「子育てに必要なことはすべてアニメのパパに教わった」を読みました

現在、オーストラリア、ブリスベンにお住まいの柳沢有紀夫さんの新著、「子育てに必要なことはすべてアニメのパパに教わった」を取り寄せて、一気に読んでしまいました。柳沢さんとは、Facebookを通して、ときどきコメントを入れるネットの知合いです。一度もお会いしたことはないのですが、その人柄に引かれて、著作を読んでみたいと思ったのです。

この本の要旨を一言でいうなら、【子育てを楽しんでやろうね】、ということではないでしょうか。わたしの少し前の時代は、『スポック博士の育児書』がバイブルでした。小児科医の松田 道雄先生の、「私は赤ちゃん」、「私は二歳」、などという本にもお世話になりました。他には、ソニーの井深大さんの「幼稚園では遅すぎる」など。新生児を抱えて、急に熱を出したりして、心の支えになるものが欲しかったのだと思います。

アニメパパ(こういう短縮形をお許しください)に出てくるパパは、よく知っている人だったり、見たことがないアニメだったり、さまざまでした。そんな中、すてきだと思ったのは、第何話に出てくる、こういう話だからと、出典を明らかにしている点。あとからDVDなどを取り寄せて、追体験ができます。

どのパパも基本は、子どもを愛しています。放任のようでも、しっぽや根っこは掴んでいます。愛があるから、厳しさがいじめにならないのですね。それぞれの章の格言のようなものも、簡潔でわかりやすい。これだけをぱらぱらとみてから、章を読み直すのもいいいかも。

うちのアニメ時代に育った娘の旦那さまに進呈しようと思います。彼はもうすぐ二歳になる男の子と日夜格闘中。子育ての教科書にぴったりです。次の作品も期待してしまいますね。

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