祇園祭は、八坂神社の神事で、7/1から7/31まで続きます。その中でも、宵山(よいやま)といわれる前夜祭、生稚児が乗り込む山鉾巡行(やまほこじゅんこう)が有名で、大勢の観光客が訪れます。
毎年、祇園祭に出かけ、巡行を見た後、午後の新幹線で戻っていました。すると、昨年のことです、京都の方から、7/17の夕方、八坂神社で神幸祭が開催されるから、それをぜひ見て帰ってください、と教わりました。
今回は、7/19に兵庫でオペラを見るので、7/17から、さらに二泊、京都に滞在することに決めました。さて、そうはいうものの分からないことだらけです。どこでどのようにして見たらいいのか、見当もつきません。巡行のとき一緒に並んでいた方ともお話しし、警察の方にもお聞きし、ホテルに戻ってからも担当の方に相談しました。どうも八坂神社が出発点だから、そこに向かえばいいと、わかりました。
四条通は、まだ交通規制があって、車が使えません。四条烏丸から、歩いて、八坂神社に向かいます。近づくと道の両側には人がびっしり並んでいます。八坂神社で神事が行なわれ、そのあと、18時から神輿がでるという話でした。
まず、宮本組神宝奉持列、豊園泉正寺榊行列がそれぞれのコースを渡御します。神輿が来ると思っていたのが、神主さんの行列や、馬に乗ったお稚児さんがいて、それはそれで平安絵巻を見ているようです。
やがて、30分ほどすると、遠くから歓声があがり、御神輿の到来です。三基の神輿が氏子の地区を歩く神輿渡御出発式があって、神輿は、四条御旅所(おたびしょ)まで向かいます。三基とは、中御座(三若神輿会)、東御座(四若神輿会)、西御座(錦神輿会)です。詳しいルートはこちら。
神輿は「ほいっと、ほいっと」という掛け声とともに進みます。
中御座(三若神輿会)の神輿
私は、もっと神輿の写真が撮りたいと思い、錦の神輿の後を付いていくことにしました。これが幸いしたのです。三基はそれぞれ別の道順を通りますが,錦の神輿は、四条通から花見小路を南へ向かいます。