水道歴史館は、江戸の暮しを知る一歩だった

江戸が好きという仲間と二三ヶ月に一度、「江戸の町歩き」というイベントを行なっている。土曜日か、日曜日の11時頃集って、江戸に関わる建物、風物、展示などを眺めて歩く。

8月は、東京都水道歴史館と、文京ふるさと歴史館を訪れた。水道歴史館には、江戸の長屋が再現されてあって、広さや奥行きから、庶民の生活を想像することができる。

家康が江戸に入り、まず最初に行なった水の確保、それが神田上水だった。

人口が増加するにつれ、さらに水を確保する必要が生まれた。 1654年(承応3年)、玉川上水の普請が始まった。請け負ったのは、民間人の玉川兄弟である。この頃から、民活が生きていたのだ。

羽村取水堰(はむらしゅすいせき)は、東京都羽村市にある多摩川の堰。玉川上水の取水口(水源)である。ここから、四谷大木戸という江戸の市中まで水を引くことを考えた二人はすばらしいと思う。

水道歴史館では、実際に使われていた木樋や継手の組み方・構造などを見ることができる。これらは、以前にも見たことがあったが、実際にどんな使われ方をしていたのか、詳細なことは知らなかった。

考えてみれば、水は生活の必需品だから、水を知ることは、江戸の暮しを知ることになる。こんなすてきな場所が入場無料、しかも空いている。

開館時間: 午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日: 毎月第4月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日) 年末年始(12月28日~1月4日)
平成26年3月までの休館日:7/22、8/26、9/24、10/28、11/25、12/24、12/28~1/4、1/27、2/24、3/24
入館料: 無料
所在地: 東京都文京区本郷二丁目7番地1号 〒113-0033
連絡先: TEL:03(5802)9040  FAX:03(5802)9041

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