必要です。その間は何をしてもいい。だらだらとコーヒーを飲んでもいいし、町を歩いてもよい。

3. 紙にやりたいことを書き出してみる。
メモ書きなので、取りあえず書いていく。その後で、やりたいことの順列を付けて、同じようなことはまとめ、整理して清書してみましょう。この過程で自分のやりたいことが見えてきます。

4. 自分の心の中の声に問う。
できるなら場所を変えて、外に出たり、電車に乗ったり、歩いたりして、自分はなにをしたいのか、考えてみる。

5. 締め切り日を一日早く設定する。
すると、今やらなければ間に合わないという状態になります。一日早く手をつけることで、最後の余裕が生まれます。

6. 健康管理、睡眠を取る。
睡眠不足、風邪の引き始めだと、やる気が出ません。喉の奥は痛くないですか。疲れたときは昼休みに15分、机にうつ伏せになって眠っても効果があります。専用枕も売っていますね。

いちばんまずいのは、何もしなかった、あるいは何もできなかったと自分を責めること。これが続くと鬱になります。今ある状況で満足しましょう。

■番外編 ☆自分を誉めること
今日はこんなことができた。この約束が取れた。○○の企画を始めた。メイルの返事を出した。
などなど、できたことを書き留めてください。

繊細な人ほど、ほんの些細なことで落ち込んだり、ちょっぴりの幸運で舞い上がったりと、気持ちのブレが大きいものです。だからこそ、自分を褒めて、励ましてください。 ポジティブマインドが基本です。

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気持ちの上で行き詰まったら、やはり、基本に戻ろう

仕事はそれなりにうまくいっているのだが、気持ちの上で納得できなかったり、やる気をなくしたりすることって、結構あるのではないか。

高い目標がなんなくクリアできたり、仕事のその先の結果が透けて見えたりすると、情熱や熱狂とは違う、醒めた気持ちで暮らすようになる。

こんな気持ちの上で、行き詰まったときはどうするのがいいのか。方法はいくつかあると思う。

1. 休息する、休暇、それも三日以上の休みを取る
2. 同業の友だちと、食事会、飲み方などをする。共通の悩みかもしれないから、解決法も出てくるかも。話すだけで、気持ちが整理される
3. 基本に帰る。今の会社に初めて入ったとき、仕事の手順はどうしていたのか。もう一度思い出してみよう。

私は個人としては、三番目の方法が一番効果がある。忙しいからと、放ってあったお客様名簿の更新をしたり、一人一人に心のこもったご案内を筆ペンで書いたり。あるいは、一日の時間配分などを書き留めて、無駄がないかを見る。MUST DOsのリストを作ってチェックする。

新入社員の視点から、今やっていることの整合性を見る。当たり前だと思って、見落としていることはないか、などなど。

こ んな地味目な作業をしていくうちに、お客様や関係する人々が愛おしく感じるときが来る。よく、こんないたらぬ担当者と仲良くつき合ってくださったと、感謝 の気持ちで一杯になる。メンタルは、個々に違うから、やり方はおのおので考えてほしい。この基本に戻ることで、一山超えたように思うのは、みな同じだと思 う。

精神的に行き詰まったとき、思い出していただけたら、幸いである。

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『アイアンマン2』ブロガー試写会に行ってきました

日本オラクルがご案内する 映画『アイアンマン2』ブロガー試写会イベントに出かけてきた。神谷町にあるパラマウントの試写室で、ゆったりと鑑賞する。

長年、米国系企業に勤務していたので、出てくる場面、そして登場人物の発言内容など、とても懐かしいことばかり。かなり忠実にアメリカのコングロマリット(複合企業)を再現していた。

アイアンマンこと、トニー・スタークは、オラクルのCEO、ラリー・エリソンをモデルにしているのではないかと、思われるくらいよく似ている。

日 本オラクルのエンドウ社長も挨拶をし、今日は上司を見るような気分で鑑賞します、と言った。広報室長の玉川さんは、自らがアイアンマンに扮装して、挨拶 し、上映終了後はその姿で見送ってくれた。なかなか親しみのある社風だ。そして、映画の始まる前に、簡単なプレゼンがあったが、その中で、オラクルとサン のロゴが並んでいるのを初めてみた。

Oracle - The Information Company両方のメーカーを知っているものには、複雑な感傷がある。

この映画の魅力の1つは、豪華な俳優たちだ。ミッキー・ロークが最強の敵役、そしてグウィネス・パルトロウ、スカーレット・ヨハンソンの秘書たち、主人公のロバード・ダウニーJr が、本当にいきいきとして、その役にはまり込んでいる。

もう一つの魅力は、スケールの大きさだろう。制作費はどのくらいかかったのだろうかと、検索し てみたら、2億ドル(約180億円)と報じられている。本物を再現しているというには、そのくらいお金をかけないと、納得できるものは、作られないのかも しれない。映画って、贅沢な娯楽ですね。アクションドラマを想像して出かけたら、米国企業および米国政府のやり方を思い出して、予想外に楽しめた。大人が 楽しめる一級の娯楽作品だと思う。

良い意味でも、悪い意味でも、アメリカという国のやり方がよく表現されているから、米国へ留学、転職を考えている方、必見ですね。

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ポテンシャルとパフォーマンス(潜在能力と実力)

ポテンシャルとパフォーマンスについて、前々から書きたいと思っていた。
ポテンシャルとは、潜在能力。その人の持つ、隠れた力だ。一方、パフォーマンスとは、顕在能力、誰にでも見える形の実力だ。

外資系の人事評価では、ポテンシャルが高くないと、いくらパフォーマンスを上げても、上の役職には付けない。磨くと光るのがポテンシャル。パフォーマンスも大切だが、その土台の大きさで、発揮できる実力も決まって来る。

こ れを知らないと、ただ、パフォーマンスを上げることだけ考えて、やがて燃え尽きてしまう。潜在能力は、その人の資質でもあるから、マーケティングの資質の ない人が、いくら本やアフタースクールで学習しても、身に付かない。それよりも自分のポテンシャルにあった、別の何かを考えた方がいい。

ポテンシャルが高いのに、高いパフォーマンスを出せない人もいる。控えめな性格なのか、あるいは、出し惜しみするのか。上司は、できたら誉めるなどして、やる気を出させ、その人が活躍できる場を見つけるか、作り出して与えることが大切だ。

ポテンシャルも低く、パフォーマンスも低い人は、今後のリストラ対象となる可能性大。特に外資系では、生き延びることは難しいだろう。

単純な仕事は、パソコンが代わりにやってくれるから、真面目にコツコツが評価されることは、少ない。自分がどう生きるのか、どんな仕事をして、成果をあげたいのか、常に考えながら、暮らしていかなければならない。

頭のいい人がツイッターを始めるときの、三つの留意点

 

知合いが、次々とツイッターに参入してきている。SNSの知合い、リアル友だち、そして、仕事仲間。

不思議なのは、「登録したが、何をつぶやいたらいいかわからない」ということ。何でも気軽につぶやけるのに、怖いらしい。そこで大きく3つの留意点にまとめてみた。

1. ツイッターは、あなたがフォローしたひとのつぶやきで成り立つ。

三人しかフォローしていない人は、この三人のつぶやきを見て暮らす。何も起きないと嘆く前に、何人フォローしているかを考えてみよう。
お薦めは300人フォローすること。すると世界が開けてくる。500人フォローすれば、世の中のニュースまで伝わるし、1000人フォローすれば、新聞は読まなくても、政治・経済・外交、そして芸能関連の話題が飛び込んでくる。

 

2. フォローした全部のひとのつぶやきを読まなくてよい。

せっかくフォローしたからと全員のつぶやきをみるのは、ナンセンス。そのとき、出会ったタイムラインに感謝して、情報として取ったらいい。これは、マトッリックスで流れる010101の巨大な画面なのだから。

 

3. 何を書いてもいい。

テー マを決めて書くブログと違い、あまりに流れが速いから、そのときどきで思いついたことを、つぶやこう。人を徹底攻撃しないかぎり、まず炎上はない。これま であったのは、対有名人。有名人にはフォローする人が10万人を超えるから、あっという間に火種は飛び散る。普通の人は、そこまで心配することはない。

 

昨年の6/13にツイッターを始めて以来、たしかにたくさんの出会いと気付きがあった。他では得られない特別なセミナにも参加できたし、自分でも広報向けにツイッターセミナまで開催して、楽しく過ごしている。

お金儲けとか、得するとか、考えている人にとっては、もっと、仕掛けをしたり、営業努力をしたりと、たいへんなのだと思う。だが、一般人で使うときは、もっと気軽に、楽しもう。気づいたことを載せていくうちに、必ず仲間が見つかる。人が人を呼ぶのだ。

頭のいい人ほど、失敗を怖れ、慎重に熟考しているが、実は、ツイッターは軽さがモットーなのだ。図書館でいえば、目録の集大成。気になる、つぶやきのURLを押してみれば、もっとたくさんの情報が飛び込んでくる。

こ ういう人は、思いもよらぬ使い方を発見するから、それに気づいたとき、つぶやいてほしい。最近、400字制限の原稿を書くことが多いが、そのときは、ツ イッターの入力画面を利用させてもらっている。ここに書いて、オーバーした字数と140字を足して、400字以内になるように調整する。カウンターの機能 もついているのだ。

こんな、創意工夫や、新しい使い方など、日々紹介されることに夢中になって、わくわくしながら人生を過ごすのも、悪くない。あなたもぜひ、つぶやいてくださいね。

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たしかに、いろいろなことが動き出してきた

何かが周期的に始まるとしたら、今がまさにそのスタートライン。この一週間で、いままで止まっていたこと、あるいは諦めていたことを、次々と開始している。どこから、このうまく行くという信念は出てきたのか。

新しいモノ・サービスが生まれる前の、モゴモゴした時期。うまく言葉では説明できないが、もう一人の自分が勝手に動き出して、それを見守るもう一人の自分がいる。

考える速さよりも、行動するのが先という、不思議な現象である。思い当たることも少しある。何度も何度も宣言された考えや言葉は、その通りになる。つまり、心の内面から外に押し出されて、やがて現実化する。強い信念があれば、夢は必ず叶うのだ。

そして、悲観的、あるいは否定的な考えばかり口に出しているひとは、それが叶って、幸せを遠ざけてしまう。これまで、お金に不自由したことがないと、信じている人は決して、お金に困らない。

何かが足りない、愛情が足りない、お金が足りない、時間が足りない、賞賛が足りないと、不足ばかり言っている人には、それが現実化する。考えてみると怖い話だ。

ポジティブ思考というよりは、自分のやりたいことがわかっていて、それが現実化することを、日々強く願うことが大切なのだ。願わなければ、なにも叶えられない。願うときには、ちょっとしたコツがいる。

お金が欲しいとか、有名になりたい、などと願ってはいけない。すると、そういうものを欲している、自分が現実化されてしまう。だから、正しくは、いつも潤 沢にお金があることを感謝、あるいは、よい仕事を続けることができることに感謝しなければいけない。今ある状態を幸せと思えるひとが、幸せになる近道なの だ。

今は全部を説明できないが、ひと月後がちょっと楽しみな胎動期である。

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黄金週間の正しい過ごし方、総括

今年の黄金週間は、その名の通り、天候にも恵まれ、すばらしい連休だった。短い人で五日間、長い人は七日間の休暇が手に入ったはず。年末年始のような慌ただしさもなく、天候がよくて過ごしやすい。

この時期、海外に出かけた人も多かったと思う。だが、この時期は日本にいることをお薦めしたい。休みがとれるなら、六月の梅雨時に日本脱出が理想的だ。知合いのご夫婦は、毎年、この時期にイタリア、フランスを旅している。

さて、何か正しくて、何が間違っているか、など偉そうにいえる話ではないので、あくまで私感として、黄金週間の過ごし方について語りたい。

1. 規則ただしい生活をしてみる
いつもの時間に起きて、食事を食べ、電車に飛び乗る代わりに、新聞をゆっくり、丁寧によむ。リズムを変えないことで、連休後の激務をかわすことができる。

2. ひたすら眠る
寝すぎるくらい、毎日二倍の睡眠を取る。たっぷりの睡眠の後は、ポジティブ思考になっている自分に驚く。

3. 歩いてみる
町中、山の中、森の中、公園の中、どこでもいいから、車は降りて、歩いてみる。歩く早さで、見えてくるものが違う。ちいさな発見がとても新鮮のはず。

4. 食事会を開催
食べ歩きのかわりに、その費用で食材を買って、人を集めて食事会をする。日頃、贅沢だと思っている食材もふんだんに使って、ワインも美味しいものを選んで、わいわいと騒ごう。家の広さは関係ない。中身が詰まっていれば、満足度も高い。

5. 読書会
これは連休の最後くらいにやるといい。休み中に読んだ本を持ち寄り、感想を語り、お薦めのポイントを紹介する。最後に本の交換会を開くのもすてきだ。持ち寄りで軽食付きにしてもいい。

6. 午後から出発する日帰りの旅
早起きする必要はない。お弁当もいらない。家で食事をすませて出かける。たぶん道も空いているはず。人が帰る頃、まだまだ遊んでいて、暗くなったら戻ろう。夜の食事も家であり合わせでいい。心が満たされているときは、うどん一杯でもしあわせ。

7. 部屋の模様替え
暖房も冷房もいらない季節だから、開け放して、物の入れ替えをするのには、適している。連休始めでも、途中でも、最後でもよい。身体を動かすことで、ストレス解消にもなる。大掃除すると、なくなったものが次つぎと見つかるから不思議だ。

この期間、仕事ができなくて、物足りなく思う人もいるかもしれない。そこをじっと我慢すると、連休明けが楽しくなる。休暇中は、日頃できないこと、やらないことをとことん、真面目にやるといい。

1から7までは、ふだんの週末や三連休にも応用できるので、ぜひ、やってみるといい。お金もかからず、楽しむ方法はたくさんあるから、それを頭を使って考えるのも、すてきだ。

次回の三連休は、七月の海の日のあたり。時間はたっぷりあるから、いろいろと考えてみると、楽しいと思う。

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限られた時間の中で、仕事を完了させる

仕事の締切をいくつか抱えているとき、もう少し時間があったらと思うことがある。だが、時間が潤沢にあるときは、余計なことに気を取られたり、別のことをしたりして、実は効率は上がらないのだ。

着 物の着付け教室にひと月に二回通っているが、その先生いわく、着物は17分ですべて着られるという。限られた時間の範囲で、1つ1つの動作を正確に、適切 に行なえば、誰でもできるようになるらしい。逆に時間がたっぷりあると、余計な動作をして、その結果、着崩れが起きる原因になるとのこと。

仕 事の段取りもこれに似ていると思った。一度でできることを、下書きしたり、練習したりして、クオリティを下げてしまう。1度だけの真剣勝負で、全力でぶつ かったら、ずっとよい成果を揚げられる。だれでも火事場の馬鹿力はあるのだから、予想外の実力を発揮できたりするのだ。

昔から、小人閑居して不善を為す (君子ではない普通の人は暇をもてあますと、ろくなことをしない) と言われるように、三連休を有意義に過ごすには、綿密な計画も必要。提出期限や締切、納期などは大切な生活の区切りなのだ。

時間がないと嘆く前に、限られた時間の中で、何をいちばんやるかの優先順位を即座に付ける。こちらの訓練も実戦だと効果が出る。お客様に差し上げる資料は、何が一番大切なのか、何は省くことができるのかを判断して、きちんと説明できるようにしておく。

会議の全員分のコピーを用意することよりも、企画などの内容をしっかりさせたほうがいい場合もある。そういうときはプロジェクターで説明して、その間にコピーをだれかにお願いしておこう。

外 資系に長年いたので、これは特技になってしまっているが、海外から役員や上司がやってきたとき、必ずプレゼンをさせられた。日頃から秘書たちと仲良くして いると、事前に情報もわかるし、発表の順番を後半に移してもらえる。昼休みを挟んで、90分あれば、たいていの資料はできる。

いつ、誰から発表を依頼されても、驚かないように基礎資料は用意してあるが、それを相手に合わせてアレンジして、自分の仕事がしやすい予算取りをアピールするのだ。

多忙な相手とミーティングが必要なときは、予め15分と限って行なうとうまくいく。15分ならその日でも、絞り出すことができるから、今日で今日、結論が出したいとき使える。

こうした限られた時間の中での成果の積み重ねが、その人の実力と評価される。忙しい人にこそ、大切な仕事を頼めというのは、真実だと思う。どんなときでも、それなりの成果をあげることができるから、信頼も生まれるのだ。

限られた時間に感謝して、仕事を完成させよう。そういう意味でこのブログも、更新していかなくてはと思った。