2014年、佐渡能楽の旅 その1

毎年、9月7日の草苅神社乙祭りに合わせて、佐渡に出かけます。神社に奉納能をお願いしているからです。今年で11年目、今回の佐渡行きは、最初から異例でした。
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いつも泊まる真野の旅館が、トライアスロンの大会(9/6から9/7)と見事にぶつかっていて、取れません。会場に近い、真野、佐和田地区はむずかしいので、以前お世話になった両津のゆたかや旅館に予約しました。これが大正解でした。着いた9/6は、第一土曜日で、椎崎諏訪神社で、観光能が開催されるのです。

天領佐渡両津薪能なので、両津の旅館に泊まれば、送迎してくれます。旅館から10分足らずでした。真野に泊まっていたら、送迎にタクシーを頼まないと帰れませんから、これはラッキーでした。

両津では、なじみの骨董品店「佐州」さんのご主人とも約束してあり、久しぶりにお話ができました。ゆたかや旅館には、観光能を見る話を前もってお願いしており、特別に夕食も5時から用意していただきました。
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ここは何でも美味しいです。やさしい味わいと、ほどよい量で満足しました。この他にデザートも付いてきます。6時少し前に、ご主人に送ってもらって、椎崎神社に到着。

知合いがいたので、世間話を少しして、情報交換です。本日の演目は、班女。シテ方は新潟の方だそうです。さすがに早く来たので、最前列が空いています。お隣の方に声をかけ、佐渡の能楽について、お話ししました。前で見るような方は、それなりに分かっている人なので、いろいろと話が弾みます。

19時半、いよいよ開始です。薪能なので、火入れの儀式もあります。
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、班女は、別れた二人が出会い、ハッピーエンドで終わるので、見ていて安心します。ただ、この花子は、あの梅若丸の母であるとも、いわれています。二人が結ばれた後、子どもが生まれ、少将の死後、子どもの梅若丸がかどわかされ、隅田川の辺で息絶えました。母は子どもを尋ねてさまよい、再び狂女となるのです。

佐渡の能楽は、衣装がきらびやかで、加茂湖湖畔から流れてくる涼しい風、そして虫の音とともに聴くと心にしみるようです。

来年もぜひ、この観光能に合わせて日程調整をしようと思います。

 

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