夏休みの過ごし方、考察その1

8/13付けの日経新聞夕刊に、丸紅の勝俣会長が夏休みの過ごし方について書いている。せっかくの休みなのに、最後の数日は自宅でゴロゴロ、内心は出社したくてたまらない。暇を持て余して、山手線一周を試みた仲間もいたとか、いないとか。

これってもったいない話だと思う。時間がたっぷりあるときは、芝居や演劇を楽しみ、また、クラシック音楽、ジャズ、ロックとさまざまな分野で、遊ぶことができる。お金をかけたくなかったら、上野に出て、博物館、動物園に行けば、楽しい時間を過ごすことができる。

まだ体力のあるうち、知恵も回るうちに、有り余る時間をどうやって過ごしたらいいのか、練習しておく必要があるのだ。ちなみにわたしが70歳になったら、新聞四紙(日経、朝日、読売、毎日)+ブロック紙(東京)をとって、隅から隅まで読みながらイベントや楽しい催しを探す。そして、電車やバスを乗り継いで、歌舞伎座や国立劇場の三階席から、かけ声をあげる。

映画は全部試写会を狙って、新作をみて、それもブログにあげよう。70代、高齢者ブログのトップテンを目指すのだ。これもいきなりはできないから、今から助走を始めよう。

年を重ねることが楽しみになるような、そんな休みの過ごし方があってもいいはず。夏休みは、暑いし、外に出歩くことも億劫になりがちだが、そんなときでも、あちこちにすばらしい発見と出会いがある。

冬、霧がかかって大変住みづらいミラノにあんなすてきなオペラ劇場、ミラノスカラ座があるように、湿度の高い東京にも、夏の風物詩である、花火大会や墨田川下りの船遊びがある。

冷房の程よく冷えた部屋で美味しい鰻をいただきながら、落語を聴く会もあるし、夏の暑さも楽しみに変えるようなイベントが用意されている。

東京の夏を楽しむことができないひとは、京都の夏のよさがわからない。一つの季節を満喫して、次の季節の訪れを待つ。そんな感性をいつも持っていたいと思う。

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