都内で開かれる経営者だけの集まりがあるが、そこで語られる内容は、目から鱗のことが多い。わたしも経営者の端くれなのだが、そんなことは誰も教えてくれない。
悩みその1 後継者がいない。年商2億から20億程度の規模会社経営でも苦労は多い。そして、子どもたちは専門職についているとなると、跡継ぎは家族から望めない。会社の中で有望な人があれば、仕事を任せたいと、切に考えている
悩みその2 優秀な人材を育てて、ようやく使えるようになると、辞めてしまったり、同業に移ったりする。それを食い止める有効な手段をしりたい
これは大企業といわれる会社でも同じだ。安心して仕事を任せられる部下を持つこと。部下を育成すること、これに尽きるような気がする。人材というのは、お金を出せば得られるわけではなく、時間をかけて人間関係を構築するしかない。
こ れは働く側からいえば、チャンスになるのだ。経営者側に、自分の特質や能力、将来にわたる貢献などを、適切にアピールできれば、それなりの処遇を受けられ るということになる。仕事が増えても、給与が上がらないと嘆きの方、今が好機なのかもしれない。会社トップと、腹を割って長期的なビジョンを話すことも必 要だ。とても、冷静に現状分析しながら、会社の成長について、語ってみてください。