Must Do’s リストに入れないものは終わらない、ということ

日々のスケジュール管理をwebベースで行なっている。インターネットにアクセスできるところでは、問題なく更新できる。それとは別に手帳にも大まかなスケジュールを書き込んで、2つを相互にチェックしながら仕事をしている。

幸い十分刻みで、追われる身ではないから、おおまかなスケジュールで問題なく暮らしていた。だが、Must Do’s リストは紙に書き出していたので、目につくところに置かないと忘れる。webにスケジュールとは別にToDoリストがあるのに気づいて、ここに書き出すようにしてみた。

毎週必ずやらなければならないこと、48時間以内に終わらせることなど、締切がゆるやかなものばかり。本来、紙に書いてあっても、緊急性の高いものにどうしても注力してしまう。だから、週の終わりに、未完のまま、持ち越されていた。

それをリストにして、webカレンダーの右端に並べていくと,すぐに目につく。思い出す。要するに、リストに入れておかないものは,決して手をつけることがないというわけ。

時間ができたら、あの本を読もうというのは、お金が余ったら、貯金をしようと、いうことに似ている。本当にお金を貯めたかったら、強制的に天引預金をしなければできない。スケジュール管理も、そういう意味での強制力が必要。

4月から、新しいことを始めようとしても、予定に入っていないことはやる時間がないと諦めがちだった。webカレンダーに書き込むだけで、それを眺めるたびに思い出して、完了のチェックを付けたくなる。不思議なインセンティブだ。

クリエイティブな仕事をしたかったら、単純作業も大切

今日から、新社会人になった方も多くいらっしゃると思う。転職して、新しい仕事を始める人もいるだろう。四月一日は、エイプリルフールと浮かれているよりは,新しく人生設計、あるいは自分の五カ年計画を見直すスタートだと思う。

新しい部署に配属されて、会社の仕組みを学びながら、自分も成長していく。クリエイティブな仕事がしたいと思ったら、単純作業を嫌ってはだめだ。会議の前のコピー取り、資料作りは、今やペーパーレスの時代になったから、ずいぶんと減っているはず。それでも重要な会議の議題や内容をちらりと読むことができるのだから、コピー取りを馬鹿にしてはいけない。

自分のことを考えてみても、大切な企画はすぐに出てこなくて、ある程度、考えを寝かしておく。それが着物の半襟付けなどしているときに、ふと、アイディアがまとまって、形になるのだ。アルキメデスお風呂の中で、物理学の法則を発見した。

単純作業は、実は考えを集中させることができる。何度も繰り返し試すことができるから、失敗する心配なく実験できる。ポスターを畳む時、マジックインキなどのビンの底を使うとなめらかに折れるとか、封筒をずらしておいて、いっぺんにのり付けするとか、やってみると、どんどんアイディアが浮かんでくる。

この間、脳は別の部分を使っているから、単純作業が終わった頃、突然、アイディアが浮かんで来たりするのだ。単純作業は、仕事をできるだけ細分化して、1か0という判定だけで、進むませること。ここに音楽が入ると、うまくいかない。

人間の能力は、少しだけハードルを高くすることで、新しいことに次々と挑戦できる。難しいことに挑戦して、それができれば、もっと違うことに挑戦してみたくなる。なんでも分かったような顔をして,理屈だけはいう、というひとを信用していない。

無駄だと思っていても、全力で頑張る人を尊敬する。努力とか、辛抱とか、頑張ることは苦手なのだが、でも外にやる人がいなければ、自分がやるしかない。人に振れる仕事と、自分でなければできない仕事があるのだ。それを勘違いして、丸投げするから、成長できない大人が増えていく。

今日から、ブログも毎日更新しようと決めた。そして、早起きするために夜更かしをやめる。書いておくと、より効果がある、いつまで続くのか楽しみ。