ある重要な案件があって、それをだれにやらせるかというとき、日頃のレスポンスがモノをいう。『報告・連絡・相談 ほうれんそう』という言葉がある が、何か重要な項目について、最後に課題提出するのではなく、その前段階、経過報告、最終チェックなど、すばやく動けるものが信頼される。
多少、無理な課題でも引き受けなければならないことがある。そんなときは、こんなアプローチをお薦めする。
1. 24時間以内にたたき台を提出する。クオリティが悪くても構わない。これがないと始まらないから、手早く動くこと
2. そのたたき台を元に上司、担当部署と話し合う。実物があると、意見を聞きやすい。ここまで、48時間以内にする
3. お客様向けの原稿なら、その仕事と関係ない人に読んでもらう。家族でもいい。特別な用語、社内用語などを使っていないかをチェックできる
4. 商談のための企画書なら、プレゼンの原稿を紙に書いて、リハーサルをする。これで当日、余裕をもって説明できる。クライアントは、担当者の力量をみているのであって、内容は気にしないことが多い。要するに、この担当者に任せて大丈夫か、と判断するのだ
5. 課題は1種類よりも、複数用意しておくこと。金額や納期を変えたり、お客様のオプションを盛り込んだりして、見積りも用意しておく
6. この話がなくなったときは、その企画を別の場所で使えないかを考えておくこと
7. お客様の本音を聴けるよい機会だから、企画の説明に加えて、知りたい質問を用意し、さりげなく尋ねてみるとよい。ところで、御社は○○はどう思われますかなどなど。
8. 最後に次回のアポイントをいれておく
9. 社内に戻って、この企画を水平展開できないかを検討する
10. 今回のブロジェクトに参加してくれた人全員に御礼のメイルをだす
こうやって、まわりを固めておくと、思いがけずというか、当然のことながら、幸運を引き寄せることができるのだ。ぜひ、お試しください。