スゴ本オフ忘年会「コスプレで今年のイチオシなスゴ本を語ろう!」

スゴ本オフは、文字通り、すごい本を持参して、紹介しあう会です。だれでも参加できますし、どんな本を紹介してもいいのです。最近はDVDやCDもありです。

でも、参加されるメンバや、持参するお料理やお菓子によって、豪華なパーティ付きの本の発表会に、大化けします。今回は、その幸運な会でした。
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3kgのローストビーフを焼いて、タクシーで持ってきてくださる方や、自家製パンやクッキーなど、忘年会にふさわしい華やかな幕開けでした。美味しいものがたっぷりあると、自然に口が滑らかになって、初めての方も楽しく、本を紹介していました。
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本は、これ以外にもあって、発表については、ズバピタさんのまとめをご覧ください。

わたしが興味をひかれたのは、男女の機微をうまくとらえた作品を紹介してくれる方の「危険な関係 (角川文庫)ラクロ」と、イギリスの貴族の物語「エドワーディアンズ」。
しゃべったり、食べたり、飲んだり、近くの人と近況報告したり、濃いような明るいような不思議な時間が過ぎていきます。

渋谷の10階というのもすてきなロケーションで、移り行く空の風景も未来的。HDEさん、お世話になりました。
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今回は、コスプレ付きということで、タイガーや牛もいました。弓道部女子、学園女子、バンバイヤ・ファミリなど、紹介する本に合わせる人も、ぜんぜん違うひともいて、この緩やかさがいいです。参加者の中に、着物女子が4人もいたのはうれしかったです。本の会に、着物というのは合いますよ。

最後は放流された本をジャンケンで勝ち取っていきます。自分が持参した本とは全然違う、昨日まで知らなかった本をもらって帰るのが、うれしいですね。

今回持参した本は二冊。

『江戸文学を選び直す』井上 泰至・田中 康二 (編集)  笠間書房
今、わたしたちの知っている江戸文学は,近代の目からみて、すくい上げやすいものを、選んだだけなのではないか。別の視点からみたとき、もっと豊富な題材がありそう。それを現代語訳付きで紹介している。江戸文学再発見は楽しい。


『ポアロのクリスマス』アガサ・クリスティー ハヤカワ文庫
1938年作の作品だから、クリスティーの脂ののった時期の作。
マクベス、クリスマス・キャロルのパロディもあって、「クリスマスにはクリスティー」という名フレーズが全編に漂っている。

次回は歴史というテーマになるそうです。何を持参するのか、考えなくちゃと思いました。

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