新しいことを始めるために、使わないものを捨てる

いくら高価なものでも、使わなければ、無用の長物。リサイクルに出すか、欲しい人に差し上げるか、思い切って処分してしまおう。使わないものに囲まれた生活は、創造性の対極にあって、そこからは何も生まれない、何も始まらない。

今の仕事や学業や、暮らしぶりに不満を感じている人は、身の回りを見渡して、使わないものに囲まれていないか、チェックしてみたらいい。

コップの水は飲み干さなければ、次のビールやワインが注げないのだから、何かが足りないと感じている人は、使わないものを捨ててしまおう。また、必要になったら、いつでも手に入るものに、時間とエネルギーをかけているのは無駄かもしれない。

暑い日に外に出て楽しむことを止めたら、家の中で冷房を効かせて、捨てる作業をする。いる、いらない、の判定を即座に付けて、保留中は別の箱に入れておく。一月たって、その箱を開けなかったら、不用ということになる。

自分がいらないものでも、人様に差し上げたら、喜んでもらえるものもたくさんある。フリーマッケットに定期的に出店できたらいいなあと思う。やってみたいのは古本市。一冊50円くらいで売りたい本がたくさんある。

身の回りがきれいになったら、突然、何か別のことがやりたくなるはず。創造性は真っ白なキャンバスに、発揮できるのだ。お風呂の中で、新しいアイディアが思いつくのも、そこには余分ものがないから。

昔からファイリングの知恵があるが、オリジナルは保管する。領収書、請求書、納品書などの書類、そして、手紙。それ以外の雑誌は一年。必要なページを切り取ることもありだが、お料理のレシピはともかく、ファッションや旅行案内はすぐに古くなるから、一年が限度だ。

お盆休みの一日を身辺整理に使うと、休み明けがずっと楽しくなる。

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