今の時代、これまで蓄積された知識や技能が通用しない場面に出くわすことがある。いいかえると、何が起きても驚かない覚悟が必要だ。
知合いが突然、リストラされた。プロジェクトごと、継続の必要なしといわれて、それに関わるメンバー全員がリストラ対象となった。会社では、次の仕事が決めるまで、就職支援プログラムを用意しているというが、そんなものに頼らずに、自分の力を信じて進もう。
さて、日頃から直感力を高める訓練が大切だということを伝えたい。もともと、人間や動物には、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚という外界からやってくるものを知覚する感覚が備わっている。
1. 見ること
2. 聞くこと
3. 触れること
4. 味わうこと
5. 嗅ぐこと
これらを総称して五感という。この五感をフルに使って、語りかけてくるものが直感だ。
以 前、人付き合いの極意はと聞かれて、「自分がこの人と話したいという直感を信じる」という話をしたことがある。何かの会合で出会った時、その人の経歴や地 位や会社名などではなくて、あなたの五感に訴える何か、を感じる人が本物の友だちとなりうる。これは恋愛の始まりにも似ているかもしれない。
進むべきか、退くべきか、あるいは止まるべきか。さまざまな場面で、即断を求められることは多いと思う。そんなとき、直感力を働かせて、行動したらいい。
では、どうしたら、直感力が高められるのか
1. 雑念を取り除く
2. 一日15分間、瞑想する
3. 自分の力を信じる
これは、禅寺で座禅を組んで、悟りを開くための訓練に似ている。座禅の代わりに、大きく深呼吸して、頭の中を無にしてみる。始めは辛いかもしれないが、続けていると、何かが見えてくるはず。
忙し過ぎるときも、疲れ果てているときも、この15分間の瞑想は有効である。あなたをリフレッシュさせてくれる。必要であれば静かな音楽をかけてもいい。
仕事だけでなく、知らない国を旅する時、あるいは電車の事故に巻き込まれたとき、何をしたらいいのか、直感を通して情報を受取ることは大切だと思う。また、さらにパワフルに直感力を高めるには、一日コースのセミナも用意されている。