能楽研修発表会 第六回青翔会に行ってきました

国立能楽堂で、年に二回開催される若手能楽師による青翔会。今年は「田村」があるので、楽しみに出かけてきました。舞囃子は、よく知っている三輪(みわ)があって楽しめました。

「田村」とは、坂上田村麿のことで、戦について語る修羅能です。これだけの動きのある舞台は、やはり若手ならでは。会場でもよかったという声を多く聞きました。

この研修発表会、いつも気づくのが遅く、今回もようやくチケットを取ることができました。昔は無料で抽選制だったのですが、指定席になって、行きやすくなりました。次回からは、昼間の番組になるそうです。

以下は、案内パンフからの抜粋。

能楽(三役)研修修了生をはじめとする若手能楽師の研鑽の場である青翔会。狂言『仏師』野村太一郎、舞囃子『半蔀』辰巳大二郎、舞囃子『三輪』金春憲和、能『田村』武田祥照の内容です。

すっぱ(詐欺師)と田舎者の頓狂なやり取りが楽しい『仏師』、光源氏との恋を偲ぶ夕顔が切なく舞う『半蔀』、三輪山伝説に取材した『三輪』。能『田村』は、桜舞い散る清水寺を背景に、坂上田村麿が勝ち戦の様子を勇壮に舞います。

若手能楽師たちの渾身の舞台にどうぞご期待ください。
公演期間    2015年3月9日(月)
開演時間    午後4時開演(午後7時15分頃終演予定)

演目・主な出演者
狂言  仏師(ぶっし)       野村 太一郎(和泉流)
舞囃子 半蔀(はしとみ)      辰巳 大二郎(宝生流)
舞囃子 三輪(みわ)      金春 憲和(金春流)

能 田村(たむら)         武田 祥照(観世流)

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